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中洲に立ち止まった時間
初めてなのに何故だか懐かしくて
辿った記憶の終着点には
少年が笑いながら花を引きちぎっていた
涙腺をどこかに落っことしてしまったことで
確かに愛は死体となった
....
耳の中、ゆっくりと流れ込んでくる群青色の金属音は
きりり、きりり、と子守唄気取り
前に進めば、曖昧なクラシックが見えてきて
立ち止まれば、冷えきったエレクトロニクス
遠い国か? い ....
平坦な道をとぼとぼ歩いていくことが
いつしか当たり前になっていて
地図にない道を通ろうとすることを
鼻で笑うことが多くなった
冗談を言うつもりはさらさらない
仮にそうであったとしても
....
在り合わせにかえって思いやりを感じる
わざわざ捻り出さなくても
無ければそれで誰も責めやしないのに
お節介なのは今に始まったことではないので
いつもの舌打ちに心を込めた
昼間の月を見 ....
幸せの疑似体験をした翌朝
依然として闘病生活の真っ只中で
生理的欲求をめいいっぱいに吐き出した
軽い貧血に対して冷静な自分を
少しばかり嫌になる
嫌いなものを嫌いと言えて
好きなも ....
お互いに危険と快感を欲しがっていたから
何かとよく話すようになったけれど
近頃は足の踏み場を探すようになった
笑えないジョークに相槌を打ちながら
暇潰し程度に逃げ道を作ってみる
本当はこ ....
いずれ修復されるだろうと
私はただ見つめていた
やがてそれすらも忘れてしまい
背景の一つとして色を変えた
置き去りにされたもの
斜陽がそっと撫でてゆく
価値がないから捨てられるのか
捨てられて価 ....
西天 龍さんの中原 那由多さんおすすめリスト
(7)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
東梅田駅8番出口
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中原 那 ...
自由詩
8
10-5-4
アクアマリンの憂鬱
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中原 那 ...
自由詩
13
10-3-25
あまのじゃく
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中原 那 ...
自由詩
17+*
09-12-3
ホームグラウンド
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中原 那 ...
自由詩
7
09-10-10
慢性夢疾患
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中原 那 ...
自由詩
7*
09-10-1
底無し沼でワルツを
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中原 那 ...
自由詩
3
09-9-29
忘却の青い時間
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中原 那 ...
携帯写真+ ...
8*
09-9-21
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