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けっこんできなければ

わかれなければならない

それはだれから

おしえてもらうことなのだろう

彼女から?

彼女の友人から?

おれの妻から?

おれのこどもからか? ....
ふたりで眠り込んだベッドの窓辺には

二週間まえ満月と金星がいてくれた

急斜面に生えた常緑樹たちの縁どりが

この五年かんおまえに微笑んでくれていたんだね

みどりになりたいよ

 ....
朝の公園でおんなは貝殻のようだった

見つけたことを喜ぶみたいな

ぼくはひとりのガキンチョになっていた

おんなから二度キスをされた

髪の毛にしてくれたあと

ぼくから唇にした ....
幸せというものがあるのなら

ぼくにしかおまえ

幸せにできないこと分かっている

なのにぼくのせいで

おまえはこんなにさびしいんだ


おかしいよな

社会制度でちぎらな ....
つよくなってどうするの?

つよくなったあとどうするの?

花を咲かせてどうするの?

花が咲いたあとどうするの?


過去は変えられないけれど

じぶんと未来は変えられる

 ....
きのう月ははんぶんで

それはそれで気持ち良さそうに

浮かんでいる気もしたけれど

ぼくらの星の衛星は

勝手にひかりに名前をつけられている

まるでひかりが月みたいじゃないか
 ....
あたしが頭が痛いのは残念ながらあなたといま別れの電話をしているからではなくて二百枚ぶんの入力とずっとあたしの頭のうしろに扇風機の風が当たっていたこととあたしの仕事ぶりというかあたしをずっと金井さんが冷 .... おまえの不在と

おまえのそばにおれの不在


見える世界に傷つけられて

見えない世界で痛みと自失

だから幸福なんてないんだと

だから永遠なんてないんだと

うそぶかな ....
満月はやはりいちにちかぎりのお話しみたいだ
ふつかが過ぎると
クレヨンしんちゃんみたいになっていた

彼女のベッドで眺めたてかてかの月は
ふたりのからだを青くそめていた
なんどもかたちを入 ....
シェリーを2種類たのんだ

ふたりで飲み比べてみた

ちいさなグラスだった

おまえはそんなに食べなかった

麹町のスペイン料理店

チョイスがわるかったかな

四ツ谷までふた ....
ランチのあとヨシミを会社のビルディングまで送り子供のように素っけなく別れた
東京のよく知らない道をヨシミに教えてもらったとおりシンゴは帰った

歩きながら会社からのメールを覗いた
むかし夏の日 ....
空に月が照っている

世界はじぶんのこころだ

失意のとき

目に映るものたちが

励ましを感じさせてくれるなら

微笑んでいてくれるなら

きみの町にいま月は燃えているか
 ....
会う約束だけして連絡なし

じぶん中心かな

オレからは出来ないからさ


電車の音とひかりの中で

はじめて見るひと数人きり

それを哀しく思うのは

音も名もない洞窟の
 ....
ほお杖をついていた

うしろから見つめられていた

棚のむこうにのぞいている

なにかの渦のなかにいる

黒服が遠くで踊っている

思考なのか感情なのか

運命なのか

そ ....
天に唾を吐け

ここではない何処かに

理想を見定めるならば

おい、俺よ、

天に唾を吐け

じぶんの唾を

じぶんの顔にかけるんだ

そうやって落し前をつけて

こ ....
おんなを縛りマッサージする
シチュエーションに酔うこともなく
こったからだをほぐしてやる
2時間でも3時間でもそうやってやる
そんな気持ちも次第に乳房にうつり
しこったつぼみに執着しはじめる ....
彼女はこの夏よくがんばったから

