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誰かが耳を澄ましているから
夜は静かなのでしょう
全身で聞いているから
夜は暗闇なのでしょう

街がしっかり消えてから

目を洗うふりをして
しばらく
目を泣かせた

きまじめだ ....
善が何かも解らぬまま
偽善と踊る午前二時
秒針の音と心音が
同期して居心地は最悪

身体の奥の違和感
麻痺してる嫌悪感
引っ張り出せず焦燥感
背景だけは壮観

貴方たちに場をあげよ ....
無理とは〜
自分を追い込み…

もう〜
これ以上は…出来ない!
と思う心の有様です。

この無理には〜
それ以上してはいけない無理と

まだやれる無理があります。

その違いは ....
僕には飛ぶことが必要だ
足枷を断ち切って
翼を大きく広げて

僕には飛ぶことが幸せだ
大地を蹴って
強く高くまっすぐに飛ぶ

僕には飛ぶことが
飛ぶことが
必要なんだ
僕には翼が ....
時計の針がチクチク鳴っていて
私の脈が皮膚を打つのがそれよりも少しだけ早いのが心配だった

{引用=ある晩黒い大きな家の影に
キレイな光ったものが落ちていた
むこうの街かどで青いガスの眼が一 ....
君は突然
僕の心の隙間に入り込んだ…

ちょっぴり強気な君がさ
僕に膝枕
真下からのアングルに心が揺らぐ
どうやら君が気になるみたい

ちょっぴり強気な君がさ
ねだった腕枕
君の寝 ....
起きたてよりも
身体を少し動かした時に
命が整うように思う

偶然開いたページに
誠実に伸びている轍を見つけると
命が整うように思う

なんでもない日
みそ汁をのんでいると
命が整 ....
鳴らないチャイムを待ち続け

今日も1日が過ぎて行った

明日の僕に手渡す物は

多すぎて目眩がした

足も耳も目も鼻も手も全てのパーツは

一つも合うものがなかった

中古と ....
気づいたら、すでに私でした。 
鏡に映っている、ひとでした。 
産声を上げる場所も 
時代も 
両親も 
自分という役を選ぶ間も無く、私でした。 

砂浜を往く、亀に憧れ 
黙ってそこ ....
灰色がいとしかった

軒先の粗雑な植物がいとしかった

産業道路はいつも混んでいた

アスファルトの平地にはチャリが湧いている

ラブホテルやコンビニがいとしかった

おまえの家で ....
祖父が死んだ

ほんでもえらいわ
そう言って祖父は私の手を頼りに起き上がった
寝ているままでいい
そう言う私を制し

それは昨日のことだった

いつものようにコンビニで
祖母のおに ....
藤沢周平の小説に殺すなというのがある
中二のとき国語の先生が授業で朗読してくれた
先生はいまの私より十歳下だった

先生の野太くて明るい朗読は
鹿児島なまりの抑揚で歌うようだった
不埒な中 ....
            泣いてしまったから
            終電 途中下車したよね

            大切な人だから わたし
            あなた 無茶なんかしない
 ....
生まれた命のかずだけ

追憶はある

みんな誰かしらの

何かしらの追憶なのだ


この夜も、あの朝も

昼間もあったか、夕暮れもあったか

七千年まえのナイルの少年の

 ....
ここも宇宙だった

空ばかり見つめていた

ぼくも宇宙だった


永遠ばかり見つめていた

未来ばかりを見つめていたのだ!

永遠は机上にあるものではない

永遠とは実在する ....
機会は一瞬であり…
出会いは運命です…

よい機会や友に巡り会うことは〜
自分で望んで訪れてくれるものではありません。

それは、一瞬の出来事であり…

それは、自分の思ってもいな ....
鼻の曲がった顔や 
頭から花の咲いた顔や 
横並びに展示された様々な顔達は 
新時代のモヤイ像

小さいギャラリーにふらりと 
立ち寄った僕を、和ませる 

{ルビ硝子=ガラス}の石の ....
ぼくらはリレーする

きれいごと

というバトンを継いで

ゴールのないトラックを

ぼくらはリレーする


ぼくらは時間に負けてゆく

バトンには実体がなくなってゆく

 ....
 
