すべてのおすすめ
じぶんのことだけいちばんに考えているのに

じぶんのことを忘れていたいだなんて

じぶんのことなんて他人のことなんだ

きっとたぶんじぶんなんて他人なんだ

いちばんに考えているのは他 ....
さよなら

いままでの自分

こんにちは

これからの自分

さよなら

いままでの関係

こんにちは

さよならの関係


頬にあたる風に

無名のひとの息が偲 ....
ひきつりそうな溜め息のありかは

ぼくのなかに巣食う緊張だった

四ッ谷までを電車に揺られて

ほとんど覚えていない道程をたどる

焼きそばと皿わんたんとペリエを頼む

ここにも人 ....
熊本が揺れる

熊がひとを襲い

銃がマイノリティを殺す

しかしそれは事象の全側面だろうか

見えないなにかが

チルチルミチルの青い鳥のような

見えないだけですぐそばにあ ....
世界は何も変わらないけれど

身ひとつ傷つけていよう

そこにしかもう立てないから


開き直る生き物たちを

そのまま受け入れる

それはつらいことだ

我慢ならないことだ ....
まるでテロリストの発想

保育園落ちた、日本死ね

それに乗っかる新聞記者

まるでテロリストの発想

おれビンボー、西側死ね


どこへ行こうか

ふらふらしてる

悲 ....
手塚治虫が死んだ歳まであと十四年だ

一日十八時間起きてるとして

十八時間×三百六十五日×十四年

まだ九万二千時間もあるじゃあないか


これからの人生でいちばん大切なこととは
 ....
あのときたしかに荒野に吹く風の音

爆心地にはアスファルトとコンクリートとガラスや金属、LED、わざとらしい街路樹

光の船だ

打楽器が跳ねている

噂話が沈む

タイヤが滑る
 ....
孤独がコトリと音たてて

薄いオリオン座拝みます

恨みもせず

妬きもせず

孤独がコトリと音たてて

街が滲んで見えるのです

避けもせず

罵りもせず

孤独がコ ....
天気予報が

明日から寒くなると

今年5回目くらいのはったりをかます

もうオオカミ少年みたいになっている

日曜日のお昼どき

町の中華料理屋にはいると和田アキ子が

なに ....
デジタルに深呼吸して

目には見えない空を

本能でちょっとのぞいたら

そう、恋をきめたら

大丈夫をふるまうんだ

逃げないで

体幹で

ゆびさきで

忍者みたい ....
月がふくらむ

まってる間に

青いまどべに

光ってばかり

雲がわれてる


かなしい足音

駅の路

つっと立って

揺れる

振り向いてよ


月が ....
草ぼうぼうが美しい

荒れ放題の草むらは公園だった

ベンチに座ると膝まで草に隠れる

ゴミが見当たらない

草に隠れているのだろう

遊具に涼やかな日が当たる

ぼくはそこで ....
いくつもの川が

ひとつの海にそそぐ

ぼくたちは

いくつもの川のようなものだ

ひとつの海にそそぐのだ

そこは罪

そこは花

罪はつぐなわれる

花はかれてしま ....
貧しさってどんなこと?

夜、お母さんがいないこと?

お金がないような気がすること?

否定のことばでしか繋ぎとめることが出来ないこと?

砂漠の砂を数えるようなことをめんどくさがる ....
いちめんの焼け野はらが

いちめんのべたっとした緑に

地球岩の変遷だ

ぼくらの永遠は

宇宙からみれば瞬きなだけだ

時間が0ではないだけだ


人のために祈る

中 ....
嵐の夜に暗殺団が来る

飛び立つまえの雀の親子を狙うカラスのように

ネズミのように忍び込み寝てる間を襲うのはダメだ

殺るなら堂々と嵐の夜にだ


ノーモア・ヒロシマ!

