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黒の陰から
太陽の中へ出てゆこうとするなら
透明なゲートをくぐらねばならないよ
どんな不正直者でもくぐることはできるけど
ああ
真っ白な雲の中に
一筋の黒をみつけて安心する

海のない ....
僕の目の前で
新しい太陽が産声を上げる
またこの土地で
新しい一年が無事に始まることが嬉しい


昨日
ボーリングしていた井戸から
やっと水が溢れてきたよ
新鮮な真水を
無 ....
郵便が届く
土間には闇が煮凝っている

突然降り始めた雨が
突然止む
いつでもそのようにして
決定がなされる

封をした血
もしくは黒い布
もしくは蛇の地図
砕けた枯葉

ば ....
         



経糸の波が島に打ち寄せ
砕けた珊瑚の欠片が筬の羽の隙間を通る  
浜は白く織り上げられ
降っては降りてくる日射に
転がる岩岩は奪われた影を慕っていたが
素足 ....
花ははじけて水に巻かれて
命消えたように
みえて
根っこの存在をあなた忘れていませんか

涙こぼれて水にまざって
夢消えたように
みえて
心の存在をあなた踏みつけてませんか

小さ ....
夜に歯が立たなくて
おちるまえに爪で
ひっかいた月が
やっとちょっと欠ける

いろんな想いのせいで
雨っていうのがふって
恵みだって祈りを
捧げる民族になりたい

当たり前の空気を ....
あなたのくちびるから海がこぼれる
塩からい水が胸を濡らすから
わたしは溺れないように息をする
そっと息をする


空の高みが恋しいと指先をのばし
両手を広げてみるけれど
あなたの海が追 ....
 
 
朝めざめると
あなたは哀しい
人の形をしていた

毎朝きまって
そうなのだとしても
本当のことは
けっして言わなかった

言葉にできないことや
したくないことを
たく ....
もういやだ
あなたは泣くのね

何に?
人生に

ぶつかった雨粒にも
震えてる

肩に手を置けばいいのかも
わからなくなってしまう
ごめんね

言葉がみつからない

だれ ....
そんなのはいや
だれかが言った通りに終わりが来て

そうじゃないの
だれかが言った言葉は無視されて

川は流れて
雨が川になって
それでも流れるしかない水の想いに

映してみるのは ....
げんこつみたいな心がね
ごろごろするから痛すぎる
ぎゅうっと ぐうっと握ってる
そおっと開けばいいのにね

つんつんとんがる手の平は
だれの心も指している
ふわっと さらっと流れるような ....
              わたしたち たぶん
              ふたりとも

              相手のひくつさを感じるところに
              身を置くことが ....
眩しくて大切な輝きの君

君の高みは遠いけど
それでも
君を愛しているから
君を幸せにしたい

君がいつでも心の底から笑えるような
そんな笑顔を守りたい

君の高みは遠いけど
そ ....
いらないものを
雨に流すから
雨は泣いてしまう
あなたも
私を捨てるから
私も泣いてしまう

雨に濡れて
泣いてる雨に濡れて
とうとう止んでしまう雨のほうが
勇気があるの

ひ ....
週末、君に会いに行く
生憎、午後から雨らしいが
この仕事を片付けたら、迎えてくれる幸せが何よりの糧になる


面白くないこと、嫌なこと、つまらないこと
だらけの世の中だけど
だらけていた ....
春になると
桜の木の下で舞い上がる花びらを見ながら
ぼくに笑いかけるきみ
小川のせせらぎを聴きながら
無邪気に冷たい水をすくいあげるきみ
教壇の目の前に座って
熱心に授業を受けるき ....
よんで こたえて

コミュニケーションと
むずかしく言わなくても

ほしいものは
みんな同じでは
ありませんか


目の前の
花にきく 風にきく

一人の私の
つぶる目に ....
心ってね 
痛いとき
言葉 なくすの
心ってね 
悲しいとき
なにも言わないの
心ってね 
さみしいとき
さみしくないって言うの

それがだめでも
そう言うの
悲しいね
ギザギザしていて不透明
理想とはまるで違う
私自身のカタチ

まあるかったらよかったな
ふわふわだったらよかったな

曇り空ばかりの空模様

うっすら開きかけたって
横向いてる
 ....
昨夜の雨でまだ湿っているアスファルトは
打って変わった今朝の強い日差しを吸い込み
ジーンズに包まれた足元からじわじわとあたためる


