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憂うつも何にも無いのなら
目を閉じればいい その中で
いつもその中で
白い骨の 念仏を 唱えればいい
目の中で 流れる夢を 見ればいい
人の中で 煮え立つものを 体の中に 捉えればい ....
すべての人はどこにもいないものだと私は思っている
素晴らしい 遠くに見える風景は 幻みたいだ
何だろう そこで あまり 素晴らしくないものは
ああ それは 私自身の姿なのかもしれない
....
魚が 跳ね
池の周りに 津波ができる
白の波紋が 広がっていく
ブラックバスも 跳ね回って
尾びれが 水面に絵を描く
川面では カブトや
クワガタが 飛び交っていった
アブラゼミも ....
道を歩けば 犬とすれ違う
人とすれ違う
暗雲を 見上げ
虹を見つめる
屋根を見上げ
雨だれで 口を潤し
石ころの 匂いを感じ
緑の葉を 味わう
小石を拾いあげる
川の中に 放 ....
私の希望を思う言葉に知る
ひどくつぶやきに思わされながら
思う 私は 思いを
寂しげな憂鬱に浸っている
何もしない
そして 何もしないままである
私は遊ぶことなどなくいつも 音楽 ....
浜辺へと歩けば、
島の彼方に船がいくつも浮かんでいるのが見えてきた。
そばには、サッカーをやっている黒ずんでいる子供たち。
足下へ、白いボールが飛んできた。
遠くにあるのであろう、ゴー ....
Jポップに音の芯が
鼓膜の中にはないものだったとしても
私は 一つの憂鬱として聞こえない
私にはいつくしみが必要だった
今日も憂鬱な様子がしている
小魚の前だった
....
何にもするべきことのない
そんな毎日を、私は
泳ぎ回るようにして、じっと
漂っていくだけ
私は手にコインを持つ、そして
疲れた体はその一つを捉える
手にお金があるのだと知り、眠りにつく ....
ブラジルはサッカーの強豪そうなのか
自制的生き方の否定若かった
何もない日の世界ゆく死んでいる
何もないナイチンゲール光
何もないその内部へと私は出かけ ....
木は立つ
立っていない木ではない しかし
木は立つ そして
立たされた けれど 木ではない
森は海
朝の宇宙は
鬱なる石の
木の私
私の知らないどこかで
人は朝に 舞う
私の体の中には
希望の言葉が くぐもるだけ
人は天井に
朝の訪れを知る
世界の中に吹き渡る 思いは
海を流れるだろう
海の景色に夢を見た 私は
風の流れを 起きあがる
人の何も知らない
体の奥を
暗闇で じっと 考えている
....
私とはたたずむだけの造船師
船を壊しては 旅する 世界の中
私は 遠く舞い上がる 火の粉を見る
バラバラの部品を探し続ける
海の向こうは アメリカ大陸が広がるだろう
その向こうには ヨーロッ ....
1
絵に何一つ抱くこともない思いを、人は車で追いかけるのだろうと、私もハンドルを握っている。
2
味方が敵軍なのだと思った陣地から、兵士たちは帰ってこない。
3
やつれ果 ....
私は思う 革命を
思いとしての一秒ごとに 変化していく
革命のその中に明日を求めるのだ
虐げられた 毎日の 希望として
鬱病者は 出口を求める
出口もなく 私は 破壊しようとする
何十 ....
私の腸としての幻想の、
幻想の指先は、指紋。
網膜の一点としての、知恵の輪。
渦の音色は月面のクレッシェンド、
おごりとしての憤慨。
絵画とはなんだろう。いつも考えている。ただ、そうではないものがあるにしても、絵画に自分自身だけは存在しないように思う。だから、どんな作品においても殺風景な感覚があるのかもしれない。自画像は、自分を投影 ....
俺は船をもみ消された
何でもなくなった その金色だった
この俺の なくならされただろう 世界を
イメージとして その色彩に立ちつくしていた
道を立ち止まる 小波ですらもなくなった 俺の
....
いくつもの音階なのだ
テーブルの上にある 声は
落とされていくその言葉として聞かされた
その言葉として そこで 転がった
言葉の響きを聞いた
テーブルの上にいた 僕は
今はもうすでにな ....
僕は口元から無くさせられている
激情がこぼれる 外を見ていたこともあった
窓など呼びかけるような詩を書いた 僕は
考えさせられる 僕は
考えるべき事がなくなった
思考することも まとまればい ....
自分がフランス人ではないんだとわかっていながら、筆を握るという選択をそこでするということは、そこにはすでに新しい決意のようなものが含まれていなければならない。ああ同時にそれは絵画の新しい可能性を模 ....
何も詩など
知らないのなら一番だ
得る物も家で作らなくていい
家で寝ていれば寝ているのが
自分の中でないだろう生きていけばいい
声を潜めていれば
全ては奏でられていくだろう
何もない時間に魔法をかけたい。何もない時間を破壊する方法を教えて欲しかった。そうすることが、金を稼ぐことにつながるのではないかと思った。けれど、物をたべることばかりに続いていく。そうすることばかりが確 ....
表現とは他人の言葉
空虚には自分の声の
誰でもない先輩方、教えてくれる
壊れのない骨のワイパーに番号をメモする
思考の先に毛が
考えてこぼれ落ち
歌う道に
靴のない夜の体に腐った ....
何かひとつの 削られていく
言葉とはすべてだ
死刑囚の持とうとする
そんな 闇を 僕は手にした
*
一人の偽善者が
牢屋だ そうして出ることもなく
部屋の隅のどこへいくのだ ....
何かですらない 場所に
何かであろうと 場所を僕は探そう
この地べたを脱出するようにして
影の中でもう一度全体になろう
排斥場からは ささやきがしている
枝となっていく岩ではなく
刈り ....
僕の国が返り討ちにしていた
ああ 誰もいない部屋から 溢れていく
人たちとして その声を
練習した 暗い国の言葉に
違う文化ではない僕は 夜のどこか彼方の
それにめがけて 向かって投 ....
上だけは、止まる音楽の、
地面の、
留まった言葉であることは、
ただ目を、僕を開いて、
誰にとってもの風で
風は手放していた、目にある色彩を、
夜の時間が止まってきた、氷に
中に ....
言葉がつきるまでならいってみる
重いバッグを腰にして
鉛のように思いをラクダで運び続け
青空の中に目指すように進んでいく
どこかへと前へ
そんな風に歩き続けて
ピラミッドで化石 ....