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僕の窓に一石を投じる
君があけた穴は塞がないで亀裂
空がひとつに見えなくなったよ
とりあえず、そこから新しくのぞいてみます
まだ目には眩しいけれど
朝がまた地球を回し始めます おはよう
シャワーの朝をあびてわたしの土に春がきました
雪どけの下のかすんだ緑 その下の新しい緑
時間が春の模様替えを始めました
冬にあたためていた春を
遠くの太 ....
白 しろでした
私の見えるものといったら
白灰空と窓のがくぶち、それに白壁でした
目を閉じて開いてみても
空はしろでした
少し機嫌の悪い 使いふるされた絨毯がひいてあるだけでした
....
涙が 肌とティシューに沁みていきます
私は 電源の切れた暖かい携帯を握っています
目が それ以上の涙は受け付けませんと言っているのに
私は 溜めていた重油を搾り出すのでした
胸が 波止場へ着く ....
硬い風を吹かせながら歩く
そよ風と呼ぶには少し無理のある姿勢で
風の無い暑い午後 方角は北を歩いているというのに
君は許せるんだね 無風の笑みまで浮かべるんだ
私といえば、荒れ狂う赤い ....
フライパンに割り入れる朝
お皿に乗せるそれは
ただの目玉焼きではないのです