すべてのおすすめ
骨になるしあわせ
骨になる幸せを歌おう
骨になるしあわせ
骨になる幸せを想おう
苦しんだ夜
劈くような痛みの
苦痛に震える一人部屋の片隅で
伸ばすことの出来ない指先を開きながら
赤 ....
横たわった端整な顔が
眠っている 女だ
前景に
積もる砂粒がせり上がって
早く厚く
それを埋めていく
呼吸のように耳へと覆い被さる風
急速に埋め尽くされていく 砂
もはや ....
赤茶けた街のほとりに
くぐもった電飾が舞い
砂めいた波の{ルビ間=ま}の{ルビ音=ね}に
荒れた手の女が遊ぶ
草臥れた解体現場
風の吹く
干物の匂い
上り行く老若の唄に
焼き魚 ....