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凍りつくような前ぶれが怖かった
水面で波がざわめきはじめる瞬間を
息を呑んで あなたと見守る朝
嘘から生まれた偶然が 夢より綺麗な夢ならば
私は 迷わず言葉を超えて行く
最後 ....
真昼の草原 翼をたたんだ君と
ありふれた恋人同士のように 会話をする
光と戯れ 砂丘から届く風を浴びて
深呼吸する君の 胸の膨らみを見ないように
僕は普通を装う
ふたりは普通を装う
....
隣室から響くオルガンの音で目が醒めた
そこには何もない
ただ 君と過ごした時間の跡形だけを そのままにしてるだけなのに
やっぱりオルガンが鳴っている
ノックをしたら 音楽は止むだろう
....