すべてのおすすめ
どこかにいきたいと思う

ここはとても寂しい場所だ
自分からの声もないけれど
夜の帳の中に入ると
木の葉の破片を見た



ヤゴかゲンゴロウかもしれない
光っぽいものを掬い上 ....
唐突に君を食べて吸収してしまいたいと感じた夏の終わり
蝉がじぃーじぃーと田舎を想って鳴いていた午後の話
グラスに入った海月型固形の気泡たちは
海に還りながらバラッドを口ずさんでいた(  空耳?? ....
すきだけど
愛じゃない

あなたにそう云われたとき
あたしうなずいたけど

ほんとは
心にぐさってきてた

ちが出てたかも
すごくいたかった

わざわざ
あらたまって云わなく ....
記憶を
残す
出来るだけ
美しい形のものを
渡す
それが
なんなのか知ったのは
ずっと
後の話





いつか
死ぬことを
知らずにうまれ
しばらくは
その ....
鯵の開きってあのままの姿かたちで泳いでいるのかな
だなんて今さらながらにとぼけてみせても
私は私自身に過ぎなくて

迎え火で迎え
送り火で送る
ヒグラシの鳴く音に季節の移ろいを覚え

 ....
これから
あのおも苦しくて
食欲のない時に食べなさいといわれても箸がすすまずに
高い熱があるときに自力で病院まで這って歩くときのように
とんでもない大雨で身動きのとれないひとりの空間
エレベ ....
リビングでうつむせに戦死をしてると
からんからんとガラスと氷が遊ぶ音がする
目線だけあげて見れば
薬味と素麺とめんつゆをお盆に乗せた母親が微笑んでくれていた


という夢をみた


 ....
親のいうことをきかないと死んじゃうからたいへんだ
きょうは花火大会
火薬のにおいをかぐために
ずらずら歩いて
親においつくために必死に歩いて
きれいだなあ花火
ゆがんだドラえもんきれいだな ....
僕は流れに身をぼんやり寄せた
ああ地中海の風を受けた

僕は
ここで
フランスの色々な国々を歩きたい
歴史のことを考える



ぼんやりと夜の青色に
ナポレオンが侵略した
白 ....
夜なんだけどね
ペンネの奥に
おじいちゃんが見えたの
遅かったんだけど
お腹空いちゃって
冷凍のペンネ温めて
(レンジ鳴る)
食べ始めて
なんとなくペンネの穴を見てたの
そしたらね
 ....
きみとはじめてくちびるを交わした日のことを思い出したよ。

恥ずかしがってる私を捕らえて、
きみはやさしくほほえんでくれた。

かわいていてやわらかで
ほんのりとあたかかだったそれは
わ ....
星たちが瞬き
時がゆっくり流れる
トランペットが小夜曲
クラリネットが後打ち

楽しそうなトロンボーン
可愛いシロフォーン
軽快なフルート
夢を与えるキーボード

ゆったりとしたチ ....
すきだよ
すき
すきだ

きみを
たべたくなった

でも
ここにいないので

持てるだけの思い出を総動員して
きみの輪郭をなぞる

たよりない
あたしのきおく

きみの ....
僕はたくさんのひとを巻き込みすぎている

それでみんなを

幸福にしているのならいいのだが

ついて来れないひともたくさんいた

僕は反省もするし、確信もするし、

でもさいごには ....
コンビニで105円のマカダミアチョコレートが発売されたのを知ったときは発狂しそうになった
Suicaのワンタッチで体が欲するチョコレートが買えるのだから
目眩で空が半分ちぎれてしまった
 ....

愛してる
と誰かが呟いたので
ふと思った
愛とは する ものなんだろうか
だとしたら
動詞なんだろうか
いやそれとも形容詞かな

調べてみたけれど
動詞とも
助動詞とも
形 ....
とっても とってもすきだったから
いっぱい いっぱいすきってゆったんだ

すきなときに すきってゆったんだ
すきなだけ すきってゆったんだ
すきかってに すきってゆったんだ
すきほうだいに ....
風邪 いちにちめ

体のなかはあついのに
皮膚の表面はつめたい
俗に云う風邪なのだと気づいてからは
ずっと布団の中でグレープフルーツを齧っていた
昇ってくる陽にそっくりな果実は
わたくし ....
なにやら窓の外がやかましくなった
「今こそ」とか
「ともに」とか誰もが叫んでいるような

ここにしゃがみ込んで久しいし
一見自由そうで実は窮屈な姿勢にも慣れっこ

目を瞑っていれば何が起 ....
なるようにしかならない
というのは
都合のいいもので
ときには放り出された闇へいくためのことば


可愛い名まえをみて
消えてしまいたいと願ってしまう
手をついて
ショーウィンドーを ....