今朝は目玉焼きを二つ作った
フライパンを火にかけて卵を ....
飛べる羽など持っていません
うたう喉など持っていません

なにもない
なにもない

そう叫んでいるのは心

伸ばす手と
伸ばさない手は
どちらも私の手なのです

外側から
掴 ....
}羊水(春)

コイン・ロッカーのコインが着地する
その音を聞いて
呼気をつきはなす
わきまえてなまえを呼んでも
まだないのだから

うぶごえをあげる
こっちへ来なさい、
と あな ....
「織姫、彦星」

一、

年に一度の逢瀬の日だと地上が先に盛り上がってしまい、天上の二人は今ひとつ盛り上がれない。


二、

毎年「あの時の子よ」と織姫は子供を連れて来るが、ど ....
{引用=
旅群の影に腰掛けて
静かにナツメを噛んでいた
夜露に濡れた
クサカゲロウの卵塊が
孵化した途端
光に溶けて

満ち欠ける月が映る
瞳を抉り出し
過去を刻んだ証人として
 ....
藍色の正装は纏われず
あなたは花に囲まれて眠りました
花の緑と衣服の藍とが
白い骨に残りました
頭蓋の金具は一緒に埋めました

生きるものが
その奇妙な構図をどうしても露呈しながら
日 ....
{引用=頂点はさらに、高さを増す。塔の上に塔を
重ね、そのようにして時代はいつも、賑や
かに葬られていく。足元には、無数のメタ
セコイアが植えられ、手をのばして、空を
仰いでいる。道は、休むこ ....
陽だまりの光をあつめて
手のひらですくうようにしたら
伝わってくる温もりが
静かにあふれていた

あなたはいつも
そんな仕草を当たり前のように
僕に見せてくれる
見えないものを見えるよ ....
特別じゃない人生を
祝福してよ
神様
どうせあなたは
永遠が選ぶ人しか
認めないんだろう
信じる者しか救わない
そんな神様
私は信じない


今日も
街の片隅を
げんこつ握っ ....
綺麗と言ってしまってもいいと思うんだ

君は声をヒソメル
僕はなによりも君の
そんな声につまる 胸が

秘密

君は言う そう
唇に 指 くっつけて

ああ僕の
心の真ん中 ぎ ....
いらない紙の裏に
らくがきしたって捨てるだけ
なら
そこに私は描こう
心の模様
綺麗なんかは
めざさないけど
だれにも似ていない
私のはだかの心
捨てられたって
かまわないけど
 ....
結城 希さんの自由詩おすすめリスト(100)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
私なりの夏- 朧月自由詩410-7-17
なりたい自分- 寒雪自由詩510-7-17
訃報- 春日線香自由詩610-7-17
布晒- 楽恵自由詩17*10-7-16
生命力- 朧月自由詩310-7-15
手強い夜に抱かれて- 朧月自由詩310-7-14
海のあなた- 石瀬琳々自由詩20*10-7-14
さよなら二十世紀- 小川 葉自由詩1710-7-14
雨と友とグレイと- 朧月自由詩210-7-13
こっちの水- 朧月自由詩310-7-12
手遊びの今日- 朧月自由詩510-7-12
内憂外患- 鵜飼千代 ...自由詩6*10-7-11
- 一 二自由詩210-7-11
雨とふたりで- 朧月自由詩510-7-11
【自称】鬱病を患った僕は、今日は珍しく幸せについて悟りを開く- ドクター ...自由詩210-7-11
いなくなったきみを- 寒雪自由詩310-7-11
微笑- 朧月自由詩610-7-10
心ってね- 朧月自由詩410-7-9
はなのはな- 朧月自由詩310-7-9
夏を蒸らす、わたしの- あ。自由詩8*10-7-8
グレイゾーン- 朧月自由詩210-7-8
鈍き罌粟の季題- 井上法子自由詩2610-7-7
七夕祭- 明楽自由詩18*10-7-7
ルシア811- 高梁サト ...自由詩21*10-7-5
そらのね- 細川ゆか ...自由詩410-7-5
トーキョー- 望月 ゆ ...自由詩32*10-7-4
手のひらの中の午後- ベンジャ ...自由詩8*10-7-3
ポリアンナにはなれない- さき自由詩610-7-1
君との秘密- 朧月自由詩210-6-30
紙飛行機- 朧月自由詩310-6-30

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