すべてのおすすめ
たまには自分の信仰について書いてみる
そいつはキャッチボールみたいなもの
この友はいつだって良い球を投げてくるのだ
「愛」とか「希望」とか「信仰」とかね
おれもそれなりに返すの ....
母さん
ぼくは思いだしました
まだ若いあなたの
細くも強いその手にひかれて夏
緑に燃える蜜柑葉をくぐりどこまでも道はつづいていました
おばあちゃんのお家までねと
暑くて永い昼下がり
眩暈 ....
あまいあまいバレンタイン・キッス♪
夢みてるんだろな、少年よ
やっぱ、ビター・チョコに決定!
「人を愛するということと 人に合わせるということは 多分 全く別のことだ」
「空気を読もうとするのは いい加減やめにして
空気を 創り出してみたらどうだい? 」
寂しいのって いやだよね
あたしも あんたの言いたいこと
わからないでもないのよ
でもそのために
自分を捨てちゃうんだったら
それこそホントに 寂しいことだよね
....
ひとは知らずに響きをのこしてゆく
希望の響きばかりではないが
きみが生きた証だと信じている
それは言葉の流星群となって
僕の夜に降り注ぐのだ
そして花火のように弾けて燃えつき去っ ....
自分が書きたい詩を書くこと
読みたい詩が読めること
それだけの為に
命をかけていた
「おしん」の最終回のように
かつて、我慢に我慢を重ね
頑張る姿が人の感動を
呼 ....
まどろみの午後、鼻毛を抜いていた
おや、白いのが一本
ちょっとした目眩をおぼえながらも、また鼻毛を抜くことにした
僕はたくさんの「なぜ」を
君の底に 沈めてきた
たくさんのことばが
僕から出て行ったきり
くらげのように
永いあいだ 漂っていた
海よ
君は思い出の中に
僕を沈めて
遠く 光 ....
(以下英語で)
「カスタマー・サービスです」
「あの、レ・ミゼラブルの上映スケジュールを知りたいのですけど…」
「それでしたらウェブサイトで調べて下さい」
「さっき調べたのですが、 ....
生徒はいないけれど、わたしは詩のせんせいなんだよと娘に言ったら、「わたしが生徒になるから詩を教えて」って言われて教えるものはないから書いたもの見せてって言った
おっ 雪
景気は どうだい
見りゃあ分かるだーん
どかーんと絶好調よ
そうだな
まだ まだ
いや今日は もういいと思う
まだ まだあー
....
わたしにある
他者の相
他者は正月にもちを食い
他者はゆっくり風呂に入る
他者は身繕い
他者は出かけ
他者は恭しい
他者は賀し
他者は帰り
他者は脱ぐ
他者を脱ぐ
ひ ....
私達の間を
短い、短い手紙が
暗号の様な手紙が
いったい何往復した事だろう
ひとつの文字の背後には
何倍もの文字が群れなして
文字にならない感情が
行き場を失 ....
オラオラオラァ!
モダンで薄っぺらな靴なんて目じゃねぇ
ちびて薄汚れちゃぁいるが、これが歩み続けたおいらの勲章でぇ
君とは砂場で出会った
人見知りの激しかった僕が どんなきっかけで
初対面の君と口を利くようになったのかは
よく覚えていないけれど
とにかく君と 日が暮れるまでそこで遊んだ
別れる時に ....
こころがとどまってるね。
カーテンのそばで
くちを結んでいる。
ちがう。
ちがうのよ。
もっとひらいてみてごらんなさい。
だいじょうぶだから空気をぬいて。
どうしてそんなにかたま ....
嘘ついた
まったくどうでもいい嘘ついた
どってことない嘘なのに
君はなぜだか傷ついた
鉄骨の隣に愛
裏っ返しのフードに夢
嘘ついた
あたしなら 泣 ....
もうすぐ間氷期が終わる
と言ってももうすぐは
宇宙サイズの話だから
明日の事かもしれないし
百年後の事かもしれないし
なかなか終わらないかもしれない
まもなく氷河期がやって来る
....
契約社員の給料は安い
だからアルバイトも必用になる
午前四時前 朝刊配達に出かけると
山のふもとの住宅地
時折いろいろ見かけるが
エゾシカを見たのは初めてだ
角ある雄と雌のつがい
街 ....
気まぐれな秋の風に
そそのかされた 紅の葉が
舞ってみせる
こんな日は、人恋しくて
街へでる
舗装された道は あそこもここも
わずかに 傾いで見えて
私は、足の爪をとがらせな ....
雨のちはレイン
晴れのちもレイン
すべてが正しくて
いまがベストだ
オーライ
悲しいことも
オーライ、オーライ
楽しいことも
雨のちはレイン
....
じぶんのなかの書きたいことが霞んできたらそれこそ終わり
バランスとってんじゃねえよ
からっぽの溝に鳥が死んでいた
学校の帰り道
それだけでしょんぼり出来た
世界は知らないうちに壊れていた
世界はこころそのものだった
誰彼かまわず挨拶していた
た ....
1
耳なし芳一
壇ノ浦に座す
撥は海風
火の肌をなぜる
赤い藻屑と沈んだままの(旗たち切れの)
悔いの嵐の そのなかの
2
めくらの芳一 どこへゆく
雨滝のよう 夜闇のよ ....
自然に広がる青が好きだ
空に広がる明るくて薄い
無限の青が好きだ
海に広がる深々と水を湛えている
無限の青が好きだ
どちらも大好きだ
どちらも無限に広がって果てしなく
そこに ....
硬直は誠実ではない。丸い玉の中をハムスターが走り続ける。同
じことばかり繰り返しているとバカになる。しかし同じことを黙々
と繰り返す熟練した職人はバカではない。悩ましいことは決して
有意なことで ....
砂の神様が遊ぶ町
子供の人形が溶けて舞う空
誰かの吐息や、タバコの煙すら
その空気に必要のない、神聖な領域
踏み締めたガラスにつまづいた少女は
どのまどろみに消えてしまっただろう ....
死んでも社会だったら
いやだなー
死んだ後も年金払えず
国保も払えず
所得税も払えず なんて
いやだなー
個人的なメールをどっかのMLに間違って投稿しちゃうとか
死んだ後 ....
コンクリートのうえに
アスファルトのうえに
死骸、生き物のむくろ
虫や鳥や微生物どもが
生活のキスをしている
どこに向かいどこを巡る
どこを巡りどこに向かう
....
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