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花びらたちが役目を終えてきみへと流れ出す
きみから涙は出ないのに
あしもとには戻らないため息の砂塵がしみ込んで
希望が小さい竜巻のよう わたげのよう
くるりくるりのてーま
空けた球体の ....
あ という間に時だけが経ってゆく
から、寝て起きるのに
生きるのが 駆けてゆく
思うことはたくさんあるのに
からだは痣跡だけをのこし
かさぶたあとはなかなか消え ず
甘ったるくし ....
ちくしょう!
畜生畜生ちくしょう!
と いう波 何度来ただろう
生きていて
どうして人は
他人の不幸やかなしみへ
軽く哀れみの言葉の一つでも投げてみれば
反応次第で
次から ....
つめたいふねの
なかの箱
のなかにゆられ
ながら
じっとかなしみや
寂しさがしずむの
を、待つ
つくりかたも
わすれた
渇きだけ
の風が少しだけふく
上から
スポットライト ....
夜の湿り気が
ぬぐいきれずに
わたしのゆりかご
あなたはそっと
うしろむきで
雨を吸った
風が吹いて
胸に空洞
わたしができることは
ただ、毎日をすごすことだけ?
....
はてない偶然で
おてがみをくれたとき
トライアングルのような音色がむねに
うちつけて反芻した
涼色のびんせんに
えんぴつで
ことばじゃないことばのられつと
はにかみ・かみみ
....
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