大丈夫だよ
もう、怖がらないで。

今夜は月もきれいだし
海も静かだから

まだ ときどき地面は揺れるけど
ほんのちょっと 地球が呼吸しているだけだから
この前みたいに いきなり機嫌を ....
虹の裏には
雨雲があり

雲の裏には
空があり

空の裏には
宇宙がある

その先は知らない


昨日の表には
今日があり

今日の表には
明日がある

その先は知 ....
つばめはこんなに
力強く鳴くんだっけか
君はこれはきこえるのかと問う
返事もせずにいた私

小さな小さなからだのつばめ
遠い場所からきたつばめ
おまえに今がわかるのか
もっと小声で鳴け ....
眠りによりそう
咲きおくれた百合の白い想い
写真のなかにおさまったあなたは、
昔見せた笑顔のままで
私をみつめる


じゅうぶんに苦しんだのですから
もう休んでもよいのです
生き ....
あなたの悲しみをわたしに少しわけてください
あなたの苦しみをわたしに少しわけてください
自分のことでいっぱいいっぱいだったわたしが
皮肉にも悲しい出来事で自分の生の意味を考えました

この世 ....
ゆっくりと寛ぐ
夕食後
時間がまったり
流れる

ジャズの音
エレキ
ブランデー飲んで
楽しく

笑って
泣いて
怒って
忙しい
老人は空を見上げて言った

こんな時でも 地球は回る
こんな時でも 朝日は昇る
こんな時でも 鳥達は飛ぶ


偉い人は虚な目で言った

こんな時には 空気を読んで周りとの協調を忘れず ....
しんさいご
しばらくみなかったひとが
かえってきていた

しんさいまえと
かわらず
もうふいちまいで
えきまえでねていた

ひびわれた
ろじょうで
わらうしかなかった ....
いろいろなものを
誰よりも多く掴もうとして
硬くなってしまった
てのひらの
欲張りな力を
少しずつ緩めてみよう

うっかり掴み損ねたものは
そのまま放っておけばいい
本当に必要な ....
たった一つの言葉が言いたくて
書き始めた詩が
僕の手を離れて宙に浮かぶ

こんな筈では無かったと
何回も書き足して
つなぎ止めようとしたが
ますます詩は僕の部屋中に拡散し
言いたかった ....
そざつな草むら駆けだしている

雨の窓辺にピアノをたたいている

薄曇りの鏡にあたしがうつっている


夕べは花芯をそよいだゆび

朝には枕にもたれているの

肉の夢をむさぼりみ ....
たとえばだれかのこうふくが
だれかのふこうのうえにあるとしたら
それはかなしいことかもしれません

そのかなしみがまた
だれかのよろこびのかてになっていたら
とてもふくざつすぎてもう
た ....
どこにも安定点は
存在しない。
いつも不安定な所に
存在する。

それが生物と言うもの
満足をしたら終わりだ
常に進化し続ける。
環境形成作用を活かす。

悲しみよさようなら
楽 ....
滅茶苦茶の中の
規則性
複雑の中の
単純さ

狂人の中の
天才
芸術の中の
気持

瞬間に生きる
気持を高ぶらせ
そこに死を見出す
高速なリズムの中
君は
ひとつぶ

哀しみを
螺旋構造に宿したまま
この世に零れ落ちてしまった
ひとつぶ

君は
ひとつぶ

喜びの
光にくすぐられて発芽し
言の葉の二葉を広げてしまった
ひ ....
 
愛ってやつは

○だったり□だったり、ときに△だったり

そんなもんだろ、なぁ



 
再び歩き始めるんだ
膝を抱えてうずくまった場所から
行き先なんて確かめなくていい
立ち止まった自分を責めなくていい

pauseを解除するんだ
内なる声が途切れた位置で
イン ....
サハラ砂漠に
たまごが一つ。
砂に埋もれて
蒸し焼きになる。

ガンジス川に
たまごが一つ。
僧侶の足に
踏まれて割れる。

冷蔵庫の中に
たまごが一つ。
中身は既に
くさっ ....
やあ!久しぶり!!
いつ以来かな?5年ぶり?とか??
アナタがATMキャッシュディスペンサーから
恥ずかしそうに出てくるのを見てしまって
思わず、僕も目をそらしたよ!

