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家猫だからさ
出られないって言ったら
弱虫だって笑うんだ
やせているくせに
そと猫だからさ
うちにいられないって言ったら
こわがりだって笑うんだ
なんにも知らないくせに
猫の見分けもつ ....
素直がいいって言われて
月に相談したけど
かたちを変える月は
黙って去っていった

明るくなれよと言われて
太陽に相談したけど
いっそう強く燃えて
はねのけていった

私の今は
 ....
たしなめるように
胸に手を当てる
自分の手のひらを感じる

まだ大丈夫です
あなたへそっとつぶやく

だれかががんばるから私もって
それが機動力にならない
そんなお昼前の私はまた
 ....
ありがとうと
いう気持ちになって
流れる涙は自分の
汚れをとる
空気に蒸発して
生命をけずる
それが宿命ならかまわない
どんなことをいったって
突然わかるの
ありがとうといいたくなる ....
さみしがってもかまへんよ
そやけど けんかはあかん
おばあちゃんは よう言うてました

自転車こいでこいで
も少しこいだらついた
どこどこのこおやて言われたくないから
いそいでおりました ....
おとうさんの誕生日が知りたい
私の生まれた時間が知りたい
私が生まれたときの
父と母の顔がみたい
私が生まれたときの
家族の第一声がききたい

私は生まれたかったのだ

私の過去を想 ....
つめみたいに切れたら/想い
また同じのがはえるなら
いくらでも悲しむのでしょう
しっぽをたてて 泣くのでしょう

大きくなった子犬は
セール札をはられて
メインボックスから離れて
ぽつ ....
すぐ泣く
その涙も空気にとけるよ
溜息も
雲がもってってくれる
だから窓あけよう

そうだね
いいことなんて
なんにもないね
天気はいいけどね

昨日は終わったんだよ
明日はま ....
しんどい
そう言って泣く君の背中は
丸い 

遠くない半径にいるわたし
なにもいえないけど

しんどい
ね も の? もつけられないけど

離れない
そう思って起きている
君の ....
ちいさい荷物をおろしたら
新しいのがとどく
とどく

いきてる限り
もって
おろして

今日から明日へ
ことんことんことん

ほら
あしあとになった
流された涙で時を洗えば
ひりひりと痛むでしょう/むねのおくが

だれひとり間違いたくない
みちのりは蒼いでしょう/どこまでも

じょうずではないから
みぎ ひだり
踏みつける地に生まれ ....
聡明な魚みたいならいいけど
きちんと泳げれば綺麗だけど

くたっとした雲が
山をなめるようだと
ちょっとかっこわるい

下からならなんとでも言えるでしょ
口パクしてれば終わるでしょ
 ....
君の割り切れない想いを空に放った

ほら 雪になった

君の涙を含んだ想いは
白い結晶になって飛んでゆく

なにもわからない

ただ消えるだけの雪も
きっと役にたっている
そう言 ....
ひとりは慣れているけど
人の中は疲れる
知らん顔できない中では
自分がすり減る気がする

優しさに
優しさでこたえることが
こんなにむずかしい
だれも振り向かないなら
前だけをみてい ....
正直に生きるなんて
そんな恐ろしいことできないよ
正直になんてずっと
幼いころからできなかったよ

右といえば左であったし
上といえば下であったし
どちらでもいいといえば
はっきりしな ....
魚になって歩く街
雨の街はうみのよう
淡くなってる 昨日の約束
信号待ちの学生の列

足元の風が強すぎるから
ひきかえしたくなるよ
元の場所に

あるはずのない居場所さがして
この ....
おかあさんのような雨がふる
おとうさんのような手のひらで
覆われたい
こどもの私として
覆われたい

雨の夜に
いくつもの中のたった
ひとつの家族として
覆われたい

めんどうく ....
タスケテクダサイ
水槽のイルカは言わない
こっち側の私の心の声が言った

見つめてください
演技中のイルカは確かに言った
こっち側の私は瞳でこたえる

投げた浮輪が宙を舞ってなにかをえ ....
ありがとうございます
と自然に頭がさがるとき
心がかしこまっています
裸でいるようです
あなたに抱きつきたいです

うれしいの最上級の言葉を
早く知りたい
大人になってもまだわかってな ....
ほめられることが少ない子どもでした
目立たない子どもでした
選べない子どもでした
得られないとあきらめていました
うらやむこともたくさんありました
少し
たくさん
泣いたこともありました ....
あふれかえってる
私の身の回り
触れないままで今日も終わる
愛おしむなんて言葉を
飾っているくせにね

