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終点のバス停で降りると
青と白のしましまTシャツの少女が
大きいでしょうと
ダルマアルマジロのはく製を売りつけようとしてくる
横にいる男の子はパーカーで弟だろうかガムをかんでいる
終点といっ ....
住宅地のおんなの下腹部にもにた
空き地は梅雨の日に
大きな穴が水をたたえ
けしてなみだではない
うるおいをとおざけるように
しせんを移動させていると
えのころぐさ
へくそかずら
どくだ ....
いっぽんになるまで蛸をあいす姉
大空よはりつけられるあまがえる
なつかぜはねつ造するぞ夏のキス
踊り子はまた忌引きする花ざくろ
まっさらないわなの国の敵である
ソクラテス ....
白いおまもりのはいったふうとうのふうを
ひとつひとつほどいていったひろさの中で
ひだり目は茶色みぎ目は薄緑のわかくさ色の
スカートの正座の少女の音読はささやきのさざなみの
ひざがしらからはじま ....
しろいおんなの
しろい足のうら
しろをつきつめると
結局しろでおもしろくなく
かるくおんなをついてみると
けっかんがすけてくる
くもがひろがる
芝生は養生中
入らないでね
あじさいの ....
六月の曇天のむぎばたけをななめに歩いていく
にせぼうずと
うすみどりのワンピースの生物学者のむすめ
向かい風の中のふしぎな生き物である
腋のほくろがかゆいわ
いつからだ
男はたばこをとりだ ....