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神は、にんじんを創り
にんげんは きんぴらを造る
そう かみさんとして、あまじょっぱく 造るはずだった
ところが にんじんの花が咲いてしまった
うっかり収穫時期を のがしたのだね  ....
ぼくら人間のこの不完全さはなんだろう

この不完全さを有したロボットこそが

完全なるロボットと呼ばれるという皮肉


ロボットは人がつくったのだ

神がつくった訳ではないのだ


ぼくら人間のこの不 ....
今日の雄物川河口は、
ふだん海ではないところも海になっていて、
早々に退散してきました。

海はとても情熱的な生き物だ。

昨日は愛していると言っていたのに、
今日は殺してやると言っている。
【 流石の沢蟹】


沢蟹は、歩く
沢を 歩く
さわさわとした沢を歩く

沢蟹も 花見をする
タンポポの花が 咲いている
その花弁を
器用に 切り取り
 ....
あの日 手を繋いで春を泳いだ私たちは
いつまでも約束すら出来ないくせに
ただ温泉に浮かんだはっさくを投げ合い
子どもで居たいと我儘を云った

妻になる未来も
母になる未来も
想像できないほど遠いのに
 ....
雪は白い

けれどこいつのほうが白い

ひとに言いたくなるくらい白い

春の街角にこいつが現れると

指さしたくなるくらい白い

白い花が咲くまえ

こいつがどんなだったかは

たぶん誰も知らない

 ....
胸を、はる




待ちに待った春に、咲くのは
リニューアルではなく 
ニュー リアル

満身に光を受け 白妙沙織
光源氏は 桜襲(さくらがさね)を纏ったという
透 ....
どんな悪事も輪郭はひかりだ

どんな不幸も輪郭はひかりだ

ピアノ

ソプラノ

バイオリン

合唱

どんな悪事も輪郭はひかりだ

どんな不幸も輪郭はひかりだ
新月 


  新月の夜 一つの石を 拾い上げる 
  波打ち際にいる者は他に誰もいない
  静かに拾い上げると遠い星の
  みたことのない惑星の記憶が めくるめく
  展開し ....
何が大切なのか

どうせ技術的なもんだいなんだ

ロープウェイが孤独だ

秋の山道から海を見にゆく

曇天にバンドネオンが鳴る


善心、前進、大往生!

過酷な生活、だれが決めた?

踏切、横断歩道 ....
こんなに木に光をまとわせたらいけないよ

ツリーに光を飾るのは

大きな木のしたから星空を見つめる

そのものまねなんだから

もうすこし減らしたほうが

星空を見つめているような気になれるから

こ ....
中国が

その歴史が

対岸が

憧れや不思議であった頃

文明がくすんで霞む

学びの対象だった頃

ぼくらの国を脅かすこともなかった


夜が明けるようにめくられた

精神かどこかで感じていた

 ....
イエス様
僕からの声だけ
聞いてるのずるい
イエス様
あなたの声が
聞こえない僕にも

夕焼けのイエス様

イエス様
声をください
気づきませんか
あなたにすべて
お任せします
してます

イエス様
 ....
ビニール袋で
猫を作った
5歳のきよ君が
モミジの手をつけた
顔があるけど
透明
落ち着きのない子猫
風が吹くたびに
出窓から飛び降りてる
あかい
甘い
すっぱい

でも耳がある

かわいい
ニャーオ
ゴロゴロ

でも
美味しそう

ねこ
食べちゃった
約束の日の天気予報は雨。
神様、お願い。
雨、雪に変われ!
缶蹴の缶残されて暮早し 世の中の 大抵の不幸は知らないことから 始まる。
誰かの携帯の音かと思えたが違うようだ。着信は無い
すずむしの声だったようだ

山深くにある この集落の中心には 無数のシデの木が群生している
 ....
【たまきはる】


珠さんが きはりましたのや
珠のような肌のお方でしてな
おおけな光の珠のようでしたな
魂というものに あたたかみというのが
あるのでしたら きっと夕日のよう ....
くすっ
と いたずらに笑う
秋が好き
そらが ぬけて
やまが 切り取られたかのように くっきり 
やまぎわの空はしろく 天頂は限りがない

あきいろの あかねは
だ円のつぶらな目で ぬけたそらをみている

なんて  ....
上座のない、円卓で話したいね

ぶっきらぼうや
口さがないのに頂いてしまっても

下座もない、円卓で話したいね

ひとつ意見をしただけで
100の説教を喰らわされたのだとしても

おどおどしながら ....
【あたらしい一日】

ところで
どこともなく金木犀の香りがして
新しい季節の梢で すずむしが
昨日より すこしスローな音色の 今日を謳う

ところてんしきに
としごろてきに ....
わたしはピアノなのだろうか
誰かが
わたしの蓋が開けたら 喜ぶだろう日に
開け放たれたの

なのに あなたったら こころが ふらっとにのっちゃって
わたしをメゾピアノにもさせないで
わた ....
自由にのびのびと泳がせてくれる人と
長続きするのだなと今さら知る

海水魚を飼っていた時
気遣って水槽掃除をしてくれた夫が
水温センサーを水に戻さなかったので
海水魚たちはみんな煮えました ....
【わすれがたみ】
ある夏の日
百合の花柱を
みつけました
薄紅に透ける花弁には
まっすぐな いのちの
いとなみが ありました
それは
ふと おもいだしたくなる
この夏の わすれがたみ ....
向日葵の前で大きく背伸びする 吹き渡るのは九月の
上風を食む草いきれの歌
輝きのなかの
沈黙よりもお喋りな
聞き流し
自転車は立ち止まり
カレーパンを頬張り
文庫本を繰って
雨上がりにはきっと
昨日よりも青く
午後をもっと愛 ....
最近
中二の娘が笑わない
あまりにも無愛想なので
お前最近目付きがゴジラに似てきたな

言ったら
本当にゴジラみたいな目で睨んできた

あまりにも怖かったので
さっさと自室に逃げた

翌日
静岡に帰 ....
おみ足で、探る新鮮な立ち位置
なまあ詩人の

なは、縄張りしらず
まは、マイペース
あは、明るい挨拶あはあはあは
しずかに咲いてる朝の散歩の

すみれの花
イナエさんの携帯写真+詩おすすめリスト(40)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
【仏】南無きんぴら菩薩- るるりら携帯写真+ ...7*15-5-29
完全なるロボット- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...115-5-24
- 小川 葉携帯写真+ ...715-5-7
流石の沢蟹- るるりら携帯写真+ ...21*15-4-13
ごっこ遊び- 瑠音携帯写真+ ...215-4-13
白い花が咲くまえ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...315-3-29
【蘇】胸を、はる- るるりら携帯写真+ ...715-3-26
輪郭- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...115-3-18
つきのない日に- るるりら携帯写真+ ...9*15-3-12
曇天のバンドネオン- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...315-1-4
それがハレルヤ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...315-1-1
大黄河- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...214-12-30
夕焼けのイエス様- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...214-12-27
ふくろねこ- Lucy携帯写真+ ...11*14-12-2
ねこいちご- Lucy携帯写真+ ...8*14-12-2
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暮早し- chiharu携帯写真+ ...4+*14-11-14
【刀】かただかな鼻- るるりら携帯写真+ ...9*14-11-13
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