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雨が降る
赤い丸型ポストに
届けられるはずだった
ホワイトデーのお返しが
ぽつんと残っていて
送り主のドキドキと
受け取り主の喪失を
抱え込んでいる

雨が降る
路地裏の捨て猫 ....
今からセックスさせてくれませんでしょうか?
そういうモノが今 僕には必要なんです。
明日の僕の運命は 雲よりもアヤフヤだから。



今からセックスさせてくれませんでしょうか?
初めてみ ....
こんなにも
色を変えている
お前は
不実でないはずがないのに
そうやっていつまでも睨むなら
私には瞳は要らない
そして今や私の瞳は液体で満たされ
誰にも見つからない代わりに
不自由な石 ....
ペットボトル
父さん

色エンピツセットの中で一番きれいな赤色エンピツ
母さん

観覧車の置物
兄さん

粘土


テーブルに並べて
バカ男はいつもの席

 ....
もと
もとの
つきの



らら



もと
もとの


もとの
つきの



らら



おらはいつかむかしのすみよいごみすてばさぬけて



 ....
最後の叫ぶ声も漬けられた
漬けられた声は日持ちがするので売りやすいのさ。

カブ屋がカブに乗り、歌舞伎町から兜町に行き、被りものごと過分のアスファルトに漬けられた!!
大声 ....
からっと空があがった

その色は首のあたりにすっと馴染んで 実に悠長に 時間が過ぎる

携帯をほっぺと肩に挟んで自転車に乗ると 坂道を転げ落ちる

きこえる君の声が 嘘のようで ここちよい ....
「青が好きだということにしよう」
そう決めて 僕はこの世に生まれた。
キックしたら死にそうな犬が路上で流行っている

キックしたら死にそうな犬

死にそうな犬

死にそうな犬

死にそうな犬







閑静な住宅街では週1ペースで人が ....
すっかりと未確認飛行物体となってしまった彼女が
少しだけ湿り気のある青空の中を泳いでいる
僕らはそれを見つけては
もうそんな季節だね
と、確かめ合う


動き出さない車の列を、指先の
 ....
ミネストローネを食べたあとのタバコは

懐かしいお口

夜をピカピカ光る飛行機を

懐かしいお口のあたしで

とろとろと見やる


パッケージを開ける君の手は

初冬の肌寒さ ....
桜並木の堤防沿いの道
一人の少年が走っていく
後姿にすばらしく
映画のような櫻吹雪

「少年よ!走っていけ!」

見送る私の後ろから
初老の男が叫ぶ
振り向く私に

「言っちゃ悪 ....
静寂が満ちるのを待つ

あなたは
広げた想像の張力に身をゆだねて
空を映す水面に静かに浮いている

手のひらをつぼみにして
ゆっくりとふくらませるとき
わずかな空間の揺らぎが
水中を ....
君によじ登る時
記号化された明日を忘れたい

君をばら撒く時
密室でひんやりと眠ります

君を取り出す時
時計は5時を指して

君を揃える時
柔らかくなった土をひたすら掘る

 ....
(葬儀におけるエコロジー)

もし ぼくが死んだら
土葬にしてくれ

小さな命たちに
ご馳走してやりたいんだ

もし 火葬にするなら
ミディアムレアに焼いてくれ

エネルギーを
 ....
華麗に誘惑の羽根を広げたって駄目さ

あいつの今 知りたいんだろう?


心配ない

あんたの思い通りにはなってないさ
だんだんと小さくなってゆく君の姿
どうして僕から離れてゆくの
雨が降って、雪が降って桜が舞い散る。
君はまだ戻ってこない。
僕のこと忘れてしまったんだろうか。
僕は今も想い続けるのに・・ ....
病院の待合室で
子供をお利口にするための薬を
待ちながら
私はどんどん小さくなって
周りがどんどん大きくなって
それとも私が透明になっているのか
どちらかはわからないけれど
私の存在 ....
細胞に熱を帯びた物体はいつか不利で
分子というレベルでの攻撃をはにかみながら
哀情の君が腐った ポラロイド火傷の影
熱帯は揚力に負けて立ちすくむ5秒間
猫背矯正で遊泳
猫背矯正で遊泳
アン ....
音楽

どこからか楽しげな音楽
両手でばさばさ
と、空を飛んでいくあの子は笑顔
僕はとっておきの切り札を懐に
とっておきなので使わずに
まぶしい頃に目を閉じたり、開けたりする