さいごの日に

軽く打ち上げをおんな五人でする

だれもがだらだらしたり

旅行をしたりしているときに

すこし閑散としたいつもの道を歩き

 ....
新学期一日目にさっそく実力テストとかいうのがあった
夏休みも終わりかけのころともだちからいっしょに勉強しないかと誘われた

そいつの家は古びてはいたけれどお金持ちの匂いがぷんぷんとしていた
床 ....
ここはぼくのいる場所じゃない
だから余計真剣に事に当たる

じぶんの何かは分からないけれど
その何かをひきちぎるようにして
しぼりだすようにして事に当たる

そうやって最初っから存在して ....
雨が煙る

夏の薄ぐもり

校舎は外装工事中

乳いろの海

潜望鏡だして

あっちを覗いては

こっちで息をする

おまえは海だから

おれは両生類みたいだ

敷布にくるまれている

外装工事中のよ ....
たましいがつゆだくだ

秋の気配

空の雲のないところが

透明になっ



クーラーが前髪にあたっ




かなしくて幻になっていた

風が暑ぬるくほどけていた ....
戦略を持たない国だと自嘲するのはやめろ

出張の空は群青いろになっていった

リスクのとれない国だと軽くみるのはやめろ

どぶねずみ色の雲や空が群青になっていった

グローバル化という ....
立秋は暑い

暑いけれど

風がほどけ

空をおいて

雲が重なる

夕方の影は

 ....
統計的に晴れることが多いという日がある
八月六日もそうなのだと思う
エノラゲイは晴れた空からしか投下しないと決めていた
その女はどんな人生を生きているのだろう
人間に思いというものがあるならば ....
紙きれはいつも晴れていた

うすもやの水色の空だった

ぼくの死はひとをすこし忙しくさせた

木々はぼくがいたときよりも

はるかにいとしい世界観だった

公園のパノラマにひと影は ....
はじめてふたりで話したとき

きみは敬語をつかっていた

アドバイスが出来たのか忘れたけど

はじめてプレゼントをもらったとき

それはハンカチーフだった

どこにしまったかは忘れ ....
きのうのきみの仕草を

つぎの日の夕方になっても

ちえのわみたいにさわっている

きのうのきみの泣き顔を

なぐさめるふりして姦淫している

ぼくは老獪で純粋だ

きみはぼく ....
池を泳いでいるような人生だった

ぼくの死はだれかをすこし忙しくさせた

紙きれはいつもホコリくさくなるよね

お墓は雑草たちに暴かれているようだ

そんな泣くこたあねえじゃねえか
 ....
朝息ができなくて目をさました
窓をあけてしばらく息を思い出していた

ゆうがたのたいようみたいにきれいだよ
きょうのつききれいだよ

どうくつはなつのクーラーよくきいたへやからのぞむまど
 ....
ひとがしぬということは
思ったよりはるかに隠しきれない
百歳をこえたばあさんも
三歳や一歳のこどもにしても
どちらの場合も
この国からは金が振り込まれていた
ぼくはベッドで屁をこきながら
 ....
月乃助さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(306)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
それはだれからおしえてもらうことなのだろう- 吉岡ペペ ...自由詩410-9-12
流星- 吉岡ペペ ...自由詩710-9-11
貝殻のおんな- 吉岡ペペ ...自由詩410-9-6
幸せ- 吉岡ペペ ...自由詩210-9-4
結婚してた記念日- 吉岡ペペ ...自由詩5+*10-9-3
誓い- 吉岡ペペ ...自由詩510-9-2
まだ間に合うよ- 吉岡ペペ ...自由詩310-8-30
おまえの不在- 吉岡ペペ ...自由詩5+10-8-28
満月もふつかを過ぎると- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...210-8-28
四ツ谷まで- 吉岡ペペ ...自由詩510-8-27
音のない洞窟- 吉岡ペペ ...自由詩310-8-25
月は燃えているか- 吉岡ペペ ...自由詩1210-8-22
連絡なし- 吉岡ペペ ...自由詩310-8-19
殺らせろ!- 吉岡ペペ ...自由詩310-8-17
天に唾を吐け- 吉岡ペペ ...自由詩210-8-16
午前1時23分- 吉岡ペペ ...自由詩12+*10-8-16
蝉の鳴くのを聞きながら- 吉岡ペペ ...自由詩310-8-15
夏休みの思い出- 吉岡ペペ ...自由詩510-8-15
クライマーズ・ハイ- 吉岡ペペ ...自由詩610-8-13
外装工事- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...610-8-12
たましいのつゆだく- 吉岡ペペ ...自由詩1110-8-11
何十億かいめのスペクタクル- 吉岡ペペ ...自由詩610-8-10
秋立つ日に- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...910-8-9
八月六日はいつも晴れている- 吉岡ペペ ...自由詩3*10-8-8
永遠のイメージ- 吉岡ペペ ...自由詩610-8-8
別れの記憶- 吉岡ペペ ...自由詩310-8-7
純愛- 吉岡ペペ ...自由詩310-8-6
人間☆合格- 吉岡ペペ ...自由詩310-8-5
タマシイとゆめ- 吉岡ペペ ...自由詩310-8-4
考える資格- 吉岡ペペ ...自由詩310-8-3

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