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聴覚はナイフ
触覚は靴べらのように
点描の世界は途方もなく
広い音楽の塊に変わる

そこでは生半可な
ユマニスムが幅を利かせることなく
電話もメッセージ
横断歩道の音楽もメッセージ
 ....
そうゆうんじゃない
肌に頬を押しあてて
脈打つ血の
ほんとうの色が浮き出すのを待ちながら
したい理由をききたい
耳もとで
吐く息にまぎれ込ませて
「どうして…?」とききたい
衝動にもゆ ....
ぼくは言えないんだ
離れないで、と
そう言ってしまうとよけいに
きみが 忘れるような場所へ
消えてゆくようで

いつか指を伝って
届いたらいいのに
「とおくにいかないで」
それでも考 ....
砂浜に受付のデスクが
ぽつんとひとつ

前方には潮の引いた藻場が
どこまでも広がっている

デスクの上の
海の図鑑を開くと
いろんな星の海が泳いでいた

地球の海は昼寝をしてい ....
夕暮れの水位は
さざなみ
浅い胸に、さざなみ
空白で埋めたはずの
小さな画布が
素朴に満ちてゆく

海面に浮かぶ
危うい杭に
うずくまる鳥の
膨らませた羽から
零れる文字のやさし ....
何だろうか
何だろうか

溢れ出しそうな気持ちや言葉があったはずなのに
あなたを目の前にすると何も言えなくなること

不満やワガママを言いたいのに

あなたに優しく髪を撫でら ....
あたしの手は
朝ふとんをたたむことからはじまって
3人ぶんのご飯を作ったり、洗濯機に洗濯物と洗剤を放り込んで、
それを干したり、部屋じゅうの掃除をしたり、車の運転、
鉛筆を持って字を書いたり
 ....
毎日晴れているので洗濯物が
たまらない
のどが
かわく
かわいた
くちびるがひかる

世界中の初恋よ、叶え
一定の速度で落ちる
しなやかな着地

生まれてからずっと
プールで泳 ....
今年も背中を見せる
あなたの上着の裾を つまんでみる
皆 走っているからね
この子とふたり 取り残されているみたいでね
寂しくってね

私の指の小さなダイヤモンドが
電飾と歌を歌っている ....
この船は
すばらしく安全だから
お金持ちの人も
貧乏な人も
みんな乗るといいよ

僕らが
永いことかかって造った船だけど
黒い人も
白い人も
乗るといいよ
でも、たくさん乗ると
 ....
ねぇ、その懐かしい谷は
いまも風に吹かれているの
そうさ
陽のあたる白いテラスで
あるいは
小さな木の橋に腰かけて
風に吹かれてる
何も変わらない

(かば?
(かばじゃないよ、妖 ....
はちはちよんさんの自由詩おすすめリスト(161)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
言葉ひとつで- 瀬崎 虎 ...自由詩309-3-29
産声- たちばな ...自由詩24*09-3-24
いつかくるさようならのために- 唐草フウ自由詩5*09-3-13
受付- 壮佑自由詩16*09-2-24
素描- 佐野権太自由詩19+*09-1-29
不思議- 自由詩1+09-1-28
ずるい手- ヤム自由詩408-12-30
世界中の初恋よ、叶え- ともちゃ ...自由詩608-12-22
12月- たちばな ...自由詩21*08-12-9
ボートピープル- 佐野権太自由詩8*08-11-27
むーみん- 佐野権太自由詩13*08-11-21

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