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あなたの手を見ているとき
わたしは時折、魚のようだと思うことがある
別れ際にひらひらと
暗い海へとかえっていく

来た場所も行く先も知らないわたしたちが
誰かに与えられた名前を呼び合いなが ....
空が片方の目を瞑る
女はさよなら

、と言った


沢山の赤い宝石が、道路を転がってゆく
遠ざかってゆく赤い宝石の
笑い声
夜を前にして、消え去ろうという
閉じかけた花の
遺言を ....
きみという少年時代の秘境について

そこに恐れていたものなど何一つなかった

きみに吹く嵐は去り際をわきまえていたし

きみの森に虎なんかいなかった

過ち達は気前よく十字を切って ....
女の子はミルクティ
黒い人は刹那が好き
大抵みんな空が好きで星が好き

だってそうでしょう

男はわりと"あたし"が好きで
女は破綻を否定しつつなんだか嬉しそうだ
 ....
トマトが砕け散ったよ
口の中で
それは私の口の中で

ひどく柔らかくて
驚くほど甘くて
怖いくらい赤い

偶然の産物
それをすっかり飲み込んでしまった

食してはじめて知ったよ
 ....
山人さんの瑠王さんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
約束- 瑠王自由詩8+*12-5-25
空が片方の目を瞑る- 瑠王自由詩6*12-5-18
きみという少年時代の秘境について- 瑠王自由詩4*11-8-28
戯言- 瑠王自由詩511-1-13
消失- 瑠王自由詩211-1-13

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