家を出た ....
恋の記憶は
男は『名前を付けて保存』
女は『上書き保存』
そういって殿方は
女は薄情だと責められるけど

上書きして消してしまわないと
活きてはいけないほど
あなたを全てで愛した故なの ....
むすこをからかってたら
つきとばされた

もくせいのあたりでふんばって
ちきゅうにもどった

まだうちゅうりょこうに
たびだつわけにはいかなかった

それでもちじくはかた ....
 仏間に坐って
 うなだれ
 首を
 さしだしていたことがある


 白刃の前に


 ながれる水音に
 耳を澄ませていたことがある


 客観的なまでに静まった ....
ギザギザの
気温の折れ線グラフの
端がほつれて
光の縦糸が
眠たそうな家並に
垂れ下がる

カチカチに
凝り固まった表情筋の
端がほつれて
微笑の横糸が
路地裏の野良猫を
追い ....
うかれているしかなかったのだ

さびしかった

信じられないくらいの

さびしい状況にいたのだった

いちかばちかのような気持ちだった

だから

うかれているしかなかったのだ ....
朝露が滴る蜘蛛の巣に
不思議な世界が見えたような気がして
顔を覗かせると君が居た気がした

「会いたい」と声を出すと
美しい蜘蛛の巣が僕の声を
一文字一文字絡め捕り
現実の世界に言葉 ....
暗さも引き連れた
仄かに蒼い空

微睡みの中
思考と景色の温度が一致する

足先から砂になり
蒼い風に流される


午前4時
私はそっと
景色に溶ける
星をよけて歩きたい
君の疲れをとるために
夜風もそろそろあたたかくなりました

自分のカラダを
抱くために回す腕
融けだしそうな暗闇に
負けないよに抱きしめる

意味探し
ぬくもり ....
たましいのかけらになったって

いつもいつまでもいまも

あなたのそばにいる

ふあんもかなしみもない

ハッピーエンドに

ふたりしてかならずゆけるから


十年まえ

 ....
ふと真夜中に鏡をのぞきこんだ。

眉間のしわは、わたしはそう思わないの勲章かな。

右にはずし、左へはずれて、ごろんごろん。

蛭にひるを吸われて夜を生きたしるしの肌はエノキダケみたいよれよれ白く ....
頼むから悪魔にだけは
魂を売らないで欲しい。
多くの人が不幸になるから
多くの命が粗末にされるから

地上の楽園をつくろうよ
誘惑を振り切り
タバコを止めよう
お酒を止めよう

快 ....
涼深さんのおすすめリスト(156)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
アカツキの詩- 結城 希自由詩111-4-4
虹の裏には- 小原あき自由詩8*11-4-3
つばめ- 朧月自由詩311-4-3
陽だまりに- 月乃助自由詩21*11-4-2
祈り- ミスフラ ...自由詩4*11-4-2
タバコ片手に- ペポパン ...自由詩5*11-4-1
【こんな時】- つむじま ...自由詩6*11-4-1
シンボル- 小川 葉自由詩711-3-31
てのひら- nonya自由詩17*11-3-29
詩作を続けるために- ……とあ ...自由詩15*11-3-29
滴るゆびさき- 吉岡ペペ ...自由詩911-3-29
「すべてがつりあいのなかで」- ベンジャ ...自由詩311-3-25
安定点- ペポパン ...自由詩5*11-3-25
生と死- ペポパン ...自由詩3*11-3-25
ひとつぶ- nonya自由詩14*11-3-21
愛ってやつは- 殿上 童自由詩16*11-3-20
再出発進行- nonya自由詩8*11-3-19
たまごが一つ- 亜樹自由詩1111-3-1
2,000円札- subaru★自由詩8*11-3-1
記“憶”形式- 相差 遠 ...自由詩6*11-3-1
宇宙の地軸- 小川 葉自由詩611-3-1
タタミのうえの椿ふたつ- 石川敬大自由詩23*11-2-28
ほつれる- nonya自由詩22+*11-2-27
さびしかった- 吉岡ペペ ...自由詩1611-2-27
蜘蛛の糸- 影法師自由詩411-2-25
午前4時。- 蒼井真柚自由詩9*11-2-25
春待ちの夜- 朧月自由詩211-2-23
2月22日午前2時22分22秒- 吉岡ペペ ...自由詩811-2-22
かおの履歴- 阿ト理恵自由詩9*11-2-21
Don't_touch_me!- ペポパン ...自由詩8*11-2-21

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