元気に
明るく
おはよう!
素直に
謝って
ごめんなさい。
って言えたらいいな
勇気を出して。
いつかライブハウスを
卑怯者達で埋め尽くしたい
みんなで卑怯者ロックを奏でたい
俺が
....
ある瞬間ぱっとかわるんだ
そう、自分を真剣に探そうとする瞬間
そこには、偉大なる覚悟がある
きついとか、むずかしいとか、いたいとか
そんなものは、どこかとんでいってしまう
自分を決める瞬間、 ....
夜の中庭に出ると
なんと 月
さっきまで聞いていた
バロックが
うそのような 静寂
私の陰は
暗い 暗い 中に
さらに くっきりと 黒く
やはり ヒトの形をしていて
やはり ヒト ....
われにむかし障害をもつともがいて
じゃあ てっちゃんは いま なにしているか
なにもかもが原因と結果の縮図なら
この世に うまれし 意味は いずこに
永とせに わたりて かよ ....
ある少年は
明日のテストで100点を取る自信がある
5年後に希望する大学に受かる自信もある
10年後には夢を叶えて弁護士になり
幸せな家庭をもち 子どもも2人は欲しい
70年後に家族に見守ら ....
ぼくを やみから いざなうこえは しせりし いもうとおとうと の こえ
八月 八日 は いもうとのたんじょうび 五月 四日はおとうと の たんじょうび
おとうと が なくなりせしと ....
風にゆられてザーザーザー
刈られていくぜバッサバサ
釜ん中に入れられて グルグルぐると回わされる
サッパリしたぜ おいらたち
今から 祭りだ お祭りだ!
ワクワクしながら水ん中
ポ ....
流星のように 突然 君は訪れた
罪と歓喜に 灼かれながら
その夜 世界を夢見る永遠者の 憧れ が
人ゆえの この白熱の炎 であることを 私 ....
飲みすぎたアルコールとともに吐き出した
苦しみも 悲しみも 寂しさも
苛立ちも 憤りも何もかもが
それはもう呆気なく
それはもう大きな渦となって
便器の穴から消えてゆく
吐き出した ....
道で見掛けた
名前も知らないあの人は
明らかに物憂い表情
すれ違いざま
それを少し和らげている
上品な残り香を眼で感じながら
少しばかり憶ってみる
あの人は
心に疼きを抱えているの ....
団地の13階から2階が狂おしく
ひん曲がる
誕生日に欲しい
駐車場のコンクリートの一部
さなぎのカレンダーに
ストレートティーをぶつける
....
何事にも関わらず
こだわっていない、と言うのは嘘だ
それは自分を偽っている
それが真ならば、怒りと言う感情はありえないし
その怒りもその実歪曲された性欲だ
会いに来て
会いたいの
キスをして
キスしたい
会いに来て
会いたいの
恋をして
恋したの
あなたがすき
もういちど
もういちど
恋になる
恋になる
....
時計なんかちらちらみて
ふだんは全く気にしないのにね
私いつも云うのよ
時間に縛られるのなんて
まっぴらごめんよ
ってね
だけど
いつものこの時間は
例外みたいね
....
怪獣ギロンが現れた
地球防衛軍にはさっそく怪獣ギロン対策本部が設けられ
どうすれば怪獣ギロンを倒すことができるのか
各国代表によって様々な議論が取り交わされた
とにかく爆弾やミサイルの類を ....
昼も夜も関係なくにぎやかな
心の宿に灯るのは
めくるめく孤独色した宇宙の中の
母なる月に映る
うさぎ達のもちつく姿
季節の摂理に従って
太陽は遠ざかって行く
目に ....
おはよう。昨夜はよく眠れたかい? 夢の中で、変なものに追いかけられて、脅えて目を覚まして、朝食を食べながら、その夢がもしかしたら詩に使えるかもなんて、君は思っているかもしれない。
それとも、こん ....
ひざまくらはきもちいい
きもちよすぎて
このまま、とけてしんでしまいそう
こんなにきもちのいい死に方があるのにねぇ
首をつったり
崖から飛び降りたり
薬を飲んで
死んでし ....
君の知らない深い悲しみを
僕は背負って生きている
そして君も僕の知らない過去の残骸に
足をとられては涙を流す
この街のプラタナスも深まる秋の気配に
すっかり色づき始めたよね
....
小さくて
可愛くて
甘すぎて
少しの熱で
すぐ熔ける
星の駄菓子
まるで
恋心
今宵の涙を
緩く固めて
鋭い三日月 ....
あの日は
いつもと同じ穏やかな日差し
ほこり風も吹かず
糸杉の葉摺れの音も心地よく
乾いた空気は風となって額を吹きすぎる
貴重で平和なひととき
ただ それは
カナンの地ではありふれた初夏 ....
どうしようもない
寂しさが
そこにある
薬を飲んで寝ろ
医者はそう言う
薬を飲んだって
そこにあるんだ
どうしようもない
こ・と・が…
揺れないブランコ
なみだが流れても
明日がくるってわかっていた
「いつも苦しい方ばかり選んで生きてきた」
「このつらさは 未来の糧(かて)となるのかな」
矛盾と疑問の中で
....
ぼくの誕生は白だった
白は何事にも弱く
ちょっとした埃でも
すぐに汚れてしまい
“まぶしい純白 ”と言われたのは
ほんの一瞬だった
ぼくは
成長とともに
すぐに
泥水をかけられた ....
夜に打ちひしがれた
インディオたちは
せっせと
生贄を殺す
太陽の活力は
人間の心臓と血液であるとの
*ウィツィロポチトリの信仰は
なかなか揺るがない
われら
翼有る蛇の化身 ....
無意なる旋回
{引用= ―鳥たちは旋回し
そらに 籠のようなかたちを編みなし}
鳥はそらをとぶ魚
地は往かず
なのになぜ
鳥の ....
今夜の仮装は何が良いかな
あなたは狼男で、わたしはバンパイア
君は朗らかな笑顔で
オレンジ色のほくほくを
ていねいに掻き出しているね
ふたつの三角から掻き出したら
お次は大きな四角から ....
一歩一歩沈む
沈む
さ迷う森のあなたに
黒く湿った土が香り
白日夢の欠けた月が
まあるく青ざめて眠る
白む指先で
鼓動にふれる声が
ふるえて腐蝕へ沈む
をんなは
なぜか黙り ....
待ち合わせに遅れそうな時
メールひとつで済ませてしまう
嘘っぱちの言い訳も
おたがいの顔が見えないから
罪の意識を感じずに誤魔化せる
どこへ行ったか
寂しがり屋の待ちぼうけ
....
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