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あふれ出る
光の速さで楽園を
堕ちて、あなたの、胸に飛び込む
じぶんさえ
反射させてた大嘘に
痛々しくて涙をこらえた
どれでもいい
拙い愛でも泣き笑いでも
....
砂浜に薔薇をさして朝を待ってる鳥一羽分空があいてる
星よ私は君であったのに光が欲しいと夜にないてる
朝焼けが落ちていた拾うと歌だった捨てると{ルビ朱鷺=とき}色の貝だった
....
北山通の並木かなしむ夕暮れの色はほんのり青さをもって
少年が息をひそめていたわけは蛍でしょうか哲学のみち
宇治川を背に立つ君の少しだけ歴史を知っていることが ....
チューリップ チューリップ チューリップ
人差し指で 人差し指で 人差し指で
かき回し かき回し ....
{引用=
8センチ隣でただしく眠ってる、きみに呟く「死のうか」なんて。
どうしても受話器ごしでは無理なのね いっしょに歌う、そんなことすら
この夜のふかいとこにきみがいて ....
正義感溢れる言葉裏腹に弱い心を覆う隠れ蓑
風となりポストに届く封筒の雪の切手は夏に一目惚れ
広島の奥座敷だと言われてる湯来温泉の湯は恋に効く
空耳のような気がする君の声魂同士密談交わ ....
一粒の宇宙の果てから打ち寄せる心音、いのちが(((エコーしている)))
群れを捨て刺激の弱い新鮮な雨を踊り食いするサカナ
ビー玉の敷き詰められた砂浜の津波の向こうは雲の平原
....
8センチヒールで足をくじいた日 あなたの背中バファリンのよう
銀の雨、初めて君を知ってから37℃微熱のくちびる
・国語
休み時間 机の上に伏せられた教科書はみな鳥のかたちで
「死」という字を習い17年経つが何故か未だにうまく書けない
・算数
「算数は嫌いなんだよ数式の突起みてると痒く ....
あかい花、血の滲みただかなしくて
唇ぬすみ逃げる夕焼け
あかい花、きれいだねってつぶやいた
水に落ちればいつか見た夢
あかい花、口にしたなら消えてゆく
....
「牡羊座」
恋したら猪突猛進どこまでもちょっと待ったは無しの恋なの
「牡牛座」
石橋を叩いて渡るこの恋をゆっくりそっと見守っていて
「双子座」
あの人も好きだけどこの人も ....
寂しさを違う誰かで埋めるなら きみってわたしのなんなんだろう
つまらないメールの返事に白けては アドレス帳から消すか迷う
疲れてる?そうなのだったらそう言って 無機質な文字、色もつけずに
....
ガラガラとドミノのように自転車が倒れゆく音立ちすくむ人
轟音の地下鉄の中 両の手を用い会話をする唖の人ら
雑踏に自分を見失いそうになる私には自分が無いのか
十二時にALTAの前 ....
短髪も似合っていると言うあなた笑みを浮かべて罠を仕掛ける
夜聴いたあの音楽に感動しアイスクリーム多めに食べる
誰一人おかえりという声はなく寂しく響くただいまの声
切なさを胸に抱えて眠 ....
日没を追い越したくて海岸線
灯台よ、まだ闇を告げるな
たき火して語り合う手の缶ビール
温んでいくのはだれのしわざか
まっさきに真っ赤に落ちてしまうのも
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