画用紙を一枚買ってきて
その白紙の表面を
ゆるゆると眺めている
というのは
白紙の上には
万有の世界が
広がっているからだ

私の古臭いアパートから
宇宙が点に見えるほどの外部まで
 ....
この携帯電話一つ
棄ててしまえば

僕はたちまち解放されて
自由になれる

でも孤独が怖いんだ

部屋で一人
テレビゲームをしていると

ふと
死にたくなる

たばこに火を ....
僕は鳥と冒険に出た
初めてのところ
知らないところ
わからないことに
こわいこと
僕は鳥と冒険をした

最後の冒険
鳥は羽ばたいた
僕は銃を構えて
狙いを定める
銃声が響くけど
 ....
アウトロー アウトロー
かっこいいよ アウトロー

空も飛べるし 海も泳げる
アウトローは何でもできる

車も電車もいらないよ
国境だって飛び越える
ミサイル掴んで抱き枕
地雷を踏ん ....
あいつはダメだよ
馬鹿だから
何をやらせてもダメ
馬鹿だから
生きてる価値ないよ
馬鹿だから
どうせ無意味な人生を送るだけだって
馬鹿だから
言っても無駄だよ
馬鹿だから
関わんな ....
ねえ おねがい

あなたが持っている
わけのわからないネタ帳の
一番大切な詩は
どこにも公表しないでほしいの

誰かが大きな声で
その詩が良いと言ってしまったら
きっとみんな同じ事を ....
チューインガム七月に
アルデンテがどうだとか
ミディアムレアがどうだとか
そんなもの俺にわかるはずなく
ましてや指で確かめる
てんぷら油とか

タイムズスクエアの根元を支える二万と六百人 ....
                    153時 @ハト通信

あさおきると
へやいちめんに
しろいこなつぶがふりつもっていました
てっていてきにはきあつめ
それでもとりきれないぶんは ....
てくてくと
歩く足にすりすりしながら
猫になる
おひさまの匂いがする
ぽっこりしたお腹にのって
重いって言われるまで
だだっこしたい
公団に住まうこと
人生の約4分の3
何度もベランダで煙草を吸っては
コンクリートの嘘を焦がした
網戸を水玉模様に溶かして遊んだのは
狂っていた夏のある夜
孤独の空気に死にたくなれない自分が ....
0.0000000000001%の
ために

僕は今日も
生きてる
どうしても子供に本物の象を見せたかった。
それで仙台の動物園まで家族4人車で向かった。

午前9時に起き、チェックアウトの準備をした。
車を取りに外に出、空を仰ぎ見るとそれはどう見ても
クラ ....
コーラの泡

思いのほか痛くて
もう一口


軽音楽

骨の折れる音は案外
ポップスじみてたよ
「うんこが出たい!」
 姪が言う。

僕はちょっと考えて

まさしく うんこが出たいのだって思う。

うんこを思い通りに出せる人がかつていただろうか。

もよおしたらこう言うべきだ。 ....
  青森県小泊村で道は終わっていた
  その先は新道だった
  未舗装の砂利道だった
  通行止めの門扉があった
  ぼくは門扉の脇の
  細い抜け道を
  バイクをおして
  中 ....
ぼくはとてもいらいらしている
そのいらいらといえば
とても言葉では
表現できないほど

(などと言いつつ
 立派に
 言葉になっているではないか!)

そのことばを
手ににぎろうと ....
 
  誰もいない空は  

  誰もいないままにせよ  
 
耳を澄まさなければ聞こえないような
そうでもないような

そうでもないような音

パーカッションに導かれ
ついにシビのダムまでたどり着いてしまった

言い伝えられたも ....
地下鉄の吊革に左手をかけて
全てをあずけていた
座席の学生服の三人組が目を泳がせていた
真ん中が左斜め前の女を指さす
「これ?!」
右の学生がコントのように真ん中の頭を手の平ではたく
「声 ....
                    153時 @ハト通信

べるがおちていたので
ならしました
からころん
どあがおちていたので
のぶをあけました
がちゃがちゃ
ことばがおちて ....
  富士山をみてきた
  富士山はお正月の姿をしていた

  まるで絵葉書のようで
  テレテしまった

  でもさすが日本一だと思った
  家来を誰も連れてないからだ

  ....
たとえば の予防線
あなたのくしゃみとてもかわいい
それなのに


てをつなぐ あたたかい
哲学の蝶がひらり とまっても
むしです やさしいことがすきだから


ウインクのひびきに ....
あなたは
一匹の子猫をみつけた
木枯らしの吹いた夜
寒さに震え、怯えている

「よしよし」
「いい子だ」
「こっちにおいで」

警戒をしながらも
あなたの優しい声と
安心できる匂 ....
なにかしら
いくぶん
こころおけない
ところがあって

たとえば
たのみごとを
したときのような
あじけなさが

かのじょに
つげなければ
いつまでも
ふらふらしているよ ....
あけましておめでとうございます
なあ、これ来年から課金システムにしようぜ
一回言うたびに金とられるというふうに
だってもうなんのこっちゃわからないんだもん

そのかわり12月25日にメリーク ....
                    121時 @ハト通信

いきをふきこんで
ふくらませたふうせんは
ぜったいに
そらにとびたたない
どれだけがんばって
たくさんふくらませても
 ....
「ことば」が足りない
そう思ったので
「ことば」を
さがしにいきました

小鳥にききました
「小鳥さん小鳥さん
  ことばはどこにありますか」

小鳥はすこしうたうと
どこかへ
 ....
すっかりとんでしまった


そう

そうだ

ぼたん雪を見ている話を書き出そうとしていたん

だった


あなたの書いた詩を読んでいたら

ほんの数秒前に浮かんだ一行が
 ....
布団の中で爪をたて
いたずらしても
頭をなでなでされると嬉しくて
恥ずかしながら、私
ごろごろ喉を鳴らしてしまうのです
何処か行こうとして
結果自宅へと戻って
安心している人間に
戻ることができない

何かを語ろうとして
言葉が詰まる経験を
繰返している友人を
語ることができない

何時か思い出そう ....
馬野ミキさんのおすすめリスト(516)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ロケットの中の顕微鏡でも見られない世界を見てみたい- 煙と工場自由詩205-1-19
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俺の魂- 不老産兄 ...自由詩3*05-1-14
一番大切な詩- みもる自由詩1005-1-11
トップスピン- 不老産兄 ...自由詩105-1-9
こなつぶ- アンテ未詩・独白305-1-8
ねこにんげん(2)- 暗闇れも ...自由詩5*05-1-8
湿夜絵- e R i自由詩3*05-1-6
大馬鹿者- みもる自由詩205-1-6
フラミンゴ平線- 瓜田タカ ...散文(批評 ...10*05-1-6
M_&_M- たいにぃ ...自由詩8*05-1-5
正しい表現と言う言い訳を- Tシャツ未詩・独白205-1-5
竜飛まで- 天野茂典未詩・独白605-1-5
立腹記- 煙と工場自由詩105-1-4
命令- 煙と工場自由詩405-1-4
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自意識過剰にもなるだろう- たちばな ...未詩・独白505-1-4
じがぞう- アンテ未詩・独白7*05-1-3
富士山- 天野茂典未詩・独白505-1-2
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子猫- かなめ自由詩5*05-1-2
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新年あけましておめでとうございます(爆)- span自由詩105-1-1
いき- アンテ未詩・独白305-1-1
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12月31日_雪の降った冬に- 蒼木りん未詩・独白1*04-12-31
ねこにんげん- 暗闇れも ...自由詩3*04-12-30
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