捨てることも苦手で
活かすこともできないで
まるで自身のよな
部屋 モノ すべ ....
猫の目借りて夜をみる
(今日の僕の瞳は信用ならなくて)
鬼が門前で声掛ける
(もう一人の鬼は角で待っている)

私に豆など投げられるはずもない
猫の手では豆は握れない
(そもそも猫は鬼な ....
書こうとしてごめんね
そのときにはもう 文字がみえていた
探そうとして疲れた
そこにあるものを
手に取れないから残そうとしたんだね

連絡船のよに返事がほしかった
届いているのか不安でし ....
あたたかそうにみえて
寒いだなんてずるいね
春はずるいね

期待したひかりは
確かにあるのだけど
受け入れないと風がふく

すべてのものと
一列に並んで
おはらいを受けるように首を ....
なかったことにしたい
そう思わなくなったころ
ほどよく塗り替えられた記憶は
薄くはがれおちてまた
空にちかづいた

夕暮れに探すものはなんだろう
とにかくひとりがしんどい

電車の中 ....
夢しか持たないままで
こんなに遠くまできてしまった
振り返っても昨日は見えなくなっていた

影しか知らない過去を
並べてみたとて
だれもうなずかないなら捨てるしかないだろう

冬のさな ....
綺麗事はいい
この場合のいいは もういいのいいでなくて
よいの いいなのだ そういっているそばから
よくないことが起きる

私の恨みは凍らせる

君の隣があいているね 座っていいかな
 ....
私たちは
許すことも
憎むことも
忘れるほどの雪をみる

抗いきれない風に
ぜんぶ持っていかれて
あきらめにも似た
今を得るけれど

私たちは
もう一度 もう一度と鳴く鳥の声をき ....
待つ心は
次第に凍ってゆきました
次に覚めたら
乾いているでしょうか
ドライフラワーのみる夢は
草原の太陽
君の優しさ
私の 両手の平だけの
大きさでいいのです
少しわけてください
星のあたたかさを

池にうつりこんだ私の
姿なんてみたくない
後ろ影でいいから
そっと押してください

昨日が終わって ....
月乃助さんの朧月さんおすすめリスト(118)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
猫のいる庭- 朧月自由詩412-2-20
星に似た命- 朧月自由詩311-7-18
低空より- 朧月自由詩411-4-11
素直になれるとき- 朧月自由詩311-4-10
おもいで- 朧月自由詩411-3-21
はじまり- 朧月自由詩111-3-10
ペットショップ- 朧月自由詩211-2-20
午後- 朧月自由詩311-2-17
ふたり- 朧月自由詩311-2-17
てくてくて- 朧月自由詩511-2-16
うたう- 朧月自由詩111-2-15
魚類の娘- 朧月自由詩411-2-15
明日に伸びる影- 朧月自由詩211-2-14
かんけい- 朧月自由詩311-2-12
波が洗う嘘- 朧月自由詩311-2-10
うみ- 朧月自由詩311-2-10
かぞく- 朧月自由詩411-2-9
イルカショー- 朧月自由詩211-2-7
ありがと- 朧月自由詩311-2-7
少女期- 朧月自由詩511-2-6
雲間の月- 朧月自由詩311-2-5
猫と鬼- 朧月自由詩311-2-3
書き記す癖- 朧月自由詩211-2-2
ひかりの中で- 朧月自由詩411-1-30
最寄駅- 朧月自由詩311-1-28
雪桜- 朧月自由詩511-1-26
いいひと- 朧月自由詩411-1-17
豪雪- 朧月自由詩311-1-13
ドライフラワー- 朧月自由詩811-1-13
ひとり- 朧月自由詩311-1-11

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