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ひとりでふたりぼっちになるよりも

ふたりでふたりぼっちでいるほうが

あったかくてやさしくてなつかしい


今という時間に

ふたりでいれば

集中できたんだ


ひとり ....
悲しい歌ばかり歌っていた

ひかりもなかった

影もなかった

本質ってなんだろう

悲しい歌ばかり歌っていた


人間に進化した猿とそうではなかった猿
その違いは森からでたか ....
おまえの不在と

おまえのそばにおれの不在


見える世界に傷つけられて

見えない世界で痛みと自失

だから幸福なんてないんだと

だから永遠なんてないんだと

うそぶかな ....
ひとりで生きてゆけるように

おまえはつよくなろうとした

一喜一憂しないように

おまえはいつもひとのために祈った

オレなんかと出会わなければ

おまえはふつうを手に入れていた


日になん千回も ....
日常はつづいてゆく
どれだけ愛しあっても
どれだけ傷つけあっても
そこに生産性をなにもさがせなくても
日常とはなんなのだろう
それは幸せに繋がっているのだろうか
倫理からはずれていたとしても
社会制度 ....
雪を見ていた
精確なことを言えば
友からの雪景色の写メを見ていた

あいつのまえに存在した景色が
写メで切り取られて
雪景色の写メが送信されてきた

俺は心のちからを総動員して

 ....
空から腐葉土の香りがした

僕らはなんて孤独なのだろう

空を見つめている

ひとのこころは遠すぎて

僕らはいつもとり残されている

同苦したくてありったけの

こころをかき ....
冬の風ふく日だまりは
とおい微熱の少年時代
汚れの意を知りもせず
光は淋しい洞窟だった

ああ、12年年3万人の自殺者が
記憶のように消えていったのです
それを恥じずにいられましょうか
 ....
きみはいま雪を見ているのかな

ぼくたちはいまどこにいるのかな

世界は閉じているのにまるで

ばらばらだからカケラだから

リズム、メロディ、ハーモニィ

ひとのいいところには助 ....
大阪を発ち東京に向かっていた

車窓の闇のせいで
一瞬夜のような錯覚を覚える
これは朝の暗さなのだ
車内の匂いがまだ人間に撹拌されていない

車内の明かりの鮮度に目がなれてゆく
車窓の ....
恋への期待をトランペットが

今日の果実を絞り込むような

鏡のまえで私は武装している

小鳥たちの囀りがアフリカを

木漏れ日たちもそれを真似る


感謝がアムールに追いつかな ....
小学三年までと二十代後半を東京で暮らした
いまも出張で月にいちどは東京にゆく
きょうは機械の立ち合いで東京だった
加工テストが順調だったので
そこの社長に言ってちょっと散歩に出る
狭い道に風 ....
贋物の舟をだして

ほんものの海をゆく

実際は泳いでいたのだが

贋物の舟にのってることにした

海をゆくディティールは

泳ぐ者のそれだった

海は偶然にみちていた

 ....
こころの数だけこころがある

こいつらはどこに行くのか

生まれては消えて行くのか

消えずに生まれたままなのか


胸さわぎはやまない

こころの数だけ何があるのか


 ....
ギター教室がおわるまで

ぼくは非常階段のおどり場にいた

そこで君の町の夕焼けを見ていた

SEXだけが目的だった

迷惑な目的だったと思う

あの頃のぼくはそんなだった

 ....
十月さいごの日だまりが

ぼくらに光を継いでゆく

風のしたで悲しみをかまえ

いちばん好きな他人を失う


恋人の不実をまえにして

ぼくは悪くなかったのか

神様、怒って ....
日なたを見つめる

芝生が動く

秋のバッタだ

ひらひらするのは

シジミチョウだ

どこかでそれらの

たとえば文集が編まれている

ぼくがここにいなくても

ぼく ....
うっすらと

冷えた微風にほんのりと

さやかな湿度とキンモクセイ

夜道をスーツは落ちてゆく

まよこを電車が落ちてゆく

ほんのりと

さやかな湿度と焚火のなごり

胸 ....
出張さきの宴席で地元の方々が
茶わん蒸しの唄をやってくれた

いつもそれを覚えようとするのだが
芋焼酎がぬけた朝には忘れてしまっている
だからその晩はDVDをおくれよと頼んでおいた

翌 ....
彼女と仕事をしてると楽しかった
たぶん仕事が終わればそんな気持ちもなくなるって思ってる
ぼくはクリエーターだ彼女は実務をしてくれてる
この広告の小冊子づくりが終わればチームは解散する

ちょ ....
オレの説明書は

そう、藍いろの空

アンティーク店の

黄いろい光輝く

古本屋のまえに

クルマをとめて

な、気にするな空

藍いろのカルテに

全部書いてある
光は緑に柔らかく

街道には

緑風が吹いている

五月の光は風なのか?


さくら散る幻の芥

街道には

柑橘系の白い香り

この国は違えたのか?


光は緑に ....
法則をさがしていた

こどものころから

法則にはめがなかった


絶妙なバランス

不自由なくらい

自由なバランス


法則をさがしていた

こどものころから

法則にはめがなかった
継母の喫煙

見つめている

あたしの喫煙越しに

扇風機の

あおい羽根越しに


りんごの木

ふしぎな果実

かしっ、かしっ、

あたしたちはさ迷う


 ....
ぼくらが

どこから来て

どこへ行くのかというようなことは

とても重要なことだ


ひとは

ひとによって生まれ

ひとであることで死んでゆく

それは

あらゆ ....
ひとはせつなくなりたくて

ちいさな過ちを犯してしまう

せつなくなりたくて

きょうもひとは旅を続けている


今宵

僕らそれぞれに瞬く星が

いい星でありますように
 ....
朧月さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(56)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ふたりぼっち- 吉岡ペペ ...自由詩1210-11-15
森からでた猿- 吉岡ペペ ...自由詩610-9-5
おまえの不在- 吉岡ペペ ...自由詩5+10-8-28
ありがとうありがとう- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...1410-8-28
夜の流れ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...510-4-15
雪景色の写メ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...310-1-3
僕らは空を見つめている- 吉岡ペペ ...自由詩709-12-27
みんなごめんよ- 吉岡ペペ ...自由詩609-12-26
ふゆの太陽- 吉岡ペペ ...自由詩409-12-19
朝暗いうちに- 吉岡ペペ ...自由詩809-11-26
大連的人生得意時- 吉岡ペペ ...自由詩209-11-23
東京のふゆの風- 吉岡ペペ ...自由詩1909-11-12
贋物の舟をだして- 吉岡ペペ ...自由詩909-11-10
こころ- 吉岡ペペ ...自由詩1009-11-6
ぼくらの目的- 吉岡ペペ ...自由詩709-11-1
ぼくらは光を継いでゆく- 吉岡ペペ ...自由詩2109-10-31
秋の文集- 吉岡ペペ ...自由詩4*09-10-23
子を想う- 吉岡ペペ ...自由詩1709-10-21
茶わん蒸しの唄- 吉岡ペペ ...自由詩909-10-16
五月の夜/六月の闇- 吉岡ペペ ...自由詩809-5-22
気にするな空- 吉岡ペペ ...自由詩508-10-8
五月の光- 吉岡ペペ ...自由詩808-5-14
この世のバランス- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...107-11-21
継母の喫煙- 吉岡ペペ ...自由詩607-8-21
生き物たち- 吉岡ペペ ...自由詩207-6-22
せつない星- 吉岡ペペ ...自由詩507-2-15

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