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絵筆のように
まわす心の先端は
ノオトの広場を走りながら
願いみたいな軌跡をひいてゆく

夢中になってるように見えて
踏まないようにしてる
だれかの過去

ならぶことを拒否する命にも ....
青灰色に輝く海岸沿いに
小さな赤い屋根の家が立つ
その家には
ブラウニーの妖精たちが棲んでいる


小さな妖精たちは
茶色のボロ着を身にまとい
いつからかその家に棲みついている
 ....
大きな引き出しは
アングリ口を開け
ようこそ、よくできたお客様です。
などと歯の浮いた世辞を言って
そのくせ、舌なめずりの音が
家中に響きわたっている。

それでも人の良いインテリ面した ....
先輩ってまんまセブントゥエンティーなんですね

褒められているのか
それとも貶されているのか
一回り年下の後輩が私の耳元で囁いた

街中でも見かけるあのスタイル
脚の短さを隠そうとしてパ ....
 
 
会いたいのに
会えない人がいる

帰りたいのに
帰れない家がある

戦争を知らずに
僕らは生まれたけれど
争いを避けずに
僕らは生きていけなかった

いつからなのだろ ....
ある夏の日盛り、
少年は縁側で西瓜を食べていた
ふと、
太陽に西瓜の種ほどの翳りを、
極く僅かな変形を認めた気がした
気にもかけずに少年は
浴衣の足をブラブラさせながら食べ続けた

1 ....
季節は無言のまま過ぎて行く

昨日まで咲いていた木は

咲いてはしげり

赤色に染まりかれていった

もう僕は迷子の一人ぼっち

昔呟いた言葉を思い出す

テレビに写った君に恋 ....
電池の切れかかった壁時計のなかで
だいだい色の秒針が痙攣している頃
安部公房は女に砂をかけている

(カチ)、

    (カチ)、

はだかで
荒野にいました
髪の毛ばかり食べる ....
                    100222




余剰金はぞろ目銀行にお預けを
暗唱番号の数字は1から9までお好きなものを
早い者勝ちです
誕生日の祈念に如何ですか
 ....
おやすみ
ゆっくり休んでね
そういってもらえたらなぜ安心するの

おやすみ
いい夢みてね
そういってもらえたらなぜ見れそうな気がするの

たとえひとりの部屋でも
おやすみ ってつぶや ....
昨夜の雨を吸った落ち葉はぶよぶよと柔らかくなり
いくら踏みしめても何の音も鳴らさなかった
足跡さえも吸収してしまいそうな弾力は
寒さを忘れそうなほどの優しさで失望を覚える


冬はいつだっ ....
身体を綺麗に取り繕うのは、骨が折れる。
昔より太ったのは、コンビニで働いていたからだと思う。並んでいる不健康で高カロリーの食品が目に入ると、
私のふたつの乳房は
アムリタの豊饒に満たされている
明けたばかりのこの夜
現世が終焉するその前に
私のアムリタをあなたに飲ませたい
真っ赤な舌をチロチロと動かす毒蛇のように
長い
この腕 ....
  
 
雨が魚の中に入る
滑らかな質感でバスが流れていく
タクシープールの人たちが性器まで濡らして
蝶番のついたドアの開閉に忙しい
窓に沿って座り
ベッドがあれば眠ってしまう
私はぴ ....
今夜は約束があるからと家をでて

春の夕闇の風をきる

自転車をたいせつに停め

茶のジャンパーのポッケに両手を入れ

小料理屋にはいらんとする六十がらみの男

そんな男においらは ....
入賞で喜んだり

銅で喜んだり

勝負も結果も

一位いがい意味はないというのに

服装がどうだとか

品行がどうだとか

じぶんで選んだ政党を

すぐに応援しなくなったり ....
ストレートなんか

この世にあるんかな

比較的、

ストレートなだけとちがうんかな

比較的ストレートに

いかんことのほうが増えてきたわ


感情をコントロールせな

 ....
くちにだせない
気持ちは
胸に抱いたまま
Moonlight Express

埋めてしまおう、
柔らかな後悔の穴へ
人が静寂の月に行きたがるのは、そのため
そこまでいけば、小さな ....
彼女がいろんな物事についてあれこれと意見を述べている間
僕は視界の隅にある一輪の花について考えていた
もちろん話が聞こえる程度に
ごく控えめに





