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詩をやめた
時は流れる
僕は プラットホームに立っていた
かつての自分には 戻れない

かまきり が袖を引く
貧弱な鎌をカフスに突き立て
出勤する私を引き留める
そんな鎌じゃ 草も刈れまい
まして人間なんて 狩るもんじゃあ ないよ
生地がいたむから 
その鎌 どけておく ....
誰かが死んでいて
わたしたちは抱き合っている


誰かは必ず死んでいて

痛いまま
泥へ促される
わたしは抗わず
誰の手もつめたくない

忘れものを忘れたまま
延々とあかるい ....
たぶん無意味だから
働くのも 最低限にして
詩を書くのはやめにすることにした
考える時間を持とうと思う
突き刺さる 言葉が
雪 だったら 

いずれ 溶けるのが
確定して いるから
少しは 楽に なれるかな

雪吊みたいに 
いろんな骨組みが あって 

たくさんの 隙間から 
外 ....
死がない
僕は死に
想いを馳せる

僕のまわりに死がない
僕は死人に恋する
が愛といえるか

僕のまわりは真空状態
人や言葉がない
そして死がない

僕に死を
僕に死への ....
夕べに
生まれた
小さな泡が
今日に
命の鼓動を始め
明日に
いつつの指を得て泳ぐ

空に
生まれた
小さな塵が
今日に
光の鼓動を始め
明日に
いつつの指を得て泳ぐ

 ....
薄青い空を
魚のかたちの雲がとんでいる

空には魚がいる
空は生きている

海はみえないけど
生きてる波が暴れてるだろう

いきものは
どこにでもいるだろう

私の目と
脳内 ....
たんぼにたって
まっている

めをとじながら
まっている

いなほをざわめかせて
やってくる

かぜの
れっしゃを
人は天井に
朝の訪れを知る
世界の中に吹き渡る 思いは
海を流れるだろう
海の景色に夢を見た 私は
風の流れを 起きあがる

人の何も知らない
体の奥を
暗闇で じっと 考えている
 ....
みんな誰かに救われたいんだろう
無垢でほんとはいたかったんだろう
汚れた部分を洗い流して
綺麗になれればいいのにね

だけど汚れてしまったおかげで
君の悲しみがわかるなら
君の痛みがわか ....
長いトンネルを抜けると
また長いトンネルだった

不思議に思って
後ろを振り返ってみても
やっぱりトンネルだった

はるか前方を見ても
やっぱりトンネルが続いていて

入り口まで戻 ....
三田九郎さんの自由詩おすすめリスト(42)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
詩の外側- 番田 自由詩212-9-12
かまきり- りす自由詩16*12-9-11
無題(死んでいる誰かと)- はるな自由詩212-9-11
意味がないから、やめにします- 番田 自由詩1+12-9-11
ちょっと_ゆったり- 藤鈴呼自由詩7*12-9-10
しがない詩- シホ.N自由詩312-9-10
星という海星- そらの珊 ...自由詩1512-9-6
頭上の海- 朧月自由詩310-12-3
風の駅- 小川 葉自由詩510-11-23
四畳半の夢- 番田 自由詩610-5-29
ことば- 朧月自由詩2*10-5-28
孤独の入り口- ベンジャ ...自由詩4*10-5-28

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