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詩を書いた
それを読み直していた
季節が過ぎる
公園のポプラの木も窓の外で揺れている


水上バスが波を立たせてドックへと向かう
隅田川が流れる
今日から僕は 失業者 茅場町で
 ....
会社の中で大声を上げている女がいた
俺もあんな風に自分を世界に向けてさらけ出してみたい
さらけ出せるようなハートがそこにあれば
人に振り向いてもらう必要もなくなるのだろうけれど
今日も辞めていった
古参のバイトの女の子
俺らは 少ない時間をぬって 詩を書くだけ
君たちは良いよ
最終的には体の行き場があるのだから
詩をやめた
時は流れる
僕は プラットホームに立っていた
かつての自分には 戻れない
たぶん無意味だから
働くのも 最低限にして
詩を書くのはやめにすることにした
考える時間を持とうと思う
人は天井に
朝の訪れを知る
世界の中に吹き渡る 思いは
海を流れるだろう
海の景色に夢を見た 私は
風の流れを 起きあがる

人の何も知らない
体の奥を
暗闇で じっと 考えている
 ....
三田九郎さんの番田 さんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
書いた葉は黄色い- 番田 自由詩212-10-9
スピリット- 番田 自由詩112-9-28
グッドバイからはじめよう- 番田 自由詩112-9-14
詩の外側- 番田 自由詩212-9-12
意味がないから、やめにします- 番田 自由詩1+12-9-11
四畳半の夢- 番田 自由詩610-5-29

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