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一つ銀河を買った
安かった
お値打ちだよと町の骨董屋が言った
どのへんのですかと尋ねたら
古いのだからずっと遠くのらしいねと答えた
持って帰って
包みをほどいて中を覗くと
赤い惑星に
 ....
穂のゆれる
夕方まえ
ゆれてるね といい、
すわったまま
夜をむかえる

つめたい月をちぎっては
たべ、
いくつかの
物語で暖をとり
ちらばった行間をたばねて
舟を編んだ ....
amazonの巨大倉庫内の片隅に、とある原石が眠っているのさ。
在庫は一点、入荷予定は無し、誰にも発掘されぬ、君は何と美しい。
実家の方角から、炊き込みご飯の炊ける薫りのしたような。
晩秋の寂しそうな母の背が、硬い根菜を刻んでいたような。
5分、うたた寝、あと5分、うたたた寝、もう5分、うたたたた寝。
もういっそのこと、あと5年くらい、うたたた・・・・・たたた寝。
今日という日は、今日っぽい日なだけで、決して今日ではないよ。
今日なんてどこにも無いんだし、今日は君の好きなようにやりなよ。
わたしたちは 忘れてしまった
どんな手も
水を産むことはできない

湛えた夢が 溢れながら
事象を繋いでいく それが
現実でないことに
どれほどの意味があるだろう

裏返り 反転 ....
見上げた冬の夜空に図星が一つ輝いている。
あの星だけが、僕の小さな悪事を見抜いている。
雨がふりだして
猫の恋も濡れる
傘はどんどん縮んでしまう

ウイルスが街を呑み
国境はふかくなる
社会と生活をかける天秤の
0の目盛りはなくなって

僕たちは星をたべ
想い ....
身から出たサビにAメロとBメロをつけた。
とても醜い歌だけど、とても僕らしい歌です。
君のほっぺた、むにむに、君の太もも、むにむに。
君のむにむに、君だけのむにむに、唯一無二無二。
4Gが5Gになると何がどうなると思う?
君んちのゴキブリが1匹増えるだけだよ!
パンはもうすぐ焼けると思う
夜が来たり
雨が降ったりする
人間の気持ちを傷つけたくて仕方がないときがあり
着替えて
街を廻る

そんなふうに
蓋をして
砂みたいになっていく
 ....
お寿司のネタは常にネタバレをしている。
シャリの上にて堂々とネタバレをしている。
駄々をこねて発酵させてオーブンで焼いて食べた。
君は呆れて家を出ていったから、一人で黙々と食べた。
10分前に着くつもりが10億光年前に着いちゃった。
可愛い君との待ち合わせに、僕は時空を超えちゃった。
もっとたいせつな
丸いこころがあると
しっているけれど

そんな玉ねぎみたいな
ひとを泣かせることばを
なんどもきかされると

全てをおわらせても
ないふでそのかわを
むきたくなる ....
僕の経営するさみしがり屋は年中無休だよ。
店先にちょこんと座り、君が来るのを待ってるよ。
ドアスコープから外を覗くと、そこには未来。
だとすれば部屋を振り向くと、そこには過去。
くまは瀕死だった
ぐるりを人間たちにかこまれて、
路上で、濡れて

だいじょうぶですよ
とくまは言おうとした
ひとりで死ぬから、だいじょうぶです

「殺せ」
とだれかが言った ....
鼻がピーピーとうるさいので息を止めて一回死んでみた。
今度は心の声が生き返りたいとうるさいので仕方なく蘇った。
夢中になれる何か一つ、見つかるといいね。
どん兵衛にお湯を注いだことも忘れる程のね。
背広を脱いだ父の背中は思いのほか小さく薄かった。
広大な海ではなく、本当は庭先の水溜まりほどだった。
昔からコッペパン食べるとコペンハーゲン行きたくなる。
小4の秋、昼休みに裏門から脱走したのも、きっとそのせい。
僕のため息、偏西風にのって、飛んでいく。
憂鬱な窒素のかたまり、いとも簡単に渡米する。
旅は
どこまでもいつまでも
途中でした

いく先々で
四苦八苦が犇めいていました
喜怒哀楽も有りました

旅は途中でした
風光明媚は見当たらなくて
路上には
残酷や悲惨が転がって ....
人差し指の指紋、混み合う等圧線、嵐の予感。
絶対に押しちゃいけないスイッチ、押してしまえ。
爪から
ほそい光がでるようになってしまった
愛されすぎですね

医者が言った
でもだれに?
という問いには答えずに

気をつけてください
光のぶんだけ
影がたまっていきますか ....
秋の山中に巨大なプレーンオムレツあらわる。
黄金のイチョウの木々、楓はケチャップソースなり。
こころの本当を覗いている
そこに何が存在しているのか

ただ飽和している
そんな感覚
それも定かではない

大切なものは命であり
これからどこまで生きるのか
わからない

何故だ ....
きみのてをさんの自由詩おすすめリスト(57)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
銀河を買う- 道草次郎自由詩1420-11-12
川辺- はるな自由詩1720-11-6
原石- クーヘン自由詩6*20-11-5
炊き込みご飯- クーヘン自由詩12*20-11-1
うたた寝- クーヘン自由詩1*20-3-8
今日- クーヘン自由詩8*20-3-4
水を産む- はるな自由詩820-3-3
図星- クーヘン自由詩11*20-2-29
かんたんにきえていく- はるな自由詩420-2-25
サビ- クーヘン自由詩5*20-2-19
むにむに- クーヘン自由詩8*20-2-2
- クーヘン自由詩4*20-1-25
光りはじめる- はるな自由詩15+20-1-25
ネタバレ- クーヘン自由詩8*20-1-21
駄々- クーヘン自由詩5*20-1-13
ちゃった- クーヘン自由詩4+*20-1-11
いき- 立見春香自由詩1120-1-8
さみしがり屋- クーヘン自由詩12*19-12-29
そこには- クーヘン自由詩3*19-12-16
くまは瀕死- はるな自由詩6+19-12-5
うるさいので- クーヘン自由詩6*19-11-30
どん兵衛- クーヘン自由詩3*19-11-29
背広- クーヘン自由詩3*19-11-28
コッペパン- クーヘン自由詩4*19-11-25
渡米- クーヘン自由詩3+*19-11-22
呼吸- こたきひ ...自由詩519-11-22
等圧線- クーヘン自由詩8*19-11-16
愛される- はるな自由詩1319-11-12
オムレツ- クーヘン自由詩5*19-11-11
何のために- あおいみ ...自由詩719-11-9

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