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昨年は歩いて行けた公園のダンデライオン風に揺れてる ヒグラシの遠い呼び声暮れて行くひとりぼっちの道は遠くて

夕暮れの窓辺に寄って本を読む涼やかな風秋の足音

金色の庭でみつけた木漏れ日のスポットライト妖精の輪だよ

ひとりきり置いてきぼり ....
この路地のつながる先がどこなのか知るはずなのにわからなくなる

とちの実が落ちてきますと言うから手を繋いで走った

ほとんどがみどりの中にひとふたひら色素の薄いきみの熱情

内陸の町の夕陽 ....
ブローニーフィルムみたいに大切に試してみては破くコンドーム


ことごとく逆らいきれずに動物の骨だったという楽器にさわる


叫ぼうとしても脊髄反射だしなにかを失うわけではないよ


 ....
はずされるかいかんえるの手錠してM一錠じゃ足りないかしら


ろうそくはともすのなわはとぶものよおやすみド(エス)はねかせてね


あわよくばガードル越えたらしげみへガードレール跨 ....
今朝きみが脱いだパジャマを畳む、いまごろきみはかれと寝ている


しんぞうにおおあながあいたときだけ撫でるのでいい、きみのねこだし


バリンって突きぬけた街なかで恋人繋ぎするじっぽん ....
 

清涼なりし秋の太陽平らかに川の流れは澄み増して


水の晶(あきら)のただ中に 木の葉涛々(とうとう) 川流れ 枯れ野枯れ野へ


秋の木立の穏やかに辺り渡りし 風姿(かざすがた ....
兄ははたち腿高くあげ走りけりその足に業病の兆し見ゆれば


祭祀より怖れられたる娘を娶り今宵ひと晩狼の鳴く


山の木々黒きかぐろきかさなれり目をあげれども空も見えねば


知られた ....
知られざる神殺さむと闇に伏す汗の額の酷く光れり


ネフド砂漠越えれど海は見えず{ルビ身体=からだ}延べて砂漠の土は甘し


進水式すみしドックに高波の波おしよせる暗き海より


海 ....
飛鳥の旅

雨にぬれ水のたまれる野に立ちて朝は涼しく小鳥鳴きつつ

山にいれば鶯の声耳にちかく共の女子さかんに声あぐ

棒状につらなりて咲く桃の花天武持統の陵の辺りの

連山の重なると ....
すべり台。
てっぺんに立つ。
手を伸ばす。
風と交わる。
透けてく体。



かけぬける。はるのかわらのひだまりで。風があたしを透明にする。



腰掛ける。
いっしょにゆれ ....
破蓮の残骸の
真っ心に
空みつけて雪ぐ
ひとひらの君




※読み 空(から/くう/そら)
プランクトン)もろくほほえむ あいまいなかたまりをなんとよべば(さみしさ


月を浴びて淡く首筋に穿たれる窓の格子の十字架の影


切れかけの単三電池の瞬きをそっとつつんだきみのてのひ ....
式も終わりはじめての共同作業は密室にて死体切断。

あなたが彼を殺したらふたりで小鳥を飼いましょう例えば…あのジュウシマツ。

血痕にはクエン酸死体も出ないでも ....
うそになる

わけを探せば

同じこと

あいもわかれも

理など能わず
時としてひらめく羽根は渦を巻き過ぎればそこに白薔薇が咲く  八日月
 しろきひかりの
 勇むるを
 映し足らぬ身
 吾に重ねつつ
 
思い出の箱あけてまだ箱がある君と見た空の向こうにも

大切なものばかりではなかったね今はそれさえ愛しいのに

快速の窓の外に無人駅あの日の母とわたしがホームに

電柱の数をかぞえて歩 ....
あす会える

君に伝える

この瞬間

あすえとのびろ

手を振り続け
面影が

見えるよ君の

母見たい

そぼにいたなら

ついていたなら
降り立った夏の停車場せみたちの鳴き声拍手喝采のごと


実家へと歩く田園風景のさびしきひとりと描かれる夜


秘密基地としての廃屋いまはもう月光だけの棲み家となりて


失った記憶と ....
Gitonさんの短歌おすすめリスト(21)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
昨年は歩いて行けた公園のダンデライオン風に揺れてる- 北大路京 ...短歌114-10-8
黄昏遊戯Ⅳ- 未有花短歌11*14-10-4
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神殺さむ_Ⅰ_____五首- 非在の虹短歌1*09-3-24
飛鳥の旅- 生田 稔短歌109-3-24
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