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自信を
もつことはできないけど
もってもらうことはできるんじゃないかな
認める ってこと
応援の言葉はいえないけど
いってらっしゃい
たったひとことが
背中を押してくれることもあ ....
釣り堀に釣り糸をたらす
濁った水面をぼんやりながめる
浮きが ぴくぴくと動き
ぷくん と沈む
のろのろとひく
たらりと針だけが透明な糸についている
ばしゃん
音がするほうに
ば ....
田舎はかびくさい
亡くなった人のバイクが道筋に置かれたまま
それになにも言わずに暮らし続ける
庭の木は森のよう
思い出の中にもどされ
教室の落書きみたいに
なぞられる
そんな存在にな ....
幸せの反対は
なにもない ということ
うれしいことも
くるしいことも
なにもなければ 私は
生きているのだろうか
見覚えある花が綺麗に
咲いているのに 思い出せない
名前をいい ....
ときおり四つんばいになってみる
なにか思い出すかしらんと
きしきしからだが鳴く
ないはずのしっぽがふるえる
あたしってちっぽけだにゃん
まわりがとても大きく見えて
痛んでくる腕 ....
お年寄りの話は
へぇーといって聞かなければならない
そんなことないですよ
なんて言ってはいけない
いや 言えない
一度そう言ってしまって
とんでもなく遠回りをして
やっとうちにたどり ....
あまりにも暑かったので 今日
川の中に素足をつけてみたら
ごくごくと水を吸い上げたのでした
頭の先から水しぶき
どどうと飛ばせば
白い雲にかかって 雲飛んでった
気持ちいいなあ
....
強い朝日が
私に当たり
つまらない泣き言をとかす
かわりに
あたたかい確かなものを
照らした
ひとりじゃない
こだわってた悲しみを
朝のひかりに解き放つ
いいこと見つけよう
あなた ....
雨に期待ばかりして
心を広げていたら
風がふいてきて
全部飛ばしてしまいました
濡れた土は扱いにくくて
埋めたはずのものが
いつでてくるのか気が気ではないのです
夏に現れるのは幽 ....
真夏の温度の中にいて
少しのけだるさを感じるのかと
おもってこわがってた今朝
無音の朝の気配には
なんの操作もなくて
自然の風にさらされる
ときが通り過ぎる
過去も今も未来も
....
君の一歩に手を貸して
花は微笑みました
温度は上がっています
風は雲を運んで
空は太陽を迎えに行って
かえりに 真夏を誇らしげに
私はみあげて
感じています 夏の日
君は旅立っ ....
たくさんの曖昧が並んでる
夏のそらの曖昧
地上のひまわりの中に
整然と並んだ種
の黒は太陽の染み
子供たちの汗の
光りに目がくらむ
私の記憶の中の私が呼ぶ声
驚愕という字の画数 ....
黒の陰から
太陽の中へ出てゆこうとするなら
透明なゲートをくぐらねばならないよ
どんな不正直者でもくぐることはできるけど
ああ
真っ白な雲の中に
一筋の黒をみつけて安心する
海のない ....
花ははじけて水に巻かれて
命消えたように
みえて
根っこの存在をあなた忘れていませんか
涙こぼれて水にまざって
夢消えたように
みえて
心の存在をあなた踏みつけてませんか
小さ ....
夜に歯が立たなくて
おちるまえに爪で
ひっかいた月が
やっとちょっと欠ける
いろんな想いのせいで
雨っていうのがふって
恵みだって祈りを
捧げる民族になりたい
当たり前の空気を ....
もういやだ
あなたは泣くのね
何に?
人生に
ぶつかった雨粒にも
震えてる
肩に手を置けばいいのかも
わからなくなってしまう
ごめんね
言葉がみつからない
だれ ....
そんなのはいや
だれかが言った通りに終わりが来て
そうじゃないの
だれかが言った言葉は無視されて
川は流れて
雨が川になって
それでも流れるしかない水の想いに
映してみるのは ....
げんこつみたいな心がね
ごろごろするから痛すぎる
ぎゅうっと ぐうっと握ってる
そおっと開けばいいのにね
つんつんとんがる手の平は
だれの心も指している
ふわっと さらっと流れるような ....
いらないものを
雨に流すから
雨は泣いてしまう
あなたも
私を捨てるから
私も泣いてしまう
雨に濡れて
泣いてる雨に濡れて
とうとう止んでしまう雨のほうが
勇気があるの
ひ ....
よんで こたえて
コミュニケーションと
むずかしく言わなくても
ほしいものは
みんな同じでは
ありませんか
と
目の前の
花にきく 風にきく
一人の私の
つぶる目に ....
心ってね
痛いとき
言葉 なくすの
心ってね
悲しいとき
なにも言わないの
心ってね
さみしいとき
さみしくないって言うの
それがだめでも
そう言うの
悲しいね
ギザギザしていて不透明
理想とはまるで違う
私自身のカタチ
まあるかったらよかったな
ふわふわだったらよかったな
曇り空ばかりの空模様
うっすら開きかけたって
横向いてる
....
飛べる羽など持っていません
うたう喉など持っていません
なにもない
なにもない
そう叫んでいるのは心
伸ばす手と
伸ばさない手は
どちらも私の手なのです
外側から
掴 ....
綺麗と言ってしまってもいいと思うんだ
君は声をヒソメル
僕はなによりも君の
そんな声につまる 胸が
秘密
君は言う そう
唇に 指 くっつけて
ああ僕の
心の真ん中 ぎ ....
いらない紙の裏に
らくがきしたって捨てるだけ
なら
そこに私は描こう
心の模様
綺麗なんかは
めざさないけど
だれにも似ていない
私のはだかの心
捨てられたって
かまわないけど
....