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ほしのふん(か)をおさえているのだ
アカルクアカルク
ウスッペラク
風とおしよく
かるくかるくかるく
トクベツなんていらないよ
専売特許もイラナイよ
いつまでも握りしめてても
腹の足しにもなりゃしない
空 ....
{引用=
*
どの色も気に入らないの。欲しいのは唇をかむ痛みの赤さ
きつね花、天秤にして恋人のふるえる声を謀りにかける
しろはくろ、くろはしろからあ ....
いずれ修復されるだろうと
私はただ見つめていた
やがてそれすらも忘れてしまい
背景の一つとして色を変えた
置き去りにされたもの
斜陽がそっと撫でてゆく
価値がないから捨てられるのか
捨てられて価 ....
回転扉の向こうはサバンナだった。
「さぁ、はやく。」
何かに躊躇っているうちに
電解質と一緒に失われた
青という名の雷鳴。
「サバンナに広がるベッドには、 ....
{引用=地上では
夏を散らす風
恋しくて水面をみあげた
なぜかしら
感じたことのないものを
わたしは知ってる
水面には
ひかりの乱舞
銀が背に降り積もり
手のひらの ....
ゆく雲が
君を求めてのばした蔓から
ふわりと咲いた雪の花びら
彼方を白く染めるものの
ひとつひとつの小ささを
ひとつひとつの儚さを
まるく含んだ湿り気が
花の波に匂いたつ
....