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世に出るか知らぬ我が子の名を夢み
望み託すは卑しき頭脳
花火ふる
夕に浴衣の
天女おる
うちわふるふる
きみの香くる
 
涼しげに
金魚を二匹
ぶら下げて
鼻緒が飾る
弾む足取り
 
君と食む
ブルーハワイの
かき氷
洒落た味 ....
吹きぬける冷たい風の空高く
ひかりの鼓動は
静かにそそぐ



雪解けをあつめて川は哭いている
生まれたばかりのわたしの春に


ひとひらの可憐な花は弓使い
瞳砕けて曇りをうるむ ....
洗濯機に自分でパンツ入れないでそのあったかさ確かめてから


蜂蜜の垂れるすがたはエロチックなんてくびれの辺りで思う


靴べらからドアが閉まってしまうまで何度私を見るか数えてる
 ....
窓枠の内側だけがすべてなら世界も朝もはねかえすのに


目をとじたままたしかめる左側まだだいじょうぶ黎明の時


暁の別れとともにおとずれるコーヒー2杯の蒸気する朝


ペダル踏むか ....
ブランコに51kgぶらさげて光らすための助走をつける


20歳になったら生きる意味がない崩れるための両足で立つ


空っぽになるのに伴う痛みならどこでなおしてもらうんだろう


 ....
今日だけの花 さわぎの水のふりかけて かじり抱きして朝にしおらす


しょうちのうえで怒らせて 悪気もありで涙なら さじもなげる身もなげる 君


泥となり眠る あまい泥なら手でつかみ 掘 ....
終さんの短歌おすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
眠れぬ夜に- ポッケ短歌3*07-8-6
夏味- 殿様が得 ...短歌107-8-6
◆春の扉- 千波 一 ...短歌24*07-5-13
えっち- さち短歌17*07-2-28
それぞれの日時計- 望月 ゆ ...短歌8*05-6-6
K- ピッピ短歌21*05-5-30
冬のおわり苺を摘みに- 田代深子短歌5*05-2-10

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