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モスキートにキスされて

わたしのあんよは

はれもよう

えらいこっちゃ えらいこっちゃ よいよいよいよい

サンバのリズムが吹き荒れて

かゆさの神輿が湧きあがる

夏の祭 ....
もうすぐ
爆撃機のように
八月がやって来る
さあ灯りを消して
ふたりで
ベッドに隠れよう
白い足首が氷の上で踊るように 
幸福という言葉がワードの上で踊る
幸福は輸入品だ 鼻の尖った人々が住むどこかの国からの
それは形而上的な言葉であるために実物を見たものは誰もいない

シロの頭 ....
手が届かない人に手を出す
これは犯罪
手が届く人に手を出す
これはOK
じゃあ、手が届くはずの人なのに手を出せないでいるのは?

いつのまにか君は
僕への性欲をなくしてしまった

僕 ....
懇意になるごとに離れ行く
過去の前例
拒絶を恐れ僕から先に別れた
シリ・エトクへ

追いかけて欲しいなんて
我侭過ぎるね
手紙も旅費も残さず
シリ・エトクへ

見えるよ
荒磯を打 ....
夥しい夥しい直射日光で
アスファルトの明度が振り切れ
真昼は真っ白い暴力だ
私は激しい夢うつつに陥り
液化してゆくアイスキャンディを見下ろしても
何を思えばいいのか何も何もわ ....
暮れそうで暮れない夜を抱えて

西の空は橙色の熱さを振り絞る

雲はたそがれいろに染まらずに

うっすらとはい色のヴェールで

どこかに逃れるのを阻んでいる

境界線を緩め昼と変わ ....
十六歳の感傷に腰掛けて
ぼくは詩を書き始めた
ぼくの孤独といえば
せいぜいコップ一杯分の涙ほどしかなかったけれど
二十億光年の彼方の星からの引力で
コップの水が波立つことを幻想するのだっ ....
刈り入れ、葉、枯れ

わたしたち。   

貧窮は カタカタ  呼ばわる
明るさについて。

茎が折れ、そのあたりを、
嗅ぐ。     鼻孔、ひらき、
足も萎え、
何度もなぐられた ....
あしたの事を語るのは
今とがっぷり四つに組んでいないと
靴下を頭にかぶっているとんまな気がする

それでも
死に瀕している枕辺に
はち切れそうな幸せをおなかに抱え
モナリザの微笑を浮かべ ....
・・・空気も、薔薇色の雲も、あの深邃な場所にある見えざる天界も
・・・二十五歳である 金子光晴「二十五歳」

穏やかな一日
平日の人気の無い公園で
座 ....
どこかで風の止む音がしたの
走っていってみたけれど間に合わなかった
私の花園で赤い花が咲くことはもう無いでしょう

どこかで水の零れる音がしたの
走っていってみたけれど間に合わなかっ ....
男は笛吹きであった。
男は町の笛吹きであった。
男は路上で笛を吹いていた。
男の音はいつも優しかった。

黒い男は音を鳴らす
少年少女は彼の元へ
黒い男は音を鳴らす
少年少女は憧れて
 ....
静かすぎるよって
背泳ぎをしながら呟いてみると
空には立派な
夏らしい雲
陽に焼けた
男と女の睦み合う
そのすぐ横を泳ぎ去るとき
波立つ水から
微かではあるが
女の性愛の匂いがして
 ....
蝶がフワフワ浮かぶ。

きっとあの蝶は自分の影が恐くて
降りられないのよ。

だってそうじゃない…?

未知の世界は恐いもの。

でも蜜を得ないと死んじゃうわ。

さぁ、なりふり ....
なにかやりたい

なにもできない
歯茎を剥き出しにして吠える
力いっぱい命を賭けて

八方塞がり敵の山
味方をつくってはいけません

明るくひらけた視界には
憎しみが眩しく照り返す

慈雨を
私に許しを
ささやか ....
緑色の蛇になった私の左手は
悪魔に魂を売り渡そうと
日々 画策している

私の目を盗んでは
悪魔の行方を捜し回っている

赤く先の割れた舌をちょろちょろと出しながら
夜な夜な
徘徊す ....
いま、ここでできること
わたしのなかの
もう忘れた 日々のなかの
灰の底で まだ暖かなものを
はだかの ゆびで つまみ
てのひらのなかで
そっと 吹きかけていくこと

ああ 雨が窓を打 ....
「かえして、ねえかえしてよ、あたしの世界。」
ばらばらになったのは、
あの日、
窓から自分の身体を放り投げたのは、
わたしたちという、世界そのものである。

あなたは、
蓬髪をさかだてて ....
君よ ひつぎに爪をお立てなさい
嗚呼 なんといびつに枯ればむ狂騒よ
爪音に滲む土のにおいよ
かなで落つるすべての草花と樹木の根のねいろよ
毟れたその爪よ 寂びた血で凝固したその爪よ
君よ ひ ....
私の腋が臭いのは
あなたのせいじゃないのよ

あなたの腋が臭いのは
私のせいじゃないのよ

ねえ、
そうでしょ、
そうでしょ

足の形がいびつなことだって
うっすら頭がはげている ....
昨日、嵐だったんだ。



そうなの。



たくさん死んでる。



そうね。
「世界と自分の間の信頼関係を確認したい」(そのためには自分の肉体が損なわれても良い)といった覚悟で公演に臨んだ表現者の姿勢が、

だとぉ!

ちきしょぉ、「確認したい」だぁ?
俺が、生活のな ....
奥津強さんの自由詩おすすめリスト(84)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
*か*- かおる自由詩7*05-7-22
空襲警報- 大覚アキ ...自由詩905-7-22
- 裕二自由詩3*05-7-22
欲求不満- ヤマト自由詩105-7-19
地の果て- kw自由詩3*05-7-19
激しい白昼夢- A道化自由詩13*05-7-19
*DIsNeYlAnD*- かおる自由詩5*05-7-18
夜中に台所でぼくは谷川さんに話しかけたかった- 藤原 実自由詩13*05-7-18
麦畑- るか自由詩27+05-7-18
*万華鏡を覗く瞳*- かおる自由詩8*05-7-17
二十五歳- The Boys On ...自由詩3*05-7-17
秘密の花園- ばら自由詩10*05-7-17
黒い男- aaa and bbc自由詩5*05-7-17
背泳ぎにて見上げる- 黒田康之自由詩605-7-16
影から光へ- 冬扇夏炉自由詩2*05-7-16
いまのわたし- 逢坂桜自由詩4*05-7-16
喉笛- スプート ...自由詩4*05-7-16
不実な肉- 初代ドリ ...自由詩10*05-7-13
こころみ_2- るか自由詩1705-7-9
こころみ- るか自由詩16*05-7-6
爪音- どん底自由詩205-5-15
世界の総てを知っているように- 初代ドリ ...自由詩2*05-5-3
貝を拾う- 雑魚ヒロ ...自由詩804-12-8
奥主榮氏への個人的恨み言- 白糸雅樹自由詩7+*04-8-26

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