君がもう話すのは7回目の長編 ....
わぁっと泣きたくなって
鯰の夢を見る
巨大鯰の古代魚
大きな口
足に絡み付く皮膚


一生懸命逃げる
逃げる自分を遠巻きにする
逃げるときにだけ、一生懸命になれる気がする


 ....
両手で涙の濃度を測る
海のように青ければ
静に底に沈めて
波を立てるのは
好ましくないよ


言葉で
自分を繕う度に
命は海のような鼓動を
繰り返す
数えきれない程
子宮の中に ....
胸に痛みが走ります
もうすぐ人間になるのかな
それともあの空の星屑に
今日こそなれるのかな

傷付けた人との思い出に
また 溺れそうになってるよ
それは優しさじゃないことを
知っている ....
心の中 見え隠れする
過去と 未来

ときどき 振り返り
顏が あかくなるような
あの時 あのこと

それは 誰にも
知られたくない 私の心のなか

過去をふりかえっても
消え ....
だいたいは同じ形の
だいたいは同じ色をした
少しずつ違う大きさのものを
中心から外へと

奥に
手前に
はしを重ねながら互い違いに
重なりと重なりとの間隔は
徐々に広げながら

 ....
その不在に色をつけるとしたら

幼くなった水色の光


色あせることはないけれど

四角い箱の中でぐるぐる回る


その光にことばを探し

静かに遠ざかった


その ....
街には朱色の

とげがひとつ刺さり

血には白い

ラインが通っている

じっとしている

ビルディングから

神のふりして見つめている


人を思う顔

食べ物と一 ....
(なぜ僕は泣いているんだろ)



バケツやホウキを見て
なぜ僕は泣いているんだろう



全力疾走 雪だるま
寒さにおわれる雪だるま
冬が終わるその前に
どこかの誰か ....
{引用=
木洩れ日おちる
春の小道
端はにゆれる
野の草の
やわらかな
つややかな

風撫でる 葉先
 (絡めた小指)



陽射しが 美しい絵画の色彩を奪っていくと言う
 ....
寝すぎちまった朝に
晴れわたってる空に
妙な幸福を感じながら
一杯のコーヒーが
いつになく苦い

僕にとって見慣れた風景が
貴方にとっては新鮮なものだと
当たり前のことを
思いやった ....
苦しい
辛い
苦しい
つまらない

話し相手が
いない
遊びがない
楽しみがない

すべての人が
僕をfoolだと
思っている
侮辱だ
窓枠さんの自由詩おすすめリスト(342)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
願いのうた- 朧月自由詩310-2-23
ブラウニーの棲む家- 楽恵自由詩13*10-2-23
ところの引き出しに仕舞われてしまったあなたに- ……とあ ...自由詩10*10-2-23
コブの無いひと- 恋月 ぴ ...自由詩11*10-2-23
白い原稿用紙- 小川 葉自由詩6*10-2-23
日蝕- salco自由詩510-2-23
画面の前で泣き叫ぶ- こめ自由詩1210-2-23
固定- 佐藤真夏自由詩3*10-2-23
白い原稿用紙- あおば自由詩5*10-2-23
おやすみ- 朧月自由詩410-2-22
帳尻を、合わせる- あ。自由詩21*10-2-22
いしのみち- 山岸美香自由詩3*10-2-22
乳海撹拌- 楽恵自由詩12*10-2-22
大雨- たもつ自由詩710-2-22
春の夕闇- 吉岡ペペ ...自由詩610-2-22
一位いがい意味はない- 吉岡ペペ ...自由詩410-2-22
ストレート- 吉岡ペペ ...自由詩510-2-22
Moon- 月乃助自由詩14*10-2-22
出迎え- 15フィ ...自由詩5*10-2-22
- なき自由詩2*10-2-22
- ミツバチ自由詩6*10-2-21
胸の痛み- 朧月自由詩310-2-21
過去と未来- 鈴鈴自由詩3*10-2-21
薔薇のエスキース- 小池房枝自由詩510-2-21
miss- mayaco自由詩210-2-21
東京- 吉岡ペペ ...自由詩610-2-21
雪だるま- ……とあ ...自由詩11*10-2-21
きみのかわりに綴る- 高梁サト ...自由詩9*10-2-21
神様の慣性- within自由詩9*10-2-21
fool_on_the_hill- ペポパン ...自由詩4*10-2-21

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