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同じベンチで話していたはずなのに
いつしか君は二階の窓辺に立つようになった
僕は君に逢いに窓の下へと通うようになり
見上げるかたちで君と話すようになった

やがて君は窓辺に立つこともなくなり ....
君が僕の靴紐を踏んでばかりいるから
また蝶を結ばなきゃならない

気泡が溢れた街は少しばかり辛い
栓をあけたまま数日もすればそれはもう飲めたもんじゃないが
今日の街はコークのように黒くて
 ....
{引用=とある列車事故から彼女は生まれた。
これは突拍子もないことに感じられるが、その他の誕生となんら違いのあるものではなかったのだ。}


-1-

とある小さな町で、列車の脱線事故が起 ....
最後のひと粒まで絞り出したと思っていた
種袋の中から再び種はとめどなく溢れて
私の足下を濡らします

蔓はのびて再び身体はとらわれ
私は動脈をあずけ蕾をひらくことに専念します
この柔らかい ....
綺麗を飾ればコサージュのような言葉
オーガンジーにシフォン、ローズの多重層
華やかなだけならば、脈がなくても事足りる

赤褐色の壁の向こうへハンマーを打ちつけて
さあ腹の底から泣いてみなさい ....
高梁サトルさんの瑠王さんおすすめリスト(65)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
そのベンチに置かれた一対の革靴について- 瑠王自由詩8*10-2-11
君が僕の靴紐を踏んでばかりいるから- 瑠王自由詩5*10-2-10
星の子_(1)- 瑠王散文(批評 ...2*10-2-5
vespertine- 瑠王自由詩5*10-2-4
break_reform- 瑠王自由詩6+*10-1-29

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