 
砂時計の砂が落ちていく
のをあなたは見つめている
すべての砂が落ちてしまうと
黙って逆さまにする

一日がその果てしない繰り返し
あなたにとって時間の単位とは
どこまでも続く ....
レッドウッドの梢のさき
木漏れ日は森閑のゆらめき

  私のなかで…落ちていきました

  小さな音がかえってきては、
  だからか、そこに声を聞いた気がしたのです
  のどの奥でわ ....
言葉たらずとは

なんの例え話なのだろう

言葉を見つめている

言葉もこっちを見つめている

言葉たらずの愛

目的や嗜好やタイミング

そんなのが合わない

合わない気 ....
              こたつでコツンと
              ぶつかって
               
              今日はあんまり
              調 ....
ひかりの泡を
手のひらに受けて
きらきらと
さらさらと
透き間から流れてゆく
涼やかな風を
見守りながら
 
 (ミドリノ紗綾 ヲ)                /サヤ
      ....
透明は無ではないのでしょうか

無というと暗闇のような気もしますが

無よりも無なのが透明なのではないでしょうか

透明とは無をも包む存在に思えるのです

最愛を失ったこの胸の穴ぼこが ....
細いラインの

その奥が

何故だか

無性に気にかかる

穿いてないより

気にかかる

凡そ分かっているはずなのに

そんなに違いはないはずなのに

そっと隠してい ....
例年通り僕の誕生日は雨だった

街の所々から音泉が湧き出ていた

それは素晴らしい日々の幕開けだろう

それ以外は考えられなかった

なんなんだろう

この不思議な気持は

プ ....
地球は丸いのに
底辺があるんだって
堕ちてしまったら
もう戻れないんだって

地球が丸いのは
外から見るからだって
中は三角形で
底があるんだって

てっぺんは尖がってて
おっと ....
私にも君達にも、「心」というものがあります。

今、わかっているのは、
「心」というのは目に見えるものではなく
とらえどころのない、不思議なものです。

「心」という言葉があるから、 ....
あれは自尊心だったのか

あんなことを告白して

あなたの時間から姿を消した


時間の存在さえ

永遠ではないのだ

いつまでも、宇宙が収縮を始めても

愛していたはずなの ....
しっかりしなくて大丈夫
しっかり食べて
しっかり寝て
しっかりウンチしてれば大丈夫
生きているから大丈夫
それだけだって凄い事
それだけ出来れば大丈夫
オンガシさんの自由詩おすすめリスト(82)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
静かな夜- 昼寝ヒル ...自由詩810-1-30
偽善と踊る- 葛西曹達自由詩110-1-28
無理ということ- 籠球太郎自由詩310-1-28
飛ぶ- 渡辺亘自由詩310-1-27
ひびく- 佐藤真夏自由詩3*10-1-26
夢枕- 逆鱗社長自由詩1*10-1-26
みそ汁- 昼寝ヒル ...自由詩710-1-25
盗めない宝石- こめ自由詩1310-1-25
灯のひと_- 服部 剛自由詩710-1-24
寝屋川のおんな- 吉岡ペペ ...自由詩610-1-24
憂愁の瓦- 朧月自由詩1010-1-23
殺すな- 吉岡ペペ ...自由詩810-1-23
丑満の日だまり- 鵜飼千代 ...自由詩6*10-1-23
追憶- 吉岡ペペ ...自由詩1010-1-22
ぼくも宇宙だった- 吉岡ペペ ...自由詩410-1-21
時、そして友- 籠球太郎自由詩210-1-21
21世紀のモヤイ像_- 服部 剛自由詩3*10-1-20
ぼくらはリレーする- 吉岡ペペ ...自由詩310-1-20
旅先- たもつ自由詩610-1-20
「残花」- 月乃助自由詩10*10-1-20
言葉たらず- 吉岡ペペ ...自由詩610-1-19
こたつでコツン- 鵜飼千代 ...自由詩5*10-1-18
くぐり抜けて行く- 鵜飼千代 ...自由詩4*10-1-17
神戸から思うこと- 吉岡ペペ ...自由詩1010-1-17
Tバック・ドリーマー- 花形新次自由詩4*10-1-16
誕生日は雨な世界- こめ自由詩1510-1-16
○△の地球- 朧月自由詩18*10-1-15
心ってなに?- 籠球太郎自由詩110-1-15
告白- 吉岡ペペ ...自由詩3*10-1-14
大丈夫- プル式自由詩5*10-1-14

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