ロリじーは
              赤ちゃん言葉を話す

              ロリじーは
              いい年をして赤ちゃんに
     ....
雲をみじん切りにして
さっと炒めて
ちょっと味見して
少し首をかしげて

そこからひたすら炒める
ひたすら


かなしみにも
あかるい工夫がみられる空は
わたしの夕焼け

 ....
1、
夜は
君をこわがらせないように
ゆっくりと夜になっていく

君は
君をこわがらせないように
ゆっくりと老いていく


2、
しろいくもに
しろいペンキがついている
 ....
木が勢いよく枝をひろげ
葉がさらさらと風にそよいでいる

ココがわたしの入口です


日に焼けた古本の匂いが
若き父のひたむきさをつれてくる

ココがわたしの入口です


決し ....
だいすきな人がしんでしまう
からだじゅうをがんにむちゃくちゃにされて
しんでしまう

ほそくベッドに横たわりながら
ときおり旅をしそうなあなたの
手を握ってしまい

だめ
そう言って ....
出してない書類が
陽炎にまじって消えてく夢
現実


泣きたい自分のためのプレイリスト
安物のイヤフォンが眠りの邪魔をする


つけたり 消したり 冷房


携帯電話


 ....
食卓の
醤油のように
泣いていた
女が一人
わたしの部屋で


醤油には
白いお塩が
入ってる 黄色い豆も
言い訳しないで


美しく
一升瓶を
抱えてた
彼女はお酒
 ....
おじいちゃんが、死んだ

おばあちゃんが、死んだ


嫁だったママは、

やっと自由になったわ、と

うれしそうに

おばあちゃんが使っていた、趣味の悪い食器を

ぱりん、ぱ ....
朝のような
首すじだから
遠くから見つめている

階段をのぼっているだけなのに
人生だ なんて言っていいのか

自由と自由の間に
履物をそろえる

わたしを取り去った世界とは
ど ....
あなたが
黄色く話していると
楽しくさせますね

でも
黄色ばかりだと
かなしくさせますね

カナリヤ、ハンカチ、スマイル、

あなたが
胸にもっている黄色
黄色の水たまり
 ....
    九十九里の遠浅を

    アッキーが走る
    アッキーが走る

    スニークプレビューの
    境界線を
    アッキーが走る

    波に対う        ....
小さな毛糸の手袋が片一方、
橋の袂に落ちていた

どんな子が落としていったのか

いやそれとも

こんなに小さな手を守ろうと
優しさが形を成して包み込んだのは

私の手ではなかった ....
北風が肌をかすめて冷たさを置いていく
そんな季節になりました
お元気ですか

わたしは少し厚手のコートをはおるようになりました
相変わらずのブラウス姿にカーディガンを重ね
冷える手先にはカ ....
うちがわにうちゅうがあるから
ふとんから
でられない

たいくつはしてないんだけど
ひとに
おこられそうだな
その後のこの期

夢のなかで
私はまだ
逃げも隠れも
している



この期に
およんで
い ....
古いきりんのゆめをみる夜
鏡の中のわたしと目があう

このおんなのこと
なんにもしらない

フィクションと
ノンフィクションが混じりあい
胸のうちには回遊する人魚




魂の計画なんてものがもしある ....
ひとの詩が読めなくなって久しいので
もうずっとひとり遊び

読んでいて今日は
ひかり
という言葉をひろった

ひのひかり
つちのひかり
みずのひかり

ひのひかり
つきのひかり ....
軽トラックの後ろから
眺めたあなたの姿が
あまりに女だったから
私はこわくなった
へだてたガラスを殴って
振り向かせたかったけど
バックミラーで私の顔を見られたくなかったから
寝転んだ
 ....
『蜻蛉の髪飾り』

茜日差しの風に消えていく羽根、透きとおる空気。

柳都長屋の白壁に痕跡はまだ、残っている。

(微漣は鳴り、斜日の浜)

足首辺りに、冷たさ。

斜日の浜から、 ....
中島みゆきの『悪女』の次シド・ヴィシャスの『マイ・ウェイ』
を大音量で聴きながら唄いながら国道50号をぶっ飛ばす貴女に
びびりつつも県境越える前に早くもあたし嘔吐感、信号待ちで
ラッキーストライ ....
あの頃の私には
人と違う ということが恐ろしくてならなかった
生まれ持ったカラダのどこもが
他のみんなと違ってはならないと思っていた
思っていたのに違っていた
わずかにカタチを違えて備わって ....
十年、
十年。
なぞり続けてきた



