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気がついたら明るくて
「しまった」と
後悔した土曜日の朝
昨夜はあんなに寂しがっていたのに
男は嘘のようにあっさりと眠っていて
寂しかったのはわたしだって同じだけど
一人で目覚めると
少 ....
自分は何人いるんだろうと
数えていたら
頭がぼんやりしてきて
それで
もっとぼんやりするために
お酒を飲んだり
する
そうすれば
わたしは誰かになって
だから
あんなことや
こん ....
十字路に140キロで突っ込む
同じくらいのスピードで
左側から来て頂戴
大破しましょう
公道の真ん中で
ときどき
取られたような気持ちになって
「わたしを返して」

思う
または
「わたしを帰して」
かな
あなたに会えないと
悲しくて
あなたに会えた日は
うれしくて
こんなに好きで
でも愛されていない
いつもいつも
考えているのはわたしだけで
たまにやってくるあなたを待って
日々は過ぎ ....
線香花火は
線香の匂いがするだろうか
水辺の淵でひっそりと
雨のように流れ落ちる火花
暑いのに起きられない
体から噴出す汗で
寝巻きもベッドも布団も
何もかもびしょびしょ
電話が鳴っても
知らない
チャイムが鳴っても
知らない
そんな
一人の部屋で

夜も昼も
 ....
もしもここが世界の淵で
あと10センチ歩いたら落っこちるとしても
大したことじゃないよ
ほらこれあげるよ
ゆっくり吸い込んでね
落ち着いてきたでしょう
もう怖くないんだよ
泣かないで
 ....
デート
お天気良好
あなたに会いたかったはずなのに
それは思い込みだったかな
わたしはご機嫌が斜め
こんなにつまらなくて
退屈で
イライラするのはなんでだろう
あなたが退屈と言うことで ....
もう遅いよ
そう言ったら
あなたは泣いた
みっともないから泣かないで
と思ったけど
実際
言い出したわたしは
とても後味が悪い
別れ話は
途中経過は関係なくて
話を出したほうが
 ....
足音は立てないで来てね
待っているから
足音はいらないの
足なんかいらない
あなたはいらない
足音だけのあなたはもっといらない
ぬるい湯につかって
雨の音を聞いた
誰かが来るまで
ここでこうしていようね
体温の方が暖かいから
わたしたちはゆっくり交じり合う
浦安にあるアレである。
俗に「ネズミ園」なんて言って茶化す人がいますね。気持ちはわからないでもない。
日本一メジャーな遊園地だし、いつ行ってもひたすら混んでいるし、妙に晴れやかで、
悪口を言いた ....
おいしい罪を食べなさい

