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骨の回りに肉が付いて、肉の内部に張り巡らせた管を血が巡る
それらを皮膚が袋になって包む
Jr線の駅の構内
自動券売機の上の路線図
を
見上げる度に私は連想してしまう
地下に埋まる水 ....
市営公園の駐車場に停めた車の中、運転席で仮眠までにも至ってもいなかった。意識が散らかってまとまりがついていない。が、疲労感は限界に近づいていて体は熟睡を求めているに違いなかったが、さすがに車の中では眠 ....
彼はアナログの世界に産まれた
自我に目覚めて初めて眠りから冷めた朝のこと
家のなかはがらんとして静まりかえっていた
人は誰もいなくて 気配さえ感じられなかった
まだ幼い彼は泣き出した
....
死ぬくらい
体は酷く疲れていた
のに
神経はやたら昂っていた
午前二時を過ぎていた
市営公園の駐車場に停めた車の運転席で
うつらうつらしていた
明日も仕事だ
工場で働く
....
知らない誰かが亡くなったから
道端の電柱に黒枠のお知らせが貼ってある
そんなの見るたびに
自分の生存をあらためて
認識するんだ
今日の朝食は何を食べたんだっけ
そんなの直ぐに思い出 ....
水に浮かぶから舟なのさ
砂に打ち上げられて
歳月に干からびてしまったら
死骸の類いになっちまうだろ
水に泳ぐから魚なのさ
網に引っかけられて
市場で売られたら
人の胃液で溶か ....
いつか何処かで
人は誰でもその身体を無惨に千切られて
灰にされて
風に飛ばされる
そんな
ご不幸を
御愁傷さまですと
何度も見送ってきた
けれど
いつかはきっと
御愁傷さま ....
若くして世を去れなかった
若くして世を去りたかった
訳でもないけれど
明日の方角が解らなくなった
どうしても
明日の方角を知りたくなった
から
昨日を振り返ってみる
今日の私は途方 ....
今朝は雨
冷たい雨
空には雨雲
予報では終日降るらしい
晴天あれば
雨天もあるさ
なんて言ってられない
午前八時から十七時まで
屋外作業の俺には
雨風雪の類いは直にこ ....
思いでの切れはし集めて並べたよ
ボロボロになった古い写真みたいに
今朝は青い空に白い雲が散らばっていて
実に清々しい気分なんだ
仕事中なんだけどさ
爽やかすぎて
仕事に身が入らない ....
子供と大人の境界線なんて見たことなかったよ
いつの間にか大人になっていたし
この先子供に戻るかもしれないしな
子供って
羽がはえたら空へ飛んでってしまうだろうな
きっと
でもね
大人 ....
朝は一番に鶏が鳴いた
庭の隅の小屋のなかで
戦後十六年か七年の頃だったと思う
私は小学校に上がって間もなかったと思う
山間の辺鄙な場所は
食料品に恵まれていなかった
私は痩せこけて ....
人生楽しいですか
毎日美味しいもの食べてますか
毎日美味しいものばかり食べていたら
その内美味しいものが
何なのかわからなくなってしまいませんか
だからと言って
肥えてしまった ....
愛情
漢字を逆さにしたら
情愛
私には
はっきり言ってよくわからない
性欲とか
性愛とかは
体からわいてくるから実感してるけどさ
愛情
なんて見えないし
触れないし
....
たいがいの人は
生きている為の良好な条件が損なわれてしまうと
生きている事に嫌悪感を覚えてしまう傾向が表れてしまうようだ
もちろん例外はあって
逆境にこそ生きる闘志を燃やして前向きに突き進 ....
あぶない橋を渡りきれば
その先には安全な場所が約束されているのかな
人生の至るところには落とし穴が隠れていて
それを無意識に避けて通り過ぎているのかも
わからない
だけど
急な坂道 ....
たとえ詩が書けなくなっても
たしかに生きていくのには
困らない
だけど詩を書きたいと言う思いは
私の切なる欲求
時に心に石ころが詰まっても
叶えたい欲求
たとえば
公園の花 ....
今は生きている途中だけど
たどり着く先は
イヤと言うほどわかってる
そこが終着点か
再生の為の
始発点かはわからないけれど
今は生きている途中だから
手は汚れるし
自ら汚しても ....
あなたのもとに嫁いだ日に
鳥籠ひとつ持ってきました
ずっとずっと女になってからも
大切に飼っていた鳥だから
これまでに
一度だって逃げようなんてしたことなかったのに
あなたのも ....
美しい言葉を綺麗に並べたら
弓にして
誰かの心に矢を放ちたい
それが誰かがわからない
靄に飲まれて
わからない
美しい言葉を綺麗に並べて
風景画を描きたい
気に入る絵の具が ....
天国へと昇るためのロープが無数に垂れている。
天国は尋常でない高さだから手と足を使ってロープをよじ登るのは至難の業
途中落っこちてしまう霊も続出
落ちたら地上にはそれを待ち受けてる穴が
そ ....
