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いかつい アスファルトに
息のように 降り続けていた
電柱の 灯

夜の空に おしかえされた
雨に 流されている

かきん と ついてる
ガラス の 冷たさ

なじまない  ....
り りく 

蝶 の 足は
おもくなり

つかまっていた 草葉
そっと 目を 開ける

大きな杉の木 のてっぺん
見る間に越えて

生まれたすべてを かけて
のぼり ....
汽車の前で 
にこやかに 笑ってる
男性達の 写真

選ばれた新聞記者の人達が
国で新しく建設したという
建物の取材のために 招かれ

出発する前に 同僚の記者が
見送り ....
にぎりつぶせることを
しっているので ては

づっと こぶしのままだ

ひらいたら
つかみかかって
ひきづりだして

やるか
やられるか

てをださないかぎりは
てを ....
  ふしちょう

ねのまに さるまい


  ゆき

うみ

なみ


  うみ

はくえんの だん


  かぜ

ち の ひ


  つき

 ....
靖国神社に参拝反対が
中国と韓国で 高い割合で
圧倒的だというアンケートをみて

あんなに むごい侵略をしたんだから
当然だと思う

兵役に 国の政策のため かりだされて
戦犯などと  ....
いくつか 折りたたんでいくうちに
角が たくさんできるから

どこかの角で
会えればいい

続かない我慢が
言葉を避ける

触れるものは きちんと
きちんと きちんと
 ....
針はやがて
真っ直ぐに
体に 落ちて

朝は はじまるんだろう

道に ふさわしい風が
崩れた後を 戸締りする

大切なものは 隠され
破けないものは 消した

時刻は
 ....
陽に焼けて
薄い力を
なくした紙

ぺタリと セロハンテープでとめてたけど
格子から はがれてしまい
なにもないより 荒れてるような
みじめな部屋に 苦しくなり
重い腰を上げて 張り替 ....
片付けた くつ箱の
外に 放り出された

ビルの舗道
駅の時計
ごふん

先を 急いでいます
あらいばは こんでいて
海辺は 遠くて

あっちへ 行こう

埋められた ....
いじわるな 雨
知らずに傘を 忘れて
舗道を 行く

少し 寒いのも
寄り添う 薄い 雲に
心 写して

宿る 屋根
捜しながらも
走らない

身体の熱が
冷たい粒の ....
枯葉 の 指輪
伏せた 
やわらかな 草の

ただ ふんわり 揺れるのを

曇りの中 
歩いて行く
陽射し

指笛で 追い 追えぬのを

捜していたのは 錯覚
立ち向 ....
種もつ闇の
ちらかる 真昼

夜から じっと
はりめぐらせた

たんたん ひとつぶ あまい 夢
たんとん ひとなみ ふるい 風

かすれた なきごえ
かみきる したあご
 ....
街の上で
朝を 投げている

小さな 丸い 飛沫が
きらきら ころがりながら
あふれかえる

夜よ
よき 友人よ

くりひろげられる
問いの多くを 吸い取り
泣きな ....
走り書きした
唇 の 上

冷めないうちに
耳を塞ぐ

儲からない 話
でも

いい の ?
さじ の中
盛られた 私の

腕に とどかない
ひくい

止めた 前髪
痛くて はずす
ヘアピン

月明かり まばらな カーテン
さえぎる

みたくないと
あわれむ ....
なんで ひとりでこなかったんですか

と 会社の玄関からでてきた 年上の男性に
詰め寄ったのは 十八の頃

告白しようと やっとかけた電話で
呼び出して 出かけた友達が
相手は 友人と一 ....
海や土やマグマや風と
一緒に浮かんでいるという
私は

身体を選んだわけでも
心を選んだわけでもない

先にあるものから
たくされたような
安物の 腕時計が

地上 から ....
かかりすぎる 振り子
届くまで 飲み込んだ 長さ

ふさがってる ノート 
ささやかな 白 の 記

とめられたいのなら
かわって
につかなくなって

ぽーん と 破れた  ....
はじめて詩を読んだ時
若くて とてもかわいいと思った

しかし しだいに冴え
凍るような苦痛 けど
美しさをまして

貴女は 詩を うとんじていた
悲痛な思いを記す事を 嫌悪し ....
さかさまつげ と診断され
父に手をつないでもらって
眼科に通って いた頃

診察してくださった先生は
遠くをみつめなさい と言った

遠くの山の緑 遠くの景色を
とても 眼にいいか ....
て ぶくろう
ほけちょ

たるんだ
ゆめ み

あしあと ついばんでる

って ふく ろ
あ ほう
さけすみ の よい
ひきちえ お のこ

そでひく で でん
つきくに ほ ねね

たなせや な ゆれ
くもまに み かけ

すりつむ ま ひる
こいのむ で でん
マジか ネタかって なんだろ
本気か 遊びかって ことかな

それは でも

いったん 言葉にした時から
すでに 詩にした時から

言の葉 の 受け継ぎの中に 展開されて
ひとり ....
  けだもの


かぜ 

そよいで
いる


だもの
昨日のコーヒーカップと
今日のコーヒーカップと

うわ のそら

明るい 色に染めた髪
みせられない から
束ねた

地図 を書いて ゆく
春 の 息吹

 ....
ましかく な


つち の
少し 上
ころっと

笑ったの

沈む
柔らかい

折り畳まれた


流れる 
朝 
ひ 
PULL.さんの砂木さんおすすめリスト(117)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
寄り添う- 砂木自由詩12*05-6-27
朝_わたる- 砂木自由詩11*05-6-25
忘れられた写真- 砂木自由詩1*05-6-24
会社で_- 砂木自由詩6*05-6-22
陽光月(ようこうつき)____おうぎの_まい- 砂木自由詩7*05-6-21
新聞のアンケートを読んで- 砂木自由詩4*05-6-21
つばさのゆくえ- 砂木自由詩11*05-6-19
かぜのうた- 砂木自由詩15*05-6-16
障子を_張り替える- 砂木自由詩8*05-6-13
迎える夏- 砂木自由詩9*05-6-11
ささやく_鼓動- 砂木自由詩9*05-6-10
雷光- 砂木自由詩9*05-6-5
座る_真昼- 砂木自由詩14*05-6-1
とべない_鳥のために- 砂木自由詩16*05-5-28
紅_茶を- 砂木自由詩6*05-5-25
沈黙- 砂木自由詩9*05-5-24
はじめての_メール- 砂木自由詩8*05-5-22
出勤- 砂木自由詩5*05-5-18
とめた_さきに- 砂木自由詩5*05-5-16
月光の花のような詩を書く_貴女へ- 砂木自由詩12*05-5-12
とおくを_みつめなさい- 砂木自由詩58*05-4-20
あさ_よる- 砂木自由詩5*05-1-27
ゆき_ひかり- 砂木自由詩3*05-1-26
読者としては- 砂木自由詩9*05-1-20
- 砂木未詩・独白12*04-6-4
テーブル- 砂木自由詩5*04-3-30
笑う_船- 砂木自由詩11*03-12-11

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