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amazonの巨大倉庫内の片隅に、とある原石が眠っているのさ。
在庫は一点、入荷予定は無し、誰にも発掘されぬ、君は何と美しい。
実家の方角から、炊き込みご飯の炊ける薫りのしたような。
晩秋の寂しそうな母の背が、硬い根菜を刻んでいたような。
5分、うたた寝、あと5分、うたたた寝、もう5分、うたたたた寝。
もういっそのこと、あと5年くらい、うたたた・・・・・たたた寝。
今日という日は、今日っぽい日なだけで、決して今日ではないよ。
今日なんてどこにも無いんだし、今日は君の好きなようにやりなよ。
見上げた冬の夜空に図星が一つ輝いている。
あの星だけが、僕の小さな悪事を見抜いている。
身から出たサビにAメロとBメロをつけた。
とても醜い歌だけど、とても僕らしい歌です。
君のほっぺた、むにむに、君の太もも、むにむに。
君のむにむに、君だけのむにむに、唯一無二無二。
4Gが5Gになると何がどうなると思う?
君んちのゴキブリが1匹増えるだけだよ!
お寿司のネタは常にネタバレをしている。
シャリの上にて堂々とネタバレをしている。
駄々をこねて発酵させてオーブンで焼いて食べた。
君は呆れて家を出ていったから、一人で黙々と食べた。
10分前に着くつもりが10億光年前に着いちゃった。
可愛い君との待ち合わせに、僕は時空を超えちゃった。
僕の経営するさみしがり屋は年中無休だよ。
店先にちょこんと座り、君が来るのを待ってるよ。
ドアスコープから外を覗くと、そこには未来。
だとすれば部屋を振り向くと、そこには過去。
鼻がピーピーとうるさいので息を止めて一回死んでみた。
今度は心の声が生き返りたいとうるさいので仕方なく蘇った。
夢中になれる何か一つ、見つかるといいね。
どん兵衛にお湯を注いだことも忘れる程のね。
背広を脱いだ父の背中は思いのほか小さく薄かった。
広大な海ではなく、本当は庭先の水溜まりほどだった。
昔からコッペパン食べるとコペンハーゲン行きたくなる。
小4の秋、昼休みに裏門から脱走したのも、きっとそのせい。
僕のため息、偏西風にのって、飛んでいく。
憂鬱な窒素のかたまり、いとも簡単に渡米する。
人差し指の指紋、混み合う等圧線、嵐の予感。
絶対に押しちゃいけないスイッチ、押してしまえ。
秋の山中に巨大なプレーンオムレツあらわる。
黄金のイチョウの木々、楓はケチャップソースなり。
知らないうちに僕も大人になっていた。
絵柄を見ずにコアラのマーチを食べていた。
グラウンドの白線、きっと来世は飛行機雲。
白線引いた体育の先生、きっと来世はパイロット。
喉に喉仏が詰まって青年は言葉に詰まる。
そんな鬱屈した季節にて青年は心の詩人となる。
食パンの耳に独り言を聞かれてしまった。
どうしよう、はずかしい、あああー、ぱくっ。
買った古本に挟まっていた褪せたレシート。
97―8―3、1:28PM、遠い夏のかけら。
君のあくびを僕にうつしてください。
その可愛いウイルスに感染したいのです。
きみのてをさんのクーヘンさんおすすめリスト
(26)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
原石
-
クーヘン
自由詩
6*
20-11-5
炊き込みご飯
-
クーヘン
自由詩
12*
20-11-1
うたた寝
-
クーヘン
自由詩
1*
20-3-8
今日
-
クーヘン
自由詩
8*
20-3-4
図星
-
クーヘン
自由詩
11*
20-2-29
サビ
-
クーヘン
自由詩
5*
20-2-19
むにむに
-
クーヘン
自由詩
8*
20-2-2
G
-
クーヘン
自由詩
4*
20-1-25
ネタバレ
-
クーヘン
自由詩
8*
20-1-21
駄々
-
クーヘン
自由詩
5*
20-1-13
ちゃった
-
クーヘン
自由詩
4+*
20-1-11
さみしがり屋
-
クーヘン
自由詩
12*
19-12-29
そこには
-
クーヘン
自由詩
3*
19-12-16
うるさいので
-
クーヘン
自由詩
6*
19-11-30
どん兵衛
-
クーヘン
自由詩
3*
19-11-29
背広
-
クーヘン
自由詩
3*
19-11-28
コッペパン
-
クーヘン
自由詩
4*
19-11-25
渡米
-
クーヘン
自由詩
3+*
19-11-22
等圧線
-
クーヘン
自由詩
8*
19-11-16
オムレツ
-
クーヘン
自由詩
5*
19-11-11
コアラ
-
クーヘン
自由詩
10*
19-11-5
来世
-
クーヘン
自由詩
4*
19-11-3
青年
-
クーヘン
自由詩
4*
19-10-30
ぱくっ
-
クーヘン
自由詩
9*
19-10-29
かけら
-
クーヘン
自由詩
10*
19-10-26
あくび
-
クーヘン
自由詩
8*
19-10-25
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