彼女が舌を出したから、その舌を咬んだ。
驚いた彼女は逃げようとしたけれど、抱きしめて離さない。
それはとても柔らかく、濡れている。
呑み込んで、喉の奥まで味わう。
やが ....
あすとらっど じるべると
あなたを あいしています と
うたっている
わたしの こらそん と
うたっている
たんなる ひとりの
あすとらっど じるべると が
....
神様がやってきて
恥ずかしくて
無花果がないので
代わりに葡萄の
神様は通り過ぎて
そのまま
もう会えなくなった
股の下から
赤いものが垂れた日
音速の雨(ロ短蝶)がピアノに降チル
メロウな火薬を睡らせる為の万奏
リパー・ストリッパー 電球の河ールド.K-C ラスターの
夜り深い打弦のsin動プ(泥ープ)なSui症に
兎し戯視なキー ....
ようわからんけど
やりたいようにやればいいやんか
そのほうが
あんたらしいと思うけどな
そうやろ??
今までそうしてきたやん
なんかあったら相談してか
自分の中に溜め込むことはや ....
欠落している記憶
淡い水彩画
身体の刺激の記憶より
海馬の記憶
目を閉じる
....
フォマルハウトは
秋のひとつ星
夏空の賑やかさも
冬空の荘厳さも
そこにはない
暗い南の空低く
それでも
確かな光を放つ
フォマルハウトは
孤高の星
でも
あなただけ ....
楽しいショーの始まりだ!と言いながら僕らは産まれてきたはずだ
僕に名前が無かったころ、魂は行き先を欲してなかった
たくさんの人、たくさんの名前、溺れそうになって君の名を呼ぶ ....
青空の彼方に黒煙のもうもうと立ちのぼるのを見る
一匹の小鳥は 枝につかまりながら悄然と錆びていた
次に炎が見える時 それは爛々とうごめいているか
子供たちは黒いマスクを被って物陰を抑えていた
....
この背中に
烏のような
黒い翼
つけて下さい…
気が狂いそうな
激しい歌が好きで さぁ!
でもお前には聞かせてやんない
俺の大好きな歌 だよ
生きている事が
楽しくて仕方 ....
二月十三日、
雪が降るのを、
自室で待つ。
母から贈られた、
防寒コートをきて、
窓の向こうから、
薄い光がさしている。
コートの上に、
毛布をかぶり、
書いたばかりの、
自分 ....
貴方に会えなくなって
一年が過ぎようとして
最期に見た姿さえ
もう私の知らないあなただった
私から貴方を奪った
あなたの環境が憎いけど
それだって結局
貴方が ....
きみの口もとがゆがんだので
先読みして笑おうとしたら
きみの目からポロポロ
びっくりして
窒息するくらいになって涙をうかべたのに
ただのあくびだったので
僕もつられ ....
中学生の頃、僕は「不良グループ」と呼ばれる集団の中にいた。
でも学校ではまったく逆で、成績もまぁまぁ良かったし、友達や先生から「何であんなやつらと一緒にいるんだ?」って、「抜け出せないなら助けるよ」 ....
帰ること
帰郷すること
ができたら
なんていいだろう
北海道でも
沖縄でも
もッと近くても
かえるところがるなんてしあわせだ
ぼくには ....
湯上りの温泉芸者の布団かな
君と組むゲームのよさよ楽しさよ
道連れに女と飛び込む波の音
あそこまでびんびんにする芸者かな
男より株価を上げるフェミ ....
声をかけるというのが
悪いことではないことを
あなたはぼくに教えてくれた
ぼくは人によく声をかけるのだ
話し相手とすこしでも親しくなりたくて
内心 ....
今日降った雨は
いつのあなたの涙だったのか
そういうことを
考えた私を笑ってください
あなたの泣き顔など見たこともないのに
手のひらに落ちたのは
私だけの涙で
あなたの涙は
....
冬晴れの日の夕暮れは
裾が桃色の霞がかっていて
焚き火の白い煙低くなびいて
それは今日が穏やかだったことを
私に教えている
白い犬は躊躇を止め
黒い目を真んまるくして
きょとんと首を ....
あなたのこえが
だんだんちかくできこえるようになって
あたし
ちいさくあくびする
ねぇ、
もうすこし
ちかくにきて
わらって?
あたしたち
....
僕の背中に羽根はある?
背中に触れて確かめる勇気がない
ここは独房
臆病が足枷
窓越しの空を見上げる
もしかして羽根は折れてる?
広げてみる勇気がない
僕は空想する
窓の向 ....
壊れた蛍光灯
光のない全て
冷めたコーヒー
どうして私を憐れむの
クッキーに体を溶かされたい
飲み込んだコーヒー
悲しさが浄化する
涼風が運んできた
フラッシュバック
遠くで君が笑っ ....
今日も僕は馬鹿みたいに
君を呼ぶ
君はわらって振り向く
きっとそれは
君の優しさを 一番あらわしている
灰色のなかで うすくひかる白
きっとそれは
君をあらわ ....
月夜の晩に
風が優しく
私の頬を撫でていった
冷たく涼しい風は
ほのかに
夏の匂いを含んでいた
木々の葉が
海の波が
田の稲が
夏の訪れを囁きあう ....
畦 道 に 自 転 車 ゆ き て 蛍 舞 ふ
幼 虫 が 齧 る 花 食 べ 羽 化 を 待 つ
夏 に 首 痛 め て 星 も 見 れ ぬ 夜
古 井 戸 や 落 ち ....
困ったな
すごく困った
気持ちいいところ
ずっと押されてるみたい
ビリビリビリビリ
警報が鳴ってる
ドーパミン大放出
わたしもあなたも
快楽に弱いのは一緒
すごい
気が合うね
....
れんげの土手を揺らして
ごうごうごう、と
やってくる
葉桜の一本道を突っ切って
ひゅうひゅうひゅう、と
やってくる
門柱に横っ面ぶつけて
カンカン、カンカン、
鳴く
耳障 ....
朝
↓
昼
↓
晩
眠
↓
緊
↓
疲
眠
↓
笑
↓
疲
笑
↓
笑
↓
笑
眠
↓
笑
↓
笑
笑
↓
笑
....
痛みだけが
今も私をここにつないで
逃げ出すことも
かなわない
夜の闇の中
月にさえ見放されて
口ずさむ
思い出の歌
でも もう届かない
消さないで 記憶
消さないで 傷
....
脛に向かって
鮮血はほとばしる
痛みについて
想い始めていた
小学2年生のころ
遠足のお弁当は置かれていた
蒸気したアイロンのかたわらに
星型のニンジンに見とれてしまって
二の腕に三角 ....
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