残暑
瑞海



夏の終わり
夢の終わり

花火が散るのを見届けたら
一人誰かいなくなった

誰かわからないことで
傷ついて 穴が空く

今私に降りかかる
呪縛とか 幸せとか
全部 全部
取り払って

海に捨ててしまえ
火花とセーラー服と一緒に


埠頭の先から

脱いで

走って

飛んで

墜ちて



自由詩 残暑 Copyright 瑞海 2014-09-14 22:29:56
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