黒い神さまが言ったので
その通りにしたの
おいしくなかったら
食べません
責任なんか
取りません
ときどきとても
愛を信じたくなるの
どうしても
信じたくなるの
夕方すぎ
薄闇のお庭
ブルーグレイの花びら
まるで浮いているみたい
何も信じていない
わたしの中に愛はあるかな
あな ....
パーッと行こうよ
と言いながら
道に倒れて男の名前を
叫んでみた
冷たい男が好きなのは悪い癖で
妙に愛されるとすぐに飽きちゃうから
不幸なのは当たり前なの
同情しなくていいよ
と言いな ....
どんなに雨が降っても
傘なんかささないで
道端にうずくまっていたい
夜がある
お花見
桜の下は
ゴミだらけ
ゲロだらけ
夜になると
涼しい風が吹き
山のようなゴミが
散乱していくよ
積み上がっていくよ
その上で
知らぬ顔をして
優しい顔をして
聖なる花は ....
上から下を眺めて
もし落っこちたとき
やっぱりコンクリの上じゃなくて
芝生の方に落ちたいなあ
なんて考えてるうちは
無理なんだろうな
デパートは
大好き
熱帯魚売り場と
屋上が
あ ....
恋をすると毎日が楽しいだなんて嘘
充実するなんて嘘
人に優しくなれるなんて嘘
肌のツヤが良くなるなんて嘘
とにかく全部嘘
恋をすると
何もかもが色褪せて見える
世界はなんてつまらないんだ ....
今日も行くわよドラッグストア!
新製品が目白押し
入り口近くでドリンク剤が
横目で誘惑してくるよ
エステティックはT○C!
そうは言ってもエステは高い
ローン組んだらつぶれたなんて
よく ....
今日もわたしの手足は冷たい
だからお風呂に入ります
するとわたしの肌は乾燥して
ぴきぴきとひび割れを起こす
だからクリームを塗ります
そして靴下を履いて
布団に入ります
布団は布団乾燥機 ....
どうせなら
きれいな公衆便所に入りたいでしょう?
みんなが使っているのに違いないのに
いつもきれいで
新しいペーパーが補充されていて
いい匂いがする
そんな公衆便所に入りたいでしょう?
 ....
わたしが悪かったのだ
必要のないものをあげてはいけない
まして
友達がみんなやっているから
なんて理由で
不器用な手つきで
編み棒を動かしちゃいけない
人間暇だとろくなこと考えない
カ ....
頭の上の方の
難しいこと考えちゃう部分
ぜんぶ取り出して
お風呂に置いておいで
大したことじゃないってこと
よくわかるでしょう
頭の後ろから
ゾクゾクしてきたら
取れてきた証拠
目を ....
住宅地のはずれにあって
草がぼうぼう生えていて
樹木は無い
遊具は
赤いジャングルジムと
青いブランコと
錆だらけの滑り台
隠れるところもなく
逃げることもできない
近くにはもう
 ....
「なかったことにしよう」
と言われて
黙って頷いた
そうかぁなかったことかぁと
帰り道電車の中
何度も何度も考えた
とても疲れていたので
座りたかったけど
井の頭線は混んでいて
つり ....
男の子を好きになると
いつも考える

この子はあのとき
どんな顔
するのかなって

試してみたくて
たまらなくなる
どんよりとした激しいスピードで
こみ上げてくる感情
今夜もう少しで落っことすところだった
男の子の部屋ではいつも同じような音楽が流れてる
だから昨日の男の子と
今日の男の子が違っていたって
 ....
会ってご飯食べてチューしてそれから
恋人になりたいって
言われても
さらさら流れる感情をどこかでせき止めて
今日から恋人だなんてどこかおかしい
ちゃんちゃらおかしい
自然に恋人になれないの ....
快晴さんのチアーヌさんおすすめリスト(80)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
駅までの道- チアーヌ自由詩605-9-27
繋ぎ止める自分- チアーヌ自由詩605-9-21
サイレン- チアーヌ自由詩505-9-20
わたしをかえして- チアーヌ未詩・独白605-8-31
循環- チアーヌ自由詩705-8-31
夏の終り- チアーヌ自由詩505-8-30
夢ばかり見ていた- チアーヌ自由詩905-8-9
世界の淵- チアーヌ自由詩305-7-7
切り捨て御免- チアーヌ自由詩905-7-6
別れ話- チアーヌ自由詩405-7-4
足音- チアーヌ自由詩805-6-21
避難訓練- チアーヌ自由詩605-6-15
ディズニーランド考- チアーヌ散文(批評 ...705-6-3
おいしい罪- チアーヌ自由詩405-5-12
窓の向こう- チアーヌ自由詩405-5-10
本能の食物- チアーヌ自由詩805-4-19
どんなに雨が降っても- チアーヌ自由詩605-4-10
お花見- チアーヌ自由詩305-4-10
午後のデパート- チアーヌ自由詩705-2-11
恋をすると毎日が楽しいだなんて嘘- チアーヌ自由詩705-2-10
ドラッグストア!- チアーヌ自由詩16*05-1-23
ありふれた日常- チアーヌ自由詩13*05-1-17
公衆便所- チアーヌ自由詩605-1-17
編み物- チアーヌ自由詩4*05-1-13
楽しい秘密- チアーヌ自由詩404-12-29
さびしい公園- チアーヌ自由詩504-12-25
なかったこと- チアーヌ自由詩1304-12-21
実験- チアーヌ自由詩8*04-12-16
男の子の部屋ではいつも同じような音楽が流れてる- チアーヌ自由詩804-12-14
恋人になりたい?- チアーヌ自由詩10*04-12-7

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