カンパリ(comparing)
ピッピ

 



晴天は、たくさん好きな人がいて、その人が死ぬと大声で泣く。




抜歯したあとでミスドの店員と腑抜けな笑顔を見せ合っている




関われる話題がないのでROMみたく沈黙してる初参加オフ




8錠のマルチビタミン嚥下して客員オーヴァのカプセルホテル




温もりを求め始める扇風機誰も居ないのに首を回して




I loveの意味を知らずに十九年真夏の海がビールみたいに




あの人のはじくギターの嬌声は八月さなかの犬のぎらぎら




愛のない二人だけれどスタートは偽善みたいな前戯でいいよ




昼下がり万年床に寝そべってコーヒーを飲む奴隷がほしい



 


短歌 カンパリ(comparing) Copyright ピッピ 2004-08-19 00:44:10
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