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  カモメがなんばも飛んでいた
  船の周りを
  塊のように
  そうして沖で難破した
  ジョン・万次郎がいるのだ
  アメリカの船に助けられ
  アメリカにわたった万次郎
  日本 ....
五時を告げる
  鐘が鳴る
  まるで夢みる
  羊のように

  空腹が番犬である


      2004・12・26
  人間は
  一生をかけて
  彫刻刀で
  自分の名前を  
  彫りつづけるのだ

  死後にその
  印鑑は輝き始める

  だが彫り続けているときこそ
  花なのだ

 ....
   ニンゲンハ
   キノコグモノヨウニ
   ツライナア
   トオモッタラ
   ナミダガ
   コボレテキタ

  
            2004・12・21
 
  艸がなびく高原で
  ぼくは病になった
  もうぼくは草臥れました
  少しお休みが欲しいです
  欠席届を持ってきました
  街の中ではもうクリスマス・ツリーが
   ....
   灯油ファンヒーターが音立てて
   なっている   
   6時前の朝
   どこかから風がもれてのだろうか
   寒い まだカーテンは締め切きったままだ
   からすがとおく ....
  


  モウレツな猿が異星人のように
  人間社会にもぐりこんでいる
  そうしてわれわれの情報を盗み取っている
  もう体毛は退化しほとんど人間と変わりない
  モウレツな猿は早 ....
  



  網膜剥離で二度手術するという
  {ルビ棘草=いらくさ}の枯れる頃
  順ちゃんはもとにもどるだろうか
  人間の情報は60%以上を視覚野が占める
  失明したら大 ....
 


  野に、球
  と書いたのは清水哲男だったかわすれたが、
  日本シリーズもたけなわで、
  今日はいよいよ第七戦、西武が勝っても、
  中日が勝ってもちっともおもしろくな ....
  

  だれもいない台所でぼくは
  ひとりおこわの田吾作弁当を
  食べた SOGO地下食料品売り場で
  買ってきてもらったものだ うまくも
  まずくもなかった 見栄えはいいが
 ....
<冬の北海道>                   


夏の北海道は、数10回ほど放浪している。
ヨーロッパ旅行よりは楽しい。
けれ ....
あとらさんの天野茂典さんおすすめリスト(11)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
日本のジョナサン- 天野茂典未詩・独白105-1-12
空腹- 天野茂典未詩・独白404-12-26
時には郵便配達夫のように- 天野茂典未詩・独白5*04-12-21
広島- 天野茂典未詩・独白604-12-21
冬至までの憂鬱- 天野茂典自由詩204-12-8
Tropical- 天野茂典未詩・独白504-12-8
異星の客- 天野茂典自由詩404-11-17
インドラの順ちゃん- 天野茂典未詩・独白204-10-30
- 天野茂典自由詩504-10-25
田吾作弁当- 天野茂典自由詩604-7-25
19才の春- 天野茂典自由詩304-7-14

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