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時は過ぎて

ゆくでしょう

人のこころは変わって

しまうでしょう

それは仕方が

ないでしょう

あらがおうとしても

運命(さだめ)には逆らえず

それは仕 ....
重みをなくした
  他愛もない 愚痴を
 オブラートにつつんで
 嫁いでいった 一人娘に
しばしばメールしている
    卒寿となった おひとりさま
だが 一人娘は 多分・・・
  言外 ....
ゆうがた
べったりした体をオーブンにいれる

もうすこしでわたしになれる、というところで
あなたがわたしを齧りとるから
わたしはいつも、
そういうかたちで次の朝を生きるのだ
九月も末だというのにまだ汗はとまらない
車の冷房は下げたままだ
最後にどうしてもあの海辺が見たかった
親父の入院中きまって立ち寄った、
、あの海水浴場へ

市街を抜け、15分も走ると左手に ....
あの日脱ぎ捨てた古い自分が
心の隅でそのままになっている
糸の切れた人形のように
死よりも冷たい生者の顔で


ポンペイのように時の塵に埋れ
欲望の形に空洞化した遺骸あるいは
まだ温も ....
本日は
絶好の洗濯日和

見上げる雲は
穏やかな光に浸されて

へたくそな君のハミングが
靴下とシャツの森で揺れる

色とりどりの洗濯バサミが
タオルと枕カバーの ....
最前列に磔刑宛ら固定され
急な坂をゆっくりと上って行く
頂上に何が待ち受けているかは分っている
(何故こんな日に雨が降るのか) から
(何故雨の日にこんなことをするのか)
思いを行き来する疑 ....
上なんかみるなよ
上なんか羨むなよ

今立っているその場所は
自身で作りあげたものだろ

尽力もせずにのうのうと
今もぬるま湯に浸かりながら

上なんかみるなよ
上なんか羨むなよ
 ....
言葉はまるで埃のよう

陽に透ければ多少の見栄えもするけれど

所詮はただの塵芥 腹の足しにもなれはしない


深夜零時の交差点で

ゴミを相手にワンツーステップ

星が消え ....
まぶたを落として

眠りにつくまでの間

平凡な今日のこと

それから

ほんの少し明日のことを

考える


カレンが歌っていた


「雨の日と月曜日はゆううつだわ」 ....
すこし雨の日の

みどりの影に窓のある

喫茶店で勉強したい

みらいに向けての

勉強がしたい

それが人生の楽しいこと


ガンダーラ

ガンダーラ

ふたりぶん ....
{引用=
黒い肌の女が 枯れ枝のような
赤子をだいていました


たまゆら
 乳飲み子は、欲するものがえられないと
それを知ると、女の乳首を舌でおしだした


砂塵の風
 大いな ....
解る人には解る
本当にそれでいいの

語と心との一致に合掌し魂をさする 流離わずにとどまり 踏ん張る
揺るぎないものを沿革と共に 出る芽に頼らず 誰にも

直球に食らう 自身と 

  ....
道の先には置き忘れた  
少年の靴が、ひとつ   
夏の日に照らされ輝いていた。  

靴は近づき、通りすぎ、遠のいて――  
ふり返るとやっぱり輝いている  
あの少年の靴  

い ....
誰も知らない

気疲れで倒れそうなことを

誰も知らない

右目と右脳が悲鳴をあげていることを

誰も知らない

マッサージ師に?を連発されていることを

誰も知らない

 ....
心の在り処に明るみを灯す 儚い吐息にも消されず 風の神にも胸を張り
共に灯して明るみを眩しがらず ただ 上を向いて歩いてゆこう

計算された楕円の軌道は 生きていることを存分に噛み締める為に
 ....
朝は救急車の重苦しいうめきが
 昼は物売りの間延びした拡声が
  夜はエナジーを持て余した単車の暴走音が
ひなびた大通りに響いては遠のいてゆく

ところで「時」の声は叫んでいる

海底は ....
・・・・・・ ・・・ ・
・・ ・・・・・・・・・
・・・・・・・・ ・
・・・・・・ ・・
・・・・・・ ・・
・・・ ・
・ ・・  ....
 こんなところで


ベビーカーを押すお母さんが
コーヒーショップに入ってきた
乗っている赤ん坊は周囲への目配りが鋭い
スマホで大声で話している人がいたが
赤ん坊はまるでカメレオンみたい ....
夢の中に死んだあのひとがでてきました
鮮明に

