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 秋の終わり、こんな夢を見た。
 わたしは船の上にいる。船は霧に包まれる。朝なのか、夕なのか、それが分からないので朝霧とも夕霧ともいえない。海の霧だ。天候が悪くなれば、このように霧が立つこともあるの ....
君かもしれない
水銀のように形なく
まどろんだり拗ねたりするのは
僕の隣で眠る君かもしれない

瞬きを繰り返しては破裂する
懐かしい季節は背徳に伏し
窓際でこころに抱えるには大きすぎる
 ....
うたを歌わなくなって陰影がわからなくなる
道端にすべて宇宙の残骸がおちているような
夕暮れまで秒読みを開始してアルミの屋根を
じっと眺めていた小国民少年少女一様に空へ

沈黙はもうだれもみな ....
繭の中身を確かめに
ヴェランダからするんと
カーテンを伝って降り
君の夢へ移動する

月無き夜のこと
君の小さな体に
無数に穿たれた
秘密の森のこと

心に生い茂る銀色の
すすき ....
《81》柴田望さんの瀬崎 虎彦さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 瀬崎 虎 ...散文(批評 ...310-6-13
アモルフ- 瀬崎 虎 ...自由詩210-6-9
どうかね_君は- 瀬崎 虎 ...自由詩410-6-8
月鳴夜- 瀬崎 虎 ...自由詩17*09-9-2

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