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見ていないのは何だろう
プールの彼方に
見ることができたのは
寂しさのようなものだけ
遠い空の向こう側に
そうだった きっと 
きっと風だけが 流れていた
多くのものは そこに 見え ....
言葉の中から出されては
眠りに落ちる
目の前には誰もいない


夢を見た 
自分とは何だろう
涙を見た気がする
私の中で
希望を掴んだ気がする
夢の中で
近いのは 山々 
 ....
何も解らなくなる時を思い出している
静かに そこで息をしていた
白い飯を食べていた
そこで 白い食べ物を見た
薄笑いをぼんやりと 私は
ひとりで 何か私は浮かべている
今日も続くことだ ....
私は今日も、何一つすることすら今は無い。
一人さまよう私は傘もささずに、
一人私は目を覚ます。
私は雨の中を。


シトシト雨は降り続け、
いくつもの清掃車が外を音を立て通り過ぎる。 ....
1
公営であるタクシー乗り場でボッタクリのタクシーと交渉し、着いたばかりの体はくたくたに疲れ果てていた。何か迷い子のような気のする私には確かな風景などそこには無いように思えた。彼らはフランス語はでき ....
モスクを見つめ
そうして いつまでも 眠るのだろう 宿で


トルコ人の詩集をめくり
私は 思うのだろう 絨毯について 
暇人なのだろう 私なんて
飲むのだろう チャイを トルコに着いた ....
木に見ている 帰り道の暗い羊と
群れに 遭遇する
車で走っている時 私は
小山の向こうに いつも 
手に 銃など持ち合わせてはいないのだが 一本が
遭難者の旗が 立っている 一本の旗が
誰 ....
何でもないような海の入り江としての
何ですらもないような亀を抱えている
私が元気なだけなのかもしれない
亀なのかもしれなかった


日の色は流れなのかもしれなかった
仙人を見つめていた
 ....
何にも考えることの無くなった街で、自分に色々なことを考えている思いがするが、忘却することの無い瞬間を求め、けれど僕はさまよい続け、歩かさせられた。どんな料理を作るにしたって、四角の中に具をつっこむだけ .... 花道に落ちて知りえる一輪の桜に彼女を知らないままに 



暗い夜東京路地裏俺一人((誰かのことを思えたなら))


天王洲アイルの夢の色((ヘッドライト))無数の行き交う桟橋に 

 ....
高梁サトルさんの番田 さんおすすめリスト(10)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
春2- 番田 自由詩211-3-30
- 番田 自由詩311-3-25
コオリ- 番田 自由詩211-1-25
パリのどこかを- 番田 自由詩3*10-11-1
あの10ユーロ- 番田 自由詩4*10-10-31
夢にイスタンブール- 番田 自由詩3+*10-9-12
熱帯夜の夜_- 番田 自由詩610-8-17
座る隣の仙人- 番田 自由詩110-7-25
鉄のまな板- 番田 自由詩110-5-3
ひとり、天王洲アイル- 番田 短歌410-3-17

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