十年、
十年。
殺し続けてきた



十年、
十年。
円環は一周する



埃かぶったアルバムの
ふやけた笑顔の遺影たち
 ....
四畳半で前衛舞踏を舞ってみる


畳の縁に爪立てて逆立ち


白塗りの腕 天井にめり込む
 
 
 
春、物陰に隠れた君が指す
碧を手離した空
 
忘れた誠実と平静を解く
閑散な街に響く駆動音
 
銜えた脛骨を道端に捨て
逃げ出した犬は消えた
 
猫の砕けた悲鳴
 ....
ベッドに横たわり
窓から入ってくる光は
いつも白い
思い出しては悔やむばかりで
明日を思い描く 明日は
死への怖ればかり

私は年老いた

若い頃から想像し
脅えていた まさにその ....
群青色を買ってどこへと
なじんでいかないと
朝のゴムラバーを赴くというのかと
こうして アスファルトへと流れていく 
靴底に晴れていく 月曜日の
近くとして眺めた

滑らかな川として流れ ....
日射しをドレープさせて窓辺にひだまりをつくる

緑いろがにじんでゆく

地球儀をくるくる回転させる

天井にプロペラ飛行機を思い描いてみる




青い本とウクレレを鞄につめて
 ....
嵐が過ぎて 
透きとおった夜空に 透きとおった月が浮かんでた

やあ きみ
今夜は凄いね

ああ、ありがとう
今夜は100年前の夜空だね
喪ったあなたの窪みで横になる 心電図のように遠い雷


さびしい は離断されてて(誘蛾灯)ファミリーマートの緑青白


きもちいいね、きもちいいね、とよびあえばガーゼにとびちるさみ ....
七時三十分の電車に傾く、あなたと共に行こ
う。想像する、上に空が継ぎ接ぎになって浮
かんでは消え、進行方向に語る言葉を持たな
い僕らは、聞き取れる音だけで口笛を吹く。
それだけの空間、それだけ ....
八男(はちおとこ)さんのおすすめリスト(154)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ロリじー- 鵜飼千代 ...自由詩7*11-1-17
わたしの夕焼け- 昼寝ヒル ...自由詩510-11-15
時間栽培- 昼寝ヒル ...自由詩610-9-16
空は音符の匂い- 昼寝ヒル ...自由詩6*10-9-15
かえせ- 朧月自由詩310-7-26
15時23分の泣き声- 幼虫バニ ...自由詩4*10-7-24
醤油- 昼寝ヒル ...短歌710-6-23
食器- くろきた自由詩510-2-22
首すじ- 昼寝ヒル ...自由詩1310-2-9
黄色- 昼寝ヒル ...自由詩610-1-26
アッキー海を行く- 鵜飼千代 ...自由詩1*10-1-19
思い川- 都志雄自由詩8*10-1-17
風たちの手紙- かんな自由詩7*09-11-20
冬のいちにち- 笠原 ち ...携帯写真+ ...11*09-11-19
ルパンの車- 笠原 ち ...自由詩909-11-8
懐中旅行- 笠原 ち ...携帯写真+ ...409-11-8
ひとりあそび、ひかり- 小池房枝自由詩609-11-3
軽トラ家族- 朧月自由詩309-11-2
秋の種。- おっぱで ...自由詩109-11-2
スピーディン・ロマンサ(the_speeding_roman ...- 都志雄自由詩3*09-11-2
ひとと違うこと- 朧月自由詩509-11-1
出発忌- 都志雄自由詩3*09-11-1
夢日記- アハウ俳句3*09-11-1
日常- 蟹太郎自由詩109-11-1
Kid_Aを聴きながら、床に思う- within自由詩4*09-11-1
このマークにある川と- 番田 自由詩209-10-31
空想びろうど- 笠原 ち ...携帯写真+ ...909-10-30
- リーフレ ...自由詩409-10-30
遠い雷- しろいろ短歌809-10-29
口笛- 霜天自由詩509-10-29

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6