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 淡雪は炎のように降りつもりきみの素肌の灼熱を知る
 
 
 
 凍蝶の滑り落ちゆく黒髪にかかる吐息は結晶化して
 
 
 
 性愛の天を凌いで伸びる蔓 凌霄花は空にまみれ .... 
 ぼくはまだいちご泥棒と眠りたい置き忘れたものばかりの園で
 衝動を積み上げていく指先に梶井のレモンわたしのオレンジ
 気だるさはインクに滲み水底の青い散文髪に絡まる
 .... 
{引用=からだの奥から
たらたらと
わたしが滴り落ちていく
産声とともに泣いた日の
わたしの初めの一滴を含んだ雨で
シーツを洗いたい
足跡にそって
てんてんと広がった池を
みじめな .... 
