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田舎の
海辺の町は
夏だけ賑わうことの証に
朽ちた郷愁を見せる
古びた町並みは
時代に忘れ去られ
潮風にさらされて
風化した屋根が
陽炎のように歪む
人も少ない真っ青 ....
本当に美しいものは
言葉には表せない
それらを再現できるのは
読み手の魔法なのだ
夏雲を見上げると
君がいたグランドを思い出す
フェンスの向こうの
湿った土の匂い
古いグローブ
蝉の声
いつしか自分も年をとり
陽炎の中
長い一生をとぼとぼ歩いてる
....
知人はたくさんいるが
友人は少数精鋭
どこまでが知人で
どこからが友人か
このダルい領域の話は個人的にどうでもいい
ただ友達っていうのはな
思い出した時に
頑張れよって心の底 ....
完璧を求める心ほど
少しの歪みが許せずに
破壊的になるけど
人は
曲がったり
間違えたりして
整わなくても良いんだ
整わないから
かすかなたわみの中で
呼吸が出来てい ....