夕飯のあと
残した刺身を生姜醤油に漬けて冷蔵庫へしまう
こうしておいて翌日に
焼いて食べると美味しいというのは
母に教わったことだ
そういえば結婚して引っ越す当日に
母がお餞別と言っ ....
ねえ、きみのなかに、
どれほどたくさんのきみが泣いているのだろう


たくさん、あふれだすたくさんのきみが、こだまする


**


ポカリスウェットとポカリスエット、どっちなの? ....
わたしが生まれるよりうんと昔に
他界してしまった母方の祖父は
実直で陽気なひとだったと言う


わたしが高校の制服に袖を通して間もなく
他界してしまった母方の祖母は
大変に気の強いひとだ ....
あめのにおい

なめくじのあと

たちどまるこいぬ

がらすのきらきら

すてーきのおと

きれいないろ


どこにいても
なにをしてても
あたしはなく

なく

 ....
僕は一生けんめいやることやって

君のいない生活にもいつか慣れるだろう


君も僕を忘れるから

その頃には君に会えるのだろう

民生の言ってることが正しければ。
たすけて、たすけて、ほとけさま
ほとけはやさしい
しんじつの知恵を悟ったもの
ほとけ。
ほとけさま、
わたしはものたりない
のかもしれません
ほとけさま、わたしは、
あいしています ほ ....
やわらかな慈雨が

この岩に穴をあけたのです

どこからか種がやってき

うまい具合な風や雨や光だったのでしょう

穴から松が生えようとしています

教訓を見出だしたい訳ではありま ....
もう一度チャンスをなんて言えない

手放したのは私
そばにいたのに大事にしなかったのは私

後悔なんて千回した
分かっていたなら過去の自分をひっぱたくのに
ゴメンと言えない私のち ....
いくつものナマエが
ネットワークに
撒き散らされ
いつしか
ワタシが誰だったのか
拡散し続けるワタシには
もう分からない
無意識の匿名に
ワタシはかき消され
言葉だけが
墓碑銘のよ ....
匂い/におい/おもいだす
におい/乾いた/照りつける
風のない/ひりひりとした/蒸発してゆく
粒子/記憶/おもいだす
海馬/カラスアゲハ/舞う
ひざし/におう/生/性
生まれた/おもいだす ....
はちはちよんさんの自由詩おすすめリスト(161)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ひかり- 番田 自由詩109-8-19
指先に思考を、砂浜に逢う- ゆるこ自由詩309-8-19
いじわる- cass自由詩5*09-8-14
森は人に届く- 石田 圭 ...自由詩2409-8-13
覆水のひと- 恋月 ぴ ...自由詩24*09-8-10
1102- 唐草フウ自由詩5*09-8-9
夏バテ- ゆるこ自由詩809-8-6
Fireworks- ともちゃ ...自由詩809-8-6
パリ- 番田 自由詩209-8-6
冷凍ペンネ- サトタロ自由詩109-8-6
さくらんぼがり- まぁや自由詩209-8-6
星たちのささやき声- ペポパン ...自由詩7*09-8-6
ばくはつ。- 神無月ま ...自由詩209-8-6
このひとを見よ- 吉岡ペペ ...自由詩909-8-5
私とチョコレート- ゆるこ自由詩409-8-5
愛とは- 吉田ぐん ...自由詩1109-7-31
すき。- 三原千尋自由詩409-7-30
かぜごゑ- 吉田ぐん ...自由詩809-7-29
線上のひと- 恋月 ぴ ...自由詩20*09-7-28
_- 唐草フウ自由詩9*09-7-28
ファミリア- 吉田ぐん ...自由詩2409-7-28
水筆のラブレター- ゆたんぽ自由詩5*09-7-27
空に還ったものに捧ぐ- あ。自由詩17*09-7-26
ああいやだ- cass自由詩3*09-7-26
便所の落書き- udegeuneru自由詩209-7-23
やさしいひとがすき- 榊 慧自由詩2*09-7-23
やわらかな慈雨- 吉岡ペペ ...自由詩1109-7-23
神様- 群青自由詩309-7-23
フェイドアウト- フクスケ自由詩309-7-23
匂いの記憶- within自由詩409-7-23

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6