あの笑顔でよびかけました
友人のために一肌脱ごうよと
そうだった

あなたのまわりにいつもみんないました
楽しかった
叱られたことさえ ....
生きている

やさしいから

目につくことがある

傷つくことがある

こころが折れそうな

日々の機微を

吐き出したくて

みんなときどき意地悪になる

でも大丈夫 ....
{引用=
文月二十日
 解剖のひつようもなく
 わたしの うちに
 命の 砂時計の残りをたしかめる日


オメデトウ 
 オメデトウ


神々が休むことのないように
 あゆみを ....
こどもが
しょくばにやってきた

こんにちはといって
やってきた

このくつのひといますかと
しょくばのひとにきいた

おこさんきてるよと
しょくばのひとがいった

 ....
人生を恨みたくなった時
私はありがとうと言ってみる
感謝している瞬間は
苦しみが消えているから
ありがとう
ありがとう
まず地面があることに
ありがとう
立ったり寝たりすることができる ....
世の人びとが
忘れ去る
ひとつの生を
受けている

何者でもない
宿命しょって
止むに止まれず
生きづらさ

すれ違う
路傍の人びと
石ころどうし
外す目線

見 ....
夜に紛れて逢いました
指の先から次々零れるシャボン玉
幸せな夜のコーヒー
眠くない

コインロッカーの陰で
階段下の倉庫脇で
立ち止まる
進めない

雨が降っていて
目の前をたく ....
雨にぬられて
寒くて凍えて
目隠しをする
行く先は何処

お腹は減り
眠くなり
寂しくて
暗くなり

マッチをすり
暖を取る
身の破滅を感じる時
誰も味方してくれない。

 ....
手をつなぎたい

こころを伝えたい

昔ながらの珈琲店には

湿っぽい珈琲の匂いとピザの匂いがする


ペットショップで動物を見つめる

ひとはみな

愛情を注げる器を探して ....
二日目からは午前中で仕事は終わった

辺見えみりみたいな顔をした通訳と食べたくもない昼飯を食べ

午後は好奇心旺盛なお客さんと街中に繰り出して市場や庶民的なデパートを歩いた

たぶん二日目 ....
回転鮨が回ります ひさしぶりです
回遊魚が回ります ななつの海を
回転鮨が回ります なまえを呼ぶと応えます
回遊魚が回ります 親潮黒潮リマン海流対馬海流 暖流寒流に抱かれて
回転鮨が回 ....
佑木さんの自由詩おすすめリスト(31)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
時は過ぎて_ゆくでしょう- 南無一自由詩215-8-22
緑門②- 信天翁自由詩515-8-22
チーズ・オーブン- はるな自由詩413-9-26
Tシャツでは少し寒い- アラガイ ...自由詩13*13-9-25
確執- ただのみ ...自由詩25*13-9-24
柔らかな影- nonya自由詩23*13-9-21
家族旅行- ただのみ ...自由詩26*13-9-20
上なんか- hiroto22自由詩2*13-9-14
cadenza- syuon自由詩113-9-13
月曜日のゆううつ- ちと自由詩213-9-8
ガンダーラ- 吉岡ペペ ...自由詩213-9-8
ユニセフ- 月乃助自由詩10*13-9-2
解る人には解る寂しさ- 朝焼彩茜 ...自由詩10*13-9-2
少年の靴__- 服部 剛自由詩1213-8-31
誰も知らない- 吉岡ペペ ...自由詩813-8-31
楕円軌道エナジー- 朝焼彩茜 ...自由詩7*13-8-31
木琴を叩く男(九)- 信天翁自由詩213-8-30
中之島- 左屋百色自由詩7*13-8-30
こんなところで/大相撲珈琲場所- 壮佑自由詩13+*13-8-28
おかえりなさい- 朧月自由詩313-8-10
機微の唄- 吉岡ペペ ...自由詩1113-7-27
文月の紙ひこうき- 月乃助自由詩13*13-7-23
- 小川 葉自由詩1213-7-20
感謝- 渡辺亘自由詩213-5-7
失われた人- シホ.N自由詩313-4-25
逢った日- チアーヌ自由詩7*13-2-20
アイソレーション(孤独)- ペポパン ...自由詩7*11-8-21
宇宙のものまね- 吉岡ペペ ...自由詩411-8-21
おんなじうんこ- 吉岡ペペ ...自由詩111-8-19
竜の匂い- るるりら自由詩9*11-8-17

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