地球はお饅頭
地球外星人がやってきて
その超高度な文明の力で二つに割った
「パパあたしに半分ちょうだい」
分かったあげるよ
だけど娘よ
マグマが垂れるから
やけどしないように
道幅が狭い。車同士の行き違いが不可能。人と二輪車は侵入禁止になってない。
オーナーが道楽でやってるとしか思えないガソリンスタンド。その横から入っていく路の両側にはギリギリまで家々が建ち並んでいた ....
人人人
人ばかりです
人間の社会ですから無理ないです
電車は人でいっぱい
駅のホームも人でごった返し
いい加減うんざりです
駅の階段を人が雪崩のように先を
急ぎます
雪崩に ....
俺が詩人だなんて
周りは誰も気づいてない
極々親しい人にも
それは
極秘だから
極秘親しい人の
優先順位第一位
嫁さんだって知らないから
もし何かの弾みで言ってしまって ....
時間がなくなるって
時間って減っていくんじゃないの
減った分足されていくんじゃないの
俺の考え方変かな
やっぱり変かもな
暗いが段段に掬いとられて
夜が明ける
のかな
....
道端に彼岸花が咲いている
家の近くの細い道に
道端に曼珠沙華が花を咲かせている
家の近くの畑と畑に挟まれながら通り抜けてく農道に
車一台やっと通れる道に
工場の屋根の煙突が
白い煙 ....
何処かの公衆トイレの壁にされた
落書きみたいに
俺の体の中から卑猥な文字が消えないんだ
でも
男だって女だって誰だって
それは自然だろ
それにしても
女は化粧するし
丈 ....
夜中
外がやけに騒がしい
雨が降りやがる
風が追い討ちをかけてくる
ウルサイ
うるさくて眠れねぇ
台風のヤロー
いい加減おとなしくしねぇと
ただじゃおかねぇぞ
さっさとどっか ....
耳を塞いで
音楽を聴いている
心をいっぱいに開かないと
聞こえてこないメロディ
やさしさ
とか
愛しさ
とか
切なさ
とか
刹那さとかが
入り交じって
この胸の奥底から ....
梅昆布茶さんのこたきひろしさんおすすめリスト
(217)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
路線図
-
こたきひ ...
短歌
3
19-12-9
思椎の森で化石になってしまった_散文編
-
こたきひ ...
散文(批評 ...
3
19-12-8
脳内の積み木が崩れていく過程には
-
こたきひ ...
自由詩
5
19-12-8
思椎の森で化石になってしまった
-
こたきひ ...
自由詩
3
19-12-2
公平に分配されない
-
こたきひ ...
自由詩
4
19-11-24
水に浮かぶから舟なのさ
-
こたきひ ...
自由詩
2
19-11-24
よみがえります
-
こたきひ ...
自由詩
5
19-11-20
若くして世を去れなかった
-
こたきひ ...
自由詩
4
19-11-17
今朝は雨
-
こたきひ ...
短歌
2+
19-11-11
記憶のぼろ切れ
-
こたきひ ...
自由詩
6
19-11-9
子供と大人の境界線なんて
-
こたきひ ...
自由詩
2
19-11-9
鶏だって
-
こたきひ ...
自由詩
6
19-11-3
人生楽しいですか
-
こたきひ ...
自由詩
4
19-11-3
愛してるとか愛されてるとか愛し合ってるとか、面倒臭く感じる時 ...
-
こたきひ ...
自由詩
7
19-11-1
人はたいがい
-
こたきひ ...
自由詩
6
19-10-28
あぶない橋を渡ると
-
こたきひ ...
自由詩
4
19-10-26
たとえ詩が書けなくなっても
-
こたきひ ...
自由詩
10
19-10-26
生きている途中だから
-
こたきひ ...
自由詩
5
19-10-25
籠のなかの鳥
-
こたきひ ...
自由詩
5
19-10-20
美しい言葉を
-
こたきひ ...
自由詩
5
19-10-20
天国へと
-
こたきひ ...
自由詩
3
19-10-19
地球外星人がやってきて
-
こたきひ ...
自由詩
6
19-10-18
楽園の反対側
-
こたきひ ...
自由詩
1
19-10-15
疲れたり干からびたりしてしまいました
-
こたきひ ...
自由詩
6
19-10-13
馬鹿みたいだな
-
こたきひ ...
自由詩
3
19-10-12
時間がなくなるって
-
こたきひ ...
自由詩
4
19-10-11
ぜんぜん面白くない
-
こたきひ ...
自由詩
10
19-10-3
何処かの公衆トイレ
-
こたきひ ...
自由詩
7
19-9-14
台風が許せない
-
こたきひ ...
自由詩
7
19-9-9
耳を塞いで
-
こたきひ ...
自由詩
5
19-9-4
1
2
3
4
5
6
7
8
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