すべてのおすすめ
歩き出す 30分で寝るために回り続けた扇風機まで
売春で出会った君が好きだったロイズのチョコを噛んだりしてる
今一度死んでもいいというような気分で英語の授業を受ける
明日の朝、起きら ....
うそよりもほんとの方が痛かった 居たかったのはあなたの隣
「君いつもひとりでいるよね」「違います隣に居るの透明人間」
透明になればこのまま居られるの? 問うてはみても応え返らず
返す ....
嗚呼無常 絶体絶命 起死回生 一網打尽 意気揚々
沈黙の闇に寝そべり
ああ此処も
宇宙のどこかと
耳を澄ませる
ゆふぐれに君とふたりで春の墓地ここでひととき幽霊しようか
「五千年前の約束忘れたの?」花火しながら妹が問ふ
昆虫がふたりの為の出会いなど知らづに運ぶ花粉かな
警報機こわし ....
微熱おぶてにとりますも眠るままちりともなかぬ冷たきこばこ
ことばなく熱きくちびるただそつとそわせるばかり冷たきせなに
最初から誰のために生きるかを母子手帳にでも書いてあったら
ゲームなのシュミレートなら任せてよ 幸せよりもドキドキが好き
夢ならばキミの生きるべく道ならば迷わずアタシくらい捨てちゃえってば
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制服の短いスカートから伸びた二本の白い柔肌の足
繭糸を紡いでできた足の線混ざりけのない清潔な線
きず口を塞ぐかのように押し込んだあなたのそれは何かを語った
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放課後の静まりかえった女子トイレ金魚が一つ産み落とされる
揺れ動く尾びれ背びれに滲む跡肢体をつたう金魚群
奔放に泳ぎまわるや体内の水槽覗き金魚と目が合う
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