ことしの熱
唐草フウ
はてない偶然で
おてがみをくれたとき
トライアングルのような音色がむねに
うちつけて反芻した
涼色のびんせんに
えんぴつで
ことばじゃないことばのられつと
はにかみ・かみみ
ああ わたしは
まだふくらみっぱなしです
ぺしゃんこの奥が
もくもく入道雲
たまにゲリラ豪雨
どうかずっとあなたの胸ポケットに
わたしをおいてください
きどあいらくをずっと
上からひょこっと みていて
はだかんぼうのわたしを
自由詩
ことしの熱
Copyright
唐草フウ
2011-08-11 06:29:18