ワン ....
言葉のたりない夕ぐれは

悲しみばかりが増すようで

いのりが言葉にのらないんだ

あたらしい朝でも来れば

疲れはとれて涙はかわいて

たぶん大切なこと思い出すよ


駐輪 ....
ガンジスをゆくものはすべてガンジスの速度をつたってゆくのだ

ひかりはかげだしかげはひかりだあるはないだしないはあるだ

両手からあふれるガンジスに詩の本を読みながらつかっている

石のう ....
ぼくら人間のこの不完全さはなんだろう

この不完全さを有したロボットこそが

完全なるロボットと呼ばれるという皮肉


ロボットは人がつくったのだ

神がつくった訳ではないのだ


ぼくら人間のこの不 ....
カアって

緑いろのプール

いじめのない教室

連れ込まれる生徒

カンニングの阻止

サイコパスな日常

カラスが見つめる

危ないからここは

最悪だなあって
 ....
日暈だらけ虹だらけ

山体膨張マグマ溜まり

あの子はあの娘に迎えられ

あの娘の旦那とお家に帰る

ああ絵に描いたような

くそつまらない日常


嫉妬とは

じぶんも ....
なみだおちる

五線譜のうえ

なみだおちる

ティアドロップス・オン・マイ・ギター


大学の実験室ピンク溢れる

緑の服はどこ肩紐がおちる

お洒落をして今夜くらいは
 ....
誰とも喋りたくないとき

メールは便利だ

日々を繕うことが出来るから

喋ってしまって

交感神経優位にならないですむから

活動・緊張・ストレスこそが

生きてる証拠みたい ....
蛍光灯に照らされた

知らない空き地がとても静かだ

行き過ぎる車窓から

ジオラマみたいな町を見つめる

ひとびとの明かりのなかに

わたしは幸福っていう二文字を見つめる

 ....
夏のもやだ

出会った夜

思い出のよう

長い髪にも

月を探すよ


一夜かぎり

夢がさめても

昔の華やかな

カーニバル


夏のもやだ

出会っ ....
地方都市の春が好きだ

雑駁な緑たちが

蔓延ってゆくさまが好きだ

世界が桜の花から解放されて

自由な死体のように日を浴びている

だだっ広い街道に地元の店舗

低い建物が ....
眠れなかった

死んでしまうような気がして

眠るどころではなかった

ぼくは安直に薬を探し飲み込んだ

ホメオタシスを待てなかったのだ


バランスなんてあってなきが如くのもの ....
雪は白い

けれどこいつのほうが白い

ひとに言いたくなるくらい白い

春の街角にこいつが現れると

指さしたくなるくらい白い

白い花が咲くまえ

こいつがどんなだったかは

たぶん誰も知らない

 ....
どんな悪事も輪郭はひかりだ

どんな不幸も輪郭はひかりだ

ピアノ

ソプラノ

バイオリン

合唱

どんな悪事も輪郭はひかりだ

どんな不幸も輪郭はひかりだ
イナエさんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(53)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
菊花開- 吉岡ペペ ...自由詩116-10-15
さよなら- 吉岡ペペ ...自由詩116-7-11
ここにもたくさん- 吉岡ペペ ...自由詩416-6-27
パラレルワールドではいま- 吉岡ペペ ...自由詩116-6-16
開き直る生き物たちを- 吉岡ペペ ...自由詩316-6-4
猫でもかぶるか- 吉岡ペペ ...自由詩416-4-1
手塚治虫まで- 吉岡ペペ ...自由詩1016-2-28
爆心地- 吉岡ペペ ...自由詩616-1-6
滲む街- 吉岡ペペ ...自由詩1516-1-4
来る死を間近に- 吉岡ペペ ...自由詩1215-12-27
だれにもできない、霊呼吸っ!- 吉岡ペペ ...自由詩515-10-4
振り向いてよ- 吉岡ペペ ...自由詩515-9-28
公園- 吉岡ペペ ...自由詩615-9-5
Many_Rivers,_One_Ocean.- 吉岡ペペ ...自由詩915-8-24
かたいつぼみ- 吉岡ペペ ...自由詩715-8-22
ぼくらの永遠は- 吉岡ペペ ...自由詩415-8-18
嵐の夜の暗殺団- 吉岡ペペ ...自由詩315-6-19
大切なこと- 吉岡ペペ ...自由詩815-6-5
青い道- 吉岡ペペ ...自由詩415-5-29
完全なるロボット- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...115-5-24
不条理なパレード- 吉岡ペペ ...自由詩215-5-24
だらけ- 吉岡ペペ ...自由詩215-5-24
なみだ五線譜のうえ- 吉岡ペペ ...自由詩315-5-22
世直しが好きだから- 吉岡ペペ ...自由詩415-5-5
旅を想う- 吉岡ペペ ...自由詩515-5-4
夏のもや- 吉岡ペペ ...自由詩415-4-26
- 吉岡ペペ ...自由詩815-4-18
ホメオタシスを待ちながら- 吉岡ペペ ...自由詩115-4-1
白い花が咲くまえ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...315-3-29
輪郭- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...115-3-18

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