あま ....
馬鹿ターボ
全開で帰宅する俺
髭をたくわえ少しワイルドな俺に
おかえり、を言う娘は少しワイルドな俺に少し慣れ
一番星が出始めた空の下で縄跳びの練習中
綺麗でしょ、綺麗でしょ
いや、 ....
光が息を通りすぎ
ひとつの花
ひとつの羽に分かれてゆく


線だけの街に
雨がひとつ咲き
小さくふるえ 増えつづける


無音に打たれ ひざまづくとき
白い林の連なりを見 ....
アイスチャイが作る船の
端に立ってごらんよ
スミレの花の
花弁の奥に顔を背けてしまう
因果とシナモン
刺激が感化する乗ってゆくJR
遠くへ行こうと人波が蠢く改札へと
吸い込まれてゆくキッ ....
高校生の頃みたいに
立て続けに三本の煙草を吸う
吐き捨てた唾の泡に
何かの期待を寄せた 夜


何かが起こりそうな呪文を唱えるよりも
何も起こらない夜に

ひとりで煙草を吸う 昭和七 ....
水平線を断ち切るように
僕らはときおり空を見上げる

加速してゆく時代は
小さな出来事をかき消して
紙の上の真実も風に飛ばされてしまう

渡り鳥が
故郷を忘れないでいられるのは何故だろ ....
明け方の二層の空 さかさまにして
新しいオレンジの上澄みを
そうっと コップで掬って 
朝一番のミックスジュースをつくる

青白い雲を支える工場の煙突は
この町のわたしたちのかわりに
悲 ....
あなたからの電話で目が覚めたのは
蒸し暑いベッドの上
胃に残るアルコールと肌に纏わりつく汗だけが
かろうじて
昨日の私と今朝の私を繋ぐ細い糸

昨日と今日は
けっして地続きではなく
き ....
ミルクが欲しい1歳は
男が欲しい21歳に
あっけなく捨て去られる

新しいゲームソフトが欲しい12歳が
プラダが欲しい32歳の
財布から金を抜き取る

夢が欲しい33歳は
安定が欲し ....
快速貨物船讃岐丸が
潜水艦に見つかって
撃沈したのは
一昨日のことだった
夢みたいだった

逆さ狐に狸汁を振る舞って
今朝も降る降る雨が降る
土俵の上は水浸し
錆びたトタンに ....
静かな呼吸から寝息へ
移ろいは 深い罪
霧のように


夜の霧 深すぎて
そこは天国ではなく寺院ではなく
神社ではなく教会ではない
誰も手を触れることない
水滴は 都会の電 ....
瓜田タカヤさんの自由詩おすすめリスト(261)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雨が降る- 385自由詩3*05-3-23
穴があったら入れたい- 虹村 凌自由詩7*05-3-23
空と修羅- 第2の地 ...自由詩105-3-20
家族- バカ男自由詩1805-3-19
風景- 捨て彦自由詩605-3-11
ホルマリン漬けのあした- あおば自由詩3*05-3-11
欅と辛夷の路- 吉原 麻自由詩2*05-3-11
由来- 吉岡孝次自由詩205-3-10
光線- 馬野ミキ自由詩3*05-3-8
僕らとUFO- 霜天自由詩305-3-8
セロリ- ぱぴ子自由詩205-3-8
父や、母が死んでも走り続けろ!- 初代ドリ ...自由詩4*05-3-7
睡蓮- ベンジャ ...自由詩3805-3-7
それからそれから- ぱぴ子自由詩305-3-7
ミディアムレアに焼いてくれ- 043BLUE自由詩505-3-6
鬼畜- 汰介自由詩3*05-3-2
さくらのサクラ- 天使自由詩105-3-2
なんてことない一日- 初代ドリ ...自由詩8*05-3-1
猫背エリア・トランス- 示唆ウゲ ...自由詩105-3-1
僕らが波で出来てるとして- 霜天自由詩405-3-1
団欒- たもつ自由詩2505-3-1
鏡の日- 木立 悟自由詩405-3-1
チャイ- 湾鶴自由詩405-3-1
何かが起こりそうな!- 虹村 凌自由詩3*05-2-28
南セントレア_(離陸)- ベンジャ ...自由詩7*05-2-28
ミックスジュース工場- 自由詩105-2-28
似て非なる- 大覚アキ ...自由詩205-2-28
滑らかに廻り続ける欲望の輪- 大覚アキ ...自由詩126*05-2-27
紅梅- あおば自由詩105-2-27
子守唄/深夜の霧は罪のように_明け方の雨は幻のように- 銀馬車で ...自由詩4*05-2-26

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