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箱に詰めて流したきみを
どこか異国の空が受け止めてくれているころかしら
どうしてもコール音が鳴りやまなくて
きみは深海の奥深くへ行くと言ってきかないものだから

回転する機械はいつも
わた ....
私はあなたの緑色を
深く閉じ込めることにしました
かわりに私の藍色を
きみの背に縫っておきましょう

囚われた星は
流れ落ちたきみの
カフスが優しく受け止める
それは仄かに光って私の目 ....
ぬめりを帯びたきみの声は、
彼女の黒髪に吸い込まれてしまい。
ぐるぐると絡め取られた手足の先に求めた意味を、
きみは簡単に剥がしては食べてしまいます。

彼女の記憶のなくした部分には緑色のわ ....
君の首筋に
この指をなぞらせる

はやく
心臓をえぐりだして
左心室の筋肉の美しさを閉じ込めてしまいたいと思う

虚ろを見据えるその瞳は
もう二度と脳内と信号を交換することもないのだ
 ....
 とうめいになりたいとねがった。
 
 かぎりなく、ゼロに近いとうめい。

 
 たとえば、試験管の底みたいな。
 
 たとえば、暗闇に光る街灯のオレンジみたいな。
   ....
よるにむかって、
てを、
のばしてみた。

誰かが迎えに来そうで、
怖い。
誰もいないことを確認して、
恐怖がつのる。

よるのくうきが、
わたしを、
引き裂きにやってくる。
 ....
志賀羽音さんのジャイコさんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
さいはて。- ジャイコ自由詩909-9-8
つくつくぼうし- ジャイコ自由詩209-9-3
シトシンの雨を。- ジャイコ自由詩309-8-26
食物連鎖- ジャイコ自由詩5*09-7-31
硝子- ジャイコ自由詩409-7-14
さんそ- ジャイコ自由詩